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紙本墨書一心寺一行一筆結縁経 1巻 附1巻

2019年1月9日

ページ番号:117708

紙本墨書一心寺一行一筆結縁経

しほんぼくしょ いっしんじいちぎょういっぴつけちえんきょう

分野/部門

有形文化財/美術工芸品[書跡]

所有者

宗教法人 一心寺(いっしんじ)

所在地

大阪市天王寺区逢阪2

紹介

法量 : 24.8×290.0cm
紙本墨書一心寺一行一筆結縁経の写真

 平安時代末期から鎌倉時代初期、文治5年(1189)頃に、般若心経と仏説阿弥陀経を南都の僧侶が一行ずつ記した結縁経である。結縁者の中には東大寺重源、光明山明遍、比叡山慈円、仏子源空も含まれ、浄土教信仰を媒介にした南都と天台の勧進聖組織の連携をうかがわせる貴重な史料である。
 この結縁経は存牟本誉が住持の代の慶長6年(1601)に、徳川氏から一心寺に寄進されたもので、巻末に慶長6年の存牟による奥付がある。
 浄土教信仰の象徴的な聖教が一心寺に納められたことは、近世初頭の一心寺が浄土教の聖地として認識されていたことを示すもので、縁起史料としても興味深い。

 18世紀前半に一心寺住持高誉が附した由緒書「諸宗硯徳寄合画阿弥陀経縁起」1巻を附する。

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