祐貞寺真宗関係史料 一括(8点)
2019年1月9日
ページ番号:117718
祐貞寺真宗関係史料
ゆうていじしんしゅうかんけいしりょう
絹本著色蓮如画像1幅、紙本墨書六字名号1幅、紙本墨書御文(御文章)1巻、紙本墨書蓮如弘法行状記断簡1幅、什物之記・口授相伝之記1巻、石州浄泉寺実成坊仰誓書状1巻、蓮如上人御絵伝来之由緒1枚、袱紗1枚
分野/部門
所有者
所在地
紹介
南加賀屋新田の加賀屋新田会所にあった本願寺派の庵室に、京都六条の油小路菱屋宗兵衛から嘉永6年(1853)に寄進された史料である。明治のはじめに庵室が廃絶し、現在は宝暦5年(1755)創建の祐貞寺に伝来している。
中でも蓮如画像は文明元年の蓮如裏書を同伴する。面相は通規の蓮如画像とは大きく異なり、痩身で若々しい風貌である。同伴する縁起によれば、和州道誓に長禄元年(1457)に下付されたもので、文明元年(1469)に再度蓮如が裏書を加えたという。風貌からすると長禄頃の蓮如像にふさわしい。
この他に蓮如筆と伝える草書体墨書の六字名号や実如筆の5通の御文章などを含む。
室町期の真宗関係史料としても類例をみないものであるだけでなく、加賀屋新田の開発と京都の油商人の関連を示す史料としても興味深い。

絹本著色蓮如画像

紙本墨書六字名号
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