「大阪の歴史再発見」 非公開文化財の特別公開 「弁才天の諸相 - 市域伝来の女神像から‐」 の開催について
2025年9月1日
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特別公開 「弁才天の諸相‐市域伝来の女神像から‐」 の開催について

『大阪の歴史再発見』 非公開文化財の特別公開
大阪市教育委員会では、大阪市内に所在するさまざまな文化財について、みなさまにより理解を深めていただくために、「大阪の歴史再発見」と題した、文化財に関連する見学会・講演会などを実施しています。今回みなさまにご案内させていただくのは、通常は公開されていない文化財の、期間を限定した特別公開です。

特別公開 「弁才天の諸相‐市域伝来の女神像から‐」 の開催について
大阪市域は、神道と仏教が相互に影響を与えながら、複雑かつ多様に変化していくという、神仏習合の影響が色濃くみられる土地柄です。そのような由緒をふまえてか、神仏習合と関連する文化財が、市域にたくさん伝来していることが、近年の調査などから、明らかになってきました。
弁才天は、もとはインドのヒンドゥー教由来で、仏教の中にも取り入れられ、戦闘や芸術を司る女神として信仰されました。仏教とともに日本に伝わると、神仏習合の影響を強く受けながら、水神や財福神としても、広く信仰を集め、日本の女神の代表的な存在となっています。
大阪は「水の都」とも称されますが、水神でもある弁才天の信仰ともかかわりが深く、その彫像が、市域にいくつか伝来しています。その中には、制作が中世にさかのぼる像や、像容に特色がある像なども含まれており、神仏習合と深くかかわる市域の信仰を考えるうえで、貴重な文化財となっています。
今回、これらの弁才天像に焦点をあてて、特別に一般に公開することとなりました。所有者の方々のご理解とご協力をいただき、期間を限定した、ミニ展示方式による公開を予定しています。公開予定の像は、いずれも通常は非公開の文化財であり、今回が初めての機会となる像も含まれています。
ミニ展示の会場として、格別のご配慮をいただきまして、昭和25年(1950)に再建された歴史的建造物で、国登録文化財となっている、山本能楽堂の能舞台をお借りします。能舞台上で、文化財である彫像を公開するという試みになります。

主な公開予定の文化財
公開予定の文化財は次の通りです。事情により変更の可能性もあります。
木造弁才天坐像(三津寺所蔵)
木造弁才天坐像(見性寺所蔵)
木造天川弁才天像(正圓寺所蔵)ほか

特別公開の会場・期間について

【公開会場】

【公開期間】

【開場時間】
事前の申し込み等は不要です。
ただし、観覧者の人数によって、入場をお待ちいただく場合がございます。
大阪市教育委員会学芸員による解説を予定しています。

【観覧料】
資料代 1 0 0 円
学生は無料(大学生・専門学校生含む)

【主催・共催】
【主催】 大阪市教育委員会・大阪密教美術保存会
【共催】 朝日新聞社

【問い合わせ先】
特別公開「弁才天の諸相-市域伝来の女神像から―」ちらし
特別公開「弁才天の諸相-市域伝来の女神像から―」ちらし(PDF形式, 1.36MB)
特別公開「弁才天の諸相-市域伝来の女神像から―」ちらし
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大阪市教育委員会事務局総務部文化財保護課
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)
電話: 06-6208-9168 ファックス: 06-6201-5759