中央区上町1丁目における埋蔵文化財発掘調査
2025年9月1日
ページ番号:658268

難波宮跡・大坂城跡(中央区上町1丁目)埋蔵文化財発掘調査

調査地
調査地は、古代の宮殿跡である難波宮跡と、豊臣秀吉が造営した大坂城内にあたる大坂城跡という、ふたつの埋蔵文化財包蔵地の範囲にあたります。建築工事の計画に伴い、埋蔵文化財の発掘調査を実施しました。

現場調査期間・調査面積
令和6年12月2日~令和7年1月31日・262㎡

調査した団体
大阪市教育委員会・公益財団法人大阪府文化財センター

調査の概要
調査地は、難波宮跡の国指定史跡となっている範囲のすぐ南側で、前期難波宮跡の回廊があった位置にあたります。回廊の遺構である柱穴は、調査地の周辺でも確認されており、それらの柱穴は、発掘調査ののち、現状保存がはかられています。この調査でも、調査地の北側で、回廊の柱穴が残っていることを確認することができました。調査の終了後は、事業者様のご協力をいただきまして、遺構を敷地内で現状保存しています。なお、この遺構は、敷地の地下に保存しているため、ご覧いただくことはできません。

調査報告書
この調査については、すでに報告書が刊行されています。書名は、公益財団法人大阪府文化財センター『公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書第342集 難波宮址の研究24 (仮称)難波宮跡公園GM計画に伴う難波宮跡・大坂城跡発掘調査報告書』(大阪市教育委員会・公益財団法人大阪府文化財センター 2025年6月刊行)になります。詳細は、大阪市立図書館・大阪府立図書館などで、そちらをご参照ください。
探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先
大阪市 教育委員会事務局総務部文化財保護課
住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)
電話:06-6208-9166
ファックス:06-6201-5759