1．市民の声

　「市民の声」に対しては、市民への説明責任を果たし、市民ニーズを施策・事業に反映させるという職員一人ひとりの広聴マインド^✻を醸成するとともに、市民の市政への信頼を確保するため、平成18年3月に作成した「市民と市政をつなぐ広聴ガイドライン」により対応しています。

✻広聴マインド

　広聴マインドとは、市民と協働した市民本位の市政を実現するという心の働きをいい、この心の働きがあってはじめて、申出内容を的確に聴き取り、申出人の立場を斟酌し、なぜそのような申出をされるに至ったのかを理解し、事業の改善等につなげていくといったことが可能となります。そして、このプロセスを正確に機能させるためには、誠実に市民と向き合うことが欠かせないものです。

1　各所属から直接市民に対し迅速に回答すること

• 「市民の声」はその内容を所管する所属が適切に対応します。
• 「市民の声データベースシステム」を用いて処理します。
• 回答は所属長名で行います。
• 原則として、遅くとも受付日の翌日から起算して14日以内に回答又は供覧を行います。　
• 回答が遅れる場合は、中間回答を行います。

2　市民の声を施策や事業に反映すること

• 各所属は、寄せられた市民の声を集約し、各施策に応じて体系的に分析することにより、寄せられた市民の声の趣旨を踏まえ、各種施策の立案及び事務事業の運営方法の改善等に最大限に活用・反映します。

3　市民の声を広く市民と情報共有すること（「市民の声の見える化」）

• 寄せられた市民の声の要旨とそれに対する回答を広く市民と情報共有することにより、市民への説明責任を果たし、本市の考え方について理解を深めていただくとともに、より高度な意見を喚起する効果を期待して、定期的に市のホームページ等に公表します。
• 「市民の声の見える化」の公表用データの登録はその内容を所管する所属が行います。

　市民から寄せられた市政に対する意見・要望・苦情等（以下「市民の声」）の過去5年度分の受付件数の推移は次のとおりです。

　令和6年度中に市民から寄せられた「市民の声」は1,524件で、前年度比452件減（22.9％）であり、「市民の声」は各部局との連絡調整を図りながら迅速で確実な処理に努めるほか、寄せられた「市民の声」の分析・検討を行い、多様な意見や貴重な提言として市政への反映に努めています。

　年代別内訳は次のとおりです。

　令和元年度中に寄せられた「市民の声」の内訳は表1～4のとおりです。

　「区の施策など」に関するものが280件ともっとも多く、続いて「福祉など」に関するものが218件、「人事・服務など」に関するものが176件となっています。
　また、受付件数に関して令和6年度から、令和5年10月の市民の声データベースの再構築に伴い、より実態に即した件数集計を行っています。

　「区の施策（区の施策）」に関する声が最も多く、続いて「人事（人材開発）」「その他（その他）」「その他福祉（生活困窮）」に関するものとなっています。

意見・提案……市政についての考え方を申し出たもの（新たな施策やサービスの提供または、既存の事務事業の廃止を申し出たもの。）
相談・問合せ…事務事業内容についての相談や問合せのあったもの
苦情……………事務事業の執行に対する不平・不満を申し出たもの
要望……………既存の事務事業について改善を申し出たもの
その他…………お礼など

　「意見・提案」が464件で最も多く、続いて「苦情」が367件、「相談・問合せ」が338件となっています。

　インターネットからの申し出が1,071件で、全体の70％を超えており、続いて電話206件、来訪166件となっています。

　回答が1,095件、供覧が583件となっており、全体の65.3％の案件に対して、回答を行っています。

区民アンケートに関する声などが寄せられています。

　生活保護や介護保険料に関する声などが寄せられています。

　職員の接遇や採用に関する声などが寄せられています。

　区役所窓口での説明や自転車のマナーに関する声などが寄せられています。

　喫煙所の増設や路上喫煙の取り締まりの強化、ごみ収集の方法に関する声などが寄せられています。

　教職員の対応や学校体育施設開放事業、いじめ対策に関する声などが寄せられています。

　保育所の入所や大阪市習い事・塾代助成事業に関する声などが寄せられています。

　市営住宅の管理に関する声が寄せられています。

　「市民の声」制度や広報紙、ふるさと納税に関する声などが寄せられています。

　公園の管理に関する声などが寄せられています。

　放置自転車や広告宣伝車に関する声などが寄せられています。

　区民アンケートに関する声などが寄せられています。

　大阪マラソンに係る交通規制や特区民泊に関する声などが寄せられています。

　がん検診や新型コロナワクチンに関する声などが寄せられています。

　空き家対策や都市景観に関する声などが寄せられています。

　情報公開制度や公益通報制度に関する声などが寄せられています。

　期日前投票や投票率の向上に関する声などが寄せられています。

　税額の計算や納税相談に関する声などが寄せられています。

　鯨死骸海上運搬処理業務委託契約に係る不適切な事務に関する声などが寄せられています。

　Jアラートの防災無線や避難所の運営に関する声などが寄せられています。

　鯨死骸海上運搬処理業務委託の契約に関する声などが寄せられています。

　感染防止衣や対応に関する声などが寄せられています。

　生成AIやマイナンバーカードに関する声などが寄せられています。

　水道料金の引き下げや水道工事に関する声などが寄せられています。

　大阪ヘルスケアパビリオンや万博来場サポートデスクに関する声などが寄せられています。

　副首都ビジョンに関する声などが寄せられています。

　金融特区に関する声などが寄せられています。

　市会の傍聴に関する声などが寄せられています。

　大阪IRに関する声などが寄せられています。

　予算編成に関する声などが寄せられています。

　その他、特定の所管ではなく幅広い所管に共通する声、本市所管ではないものの、今後大阪市として検討する必要があり、市民の声としたものなどです。

　本市では、市政運営の透明性を確保し、市民の市政参加を促進することにより、市民本位の開かれた市政を実現するため、「オープン市役所」の取組みのひとつとして、平成24年10月1日受付分の「市民の声」から、お寄せいただいたご意見等の要旨と本市の考え方をホームページで原則全件（公表を希望されない場合などを除く）公表する「市民の声の見える化」を実施しています。

※令和6年6月末時点データを集計しています。
※公表用分類別に実際に公表を行った件数を計上していますので、(3)小分類別件数とは数値が異なります。

本市では、令和2年4月1日から、道路や公園等の不具合箇所・画像送信フォーム（以下「おしえ太郎」という。）の運用を開始しました。「おしえ太郎」は、市が管理する道路や公園等の不具合を発見した市民から、スマートフォン等のカメラ機能とGPS機能を利用し、画像と位置情報で不具合状況を教えていただく仕組みです。

「おしえ太郎」発見から対応までの流れ

受付日から1か月以内に、所管所属で対応状況を入力することとしています。

• 処理完了　対応済（応急処置含む）
• 経過観察　緊急を要しないと判断し、経過観察中
• 対処予定　概ね一年以内に対処予定
• 対処しない　対処しないことが決まっている
• 確認不可　現地調査したが、確認できなかった
• 移ちょう　他の官公庁所管のもので、伝達済み
• 送付先のないもの　官公庁以外が所管するもの