中央区久太郎町1丁目における埋蔵文化財発掘調査
2025年9月1日
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大坂城下町跡(中央区久太郎町1丁目)埋蔵文化財発掘調査

調査地
調査地は、大坂城の築城に伴って造営され、屋敷地などが立ち並んでいた、大坂城下町跡という埋蔵文化財包蔵地の範囲にあたります。建築工事の計画に伴い、埋蔵文化財の発掘調査を実施しました。

現場調査期間・調査面積
令和6年2月1日~6月6日・650㎡

調査した団体
大阪市教育委員会・公益財団法人大阪府文化財センター

調査の概要
調査地の周辺では、豊臣時代から江戸時代前期の遺構・遺物が、多数検出されています。この調査でも、豊臣時代後期から、大坂の陣を経て、江戸時代に至る、町屋の建物を中心とした遺構などを検出しました。調査地は東西に長い、広い敷地ですが、江戸時代以前には高低差があり、高い場所には建物があり、低い場所には井戸やごみ捨て穴などがあるなど、土地を使い分けて利用していたことがわかりました。また、豊臣大坂城の城下町の、町屋の区画を踏襲しつつ、頻繁に造成を繰り返しながら、徳川大坂城の城下町として発展していった様子をうかがうことができます。古墳時代の土器など、豊臣時代より古い時代の遺物も出土しました。

調査報告書
この調査については、すでに報告書が刊行されています。書名は、公益財団法人大阪府文化財センター『公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書 第336集 大坂城下町跡 (仮称)エクイニクス・ジャパンOS6計画に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書』(大阪市教育委員会・公益財団法人大阪府文化財センター 2024年12月刊行)になります。詳細は、大阪市立図書館・大阪府立図書館などで、そちらをご参照ください。
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このページの作成者・問合せ先
大阪市 教育委員会事務局総務部文化財保護課
住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)
電話:06-6208-9166
ファックス:06-6201-5759