「大阪の歴史再発見」 非公開文化財の特別公開 「続・弁才天の諸相 - 市域伝来の女神像から‐」 の開催について
2025年11月25日
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特別公開 「続・弁才天の諸相‐市域伝来の女神像から‐」 の開催について
『大阪の歴史再発見』 非公開文化財の特別公開
大阪市教育委員会では、大阪市内に所在するさまざまな文化財について、みなさまにより理解を深めていただくために、「大阪の歴史再発見」と題した、文化財に関連する見学会・講演会などを実施しています。今回みなさまにご案内させていただくのは、通常は公開されていない文化財の、期間を限定した特別公開です。
特別公開 「続・弁才天の諸相‐市域伝来の女神像から‐」 の開催について
大阪市域は、神道と仏教が相互に影響を与えながら、複雑かつ多様に変化していくという、神仏習合の影響が色濃くみられる土地柄です。そのような由緒をふまえてか、神仏習合と関連する文化財が、市域にたくさん伝来していることが、近年の調査などから、明らかになってきました。
弁才天は、もとはインドのヒンドゥー教由来で、仏教の中にも取り入れられ、戦闘や芸術を司る女神として信仰されました。仏教とともに日本に伝わると、神仏習合の影響を強く受けながら、水神や財福神としても、広く信仰を集め、日本の女神の代表的な存在となっています。
大阪は「水の都」とも称されますが、水神でもある弁才天の信仰ともかかわりが深く、その彫像が、市域にいくつか伝来しています。その中には、制作が中世にさかのぼる像や、像容に特色がある像なども含まれており、神仏習合と深くかかわる市域の信仰を考えるうえで、貴重な文化財となっています。
今回、所有者様のご協力をいただき、通常は非公開の弁才天像を、期間を限定して、ミニ展示方式で公開します。今年9月に実施した展示「弁才天の諸相」を補完する企画で、今回が初公開となる像の展示も予定しています。
ミニ展示の会場として、格別のご配慮をいただきまして、昭和25年(1950)に再建された歴史的建造物で、国登録文化財となっている、山本能楽堂の能舞台をお借りします。文化財の彫像を能舞台上で公開するという試みで、能舞台で弁才天像が邂逅する様子をご覧いただきます。
※能の公演などの、特別な演出はありません。
主な公開予定の文化財
公開予定の文化財は次の通りです。事情により変更の可能性もあります。
木造弁才天及十五童子像(荘厳浄土寺所蔵)
木造弁才天坐像(法案寺所蔵)
ほか
特別公開の会場・期間について
【公開会場】
【公開期間】
【開場時間】
※12日(金)・13日(土)は午後6時~午後8時(入場は7時半まで)も開場します。
事前の申し込み等は不要です。
ただし、観覧者の人数によって、入場をお待ちいただく場合がございます。
大阪市教育委員会学芸員による解説を予定しています。
【観覧料】
資料代 1 0 0 円
学生は無料(大学生・専門学校生含む)
【主催・共催】
【主催】 大阪市教育委員会・大阪密教美術保存会
【共催】 朝日新聞社
【問い合わせ先】
特別公開「弁才天の諸相-市域伝来の女神像から―」ちらし
CC(クリエイティブコモンズ)ライセンスにおけるCC-BY4.0
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このページの作成者・問合せ先
大阪市教育委員会事務局総務部文化財保護課
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)
電話: 06-6208-9168 ファックス: 06-6201-5759









