住吉大社神宮寺関係史料 一括(8点)
2022年9月21日
ページ番号:570838
住吉大社神宮寺関係史料
すみよしたいしゃじんぐうじかんけいしりょう
分野/部門
有形民俗文化財
所有者
宗教法人 地蔵寺(じぞうじ)
所在地
大阪市住吉区墨江1
紹介
住吉大社の神宮寺は、境内に寺地のあった新羅寺(しんらじ)や津守氏の氏寺ともされる津守寺(つもりでら)など複数存在した。現存する神宮寺の史料は数少ないが、地蔵寺には、版木(はんぎ)を中心とした神宮寺関係史料が伝来している。神仏分離後、新羅寺と津守寺は廃寺となったが、その什物(じゅうもつ)の一部が、地蔵寺が同じ天台宗の寺院だったこともあってか、流入したのではないかと考えられる。版木は、新羅寺の信仰の中核となっていた五大力菩薩(ごだいりきぼさつ)に関連する3枚で、この他に、五大力菩薩の彫像・神体・標石、津守寺の版木も伝来している。失われた神宮寺の信仰に関係する希少な史料である。
用語解説
版木(はんぎ) 木版印刷で用いる、文字や絵などを彫りつけた木。
什物(じゅうもつ) 仏教教団が所有している種々の器具。
五大力菩薩(ごだいりきぼさつ) 密教で信仰される、仏法を護持する王を守る忿怒形の菩薩。
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