「大阪の歴史再発見」「圓光寺木造阿弥陀如来立像」非公開文化財の特別公開
2025年8月15日
ページ番号:655731

「大阪の歴史再発見」 非公開文化財の特別公開
大阪市教育委員会では、大阪市内に所在するさまざまな文化財について、みなさまにより理解を深めていただくために、「大阪の歴史再発見」と題した、文化財に関連する見学会・講演会などを実施しています。今回みなさまにご案内させていただくのは、通常は公開されていない文化財を、期間を限定して特別に公開を実施するものです。

特別公開 「圓光寺:木造阿弥陀如来立像」 の開催について
大阪市域は、真宗と関連が深い土地柄であり、室町時代に大坂(石山)本願寺が建立された際に、その周囲に営まれ町が、現在の市域中心部の町割りのもととなったといわれています。
真宗の寺院で、阿弥陀如来の木像を本尊とすることが一般的になったのは、江戸時代以降のことであり、まつられる木像の制作年代は、江戸時代以降であることが大半です。一方で、寺格が高いなど、特別な寺院では、中世に制作がさかのぼる像を、本尊とすることもありました。市域には、そのような事例が相応にみられ、いくつかの真宗の寺院に、特色の豊かな中世の阿弥陀像が伝来しています。
天王寺区玉造本町に寺地を構える圓光寺(えんこうじ)も、そのような寺院のひとつです。以前は、大坂市中の船場に寺地を構えていた、市域有数の真宗寺院で、現在地には1968年に移転しました。本願寺8世門主の蓮如自身が記した裏書を伴う寿像の画像をはじめ、室町時代にさかのぼる真宗関係史料を数多く伝えています。
本尊の阿弥陀像は、真宗寺院の本尊像としては、とても大きく、像高約1メートルの立像です。幅広の面部は、目尻が上がる表情に特色があり、室町時代の制作とみられます。市域に伝来する優れた中世彫刻のひとつで、大阪市指定文化財となっています。
この像は、通常非公開であり、今回、特別に公開いただけることになりました。このような公開は、はじめての機会となります。

主な公開予定の文化財
【木造阿弥陀如来立像】

特別公開の会場・期間について

【公開会場】
天王寺区玉造本町13-5 宗教法人圓光寺
JR環状線 玉造駅から 南西に徒歩10分
大阪メトロ鶴見緑地線 玉造駅 2番出口から 南に徒歩10分
※会場の関係上、スロープ等はなく、堂内へは階段等による昇降となります。

【公開期間】
2025年9月6日(土曜日) ~ 9月7日(日曜日)

【開場時間】
午後1時~ 午後4時(入場は午後3時30分まで)
事前の申し込み等は不要です。
ただし、会場の広さの関係から、観覧者の人数によって、入場をお待ちいただく場合がございます。

【観覧料】
資料代1 0 0 円 ※ 学生は無料(大学生・専門学校生含む)

【主催】
大阪市教育委員会・大阪密教美術保存会・真宗関係史料保存会

【共催】
朝日新聞社

【問い合わせ先】
非公開文化財の特別公開 圓光寺阿弥陀如来立像 案内ちらし
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このページの作成者・問合せ先
大阪市教育委員会事務局総務部文化財保護課
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)
電話: 06-6208-9169 ファックス: 06-6201-5759