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四天王寺ちょんな始め式

2019年1月9日

ページ番号:117791

四天王寺ちょんな始め式

してんのうじちょんなはじめしき

分野

無形民俗文化財

保持者

株式会社 金剛組

所在地

大阪市天王寺区四天王寺

紹介

四天王寺ちょんな始め式の写真

 四天王寺金堂で毎年1月11日に行われる祭儀で、四天王寺創建の際に聖徳太子から大工職を与えられたと伝える金剛家、現在の株式会社金剛組に伝来する大工職の仕事始めの儀式である。
 金堂で行われるが、祭儀は金剛家から聖徳太子に対して行われるもので、鯛の神饌や祝詞を伴い、神仏習合の趣きが強いものである。
 全国的にはいくつかの事例が知られるが、金剛家の儀式は、全国の大工職の総領である皇太子番匠として行うものとして位置づけられ、近世には金剛家が旅中に祭儀の方式を伝播することもあった。
 史料上は貞享2年(1685)の『四天王寺年中法事記』の記事が最も古く、『摂津名所図会』や『摂津名所図会大成』にも祭儀を描いた挿図があり、江戸時代の祭儀の形態とあまり変容していないことがうかがえる。

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