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令和5年11月16日 大阪市長会見全文

2024年1月22日

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司会

それでは、市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いします。

 

なにわの新春を彩る「令和6年大阪市消防出初式」の開催について

なにわの新春を彩る「令和6年大阪市消防出初式」の開催について

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市長

はい。まず私からは、なにわの新春を彩ります「令和6年大阪市消防出初式」の開催についてでございます。令和6年1月6日に、アジア太平洋トレードセンターオズ岸壁周辺におきまして、さらなる防火・防災意識の高揚を図ることを目的といたしまして、「令和6年大阪市消防出初式」を開催いたします。「大阪市消防出初式」は、昭和24年に初めて開催して以来、なにわの新春を彩る恒例行事として親しまれ、今回で74回目を迎えます。当日は、大阪市消防局の消防力を結集し、強い使命感にあふれる消防隊員をはじめ、洗練された消防技術など、消防の姿を市民の皆様にご覧いただきます。消防車両・消防艇など、機械部隊の分列行進をはじめ、消防職員による徒歩行進や陸・海・空が一体となった火災・救助総合訓練などを実施し、フィナーレには、消防車と消防艇による色鮮やかな一斉放水を行います。なお、当日会場にお越しになれない方にも、「大阪市消防局公式YouTube」におきましてライブ配信も行いますので、ぜひご覧いただきたいと思います。また、式典終了後には、市民の皆様に消防や防災を身近なものとして感じていただけるよう、「市民と消防ふれあいコーナー」を開催しまして、起震車による地震体験や消火器によります放水体験ができるほか、様々な。水消火器ですね。水消火器による放水体験ができるほか、様々な消防車両を展示いたします。お子様から大人まで楽しく学ぶことができる内容となっております。また、今回は土曜日の開催となりますので、ぜひ、多くの方にご参加いただきまして、防火や防災に対する意識をさらに高めていただきたいと思います。最後になりますが、これから冬にかけて、空気が乾燥し、火災が発生しやすい季節を迎えます。暖房器具などを使うことが多くなるため、火気の取扱いには十分注意が必要です。外出時や就寝時には、電気ストーブなどの暖房器具の電源が切れていることを必ずご確認いただきたいと思います。私からは以上です。

 

司会

それでは、質問をお受けします。必ずマイクを通しまして、社名、氏名をお名乗りのうえ、質問をお願いします。質問につきましては、市政関連のみでお願いします。では、幹事社の朝日放送テレビさん、お願いします。

 

朝日放送テレビ 尾崎記者

ABCテレビの尾崎です。よろしくお願いします。

 

市長

お願いします。

 

朝日放送テレビ 尾崎記者

今回はYouTubeとか、あと、土曜開催とか、幅広くいろんな方にご覧いただける工夫があると思うんですけども、このイベントを通して市民の方に、具体的にどんな意識を改めて持ってほしいとご希望でしょうか。

 

市長

はい。ありがとうございます。出初式の式典におきましてはですね、ぜひ大阪市の消防力、揺るぎない消防力とですね、強い使命感あふれる消防隊員の姿をまずご覧いただいてですね、この機会に市民の皆様に火災の予防や災害への備えに対する意識を高めていただきたいと思います。また、先程も申し上げましたが、「市民と消防ふれあいコーナー」におきましての地震の体験、これも、僕も先日、区民まつりで乗りましたけど、1回体験してみると、何となくイメージが湧きますね。立ってられないっていうのを体験することができますので、ぜひこの地震体験やですね、放水体験なども通して、防火・防災の意識を感じていただきたいと思います。

 

朝日放送テレビ 尾崎記者

ありがとうございます。もう1つだけ、ちょっと重複するかもしれませんが、この出初式はもう毎年恒例の行事ではあるんですけども、今年の特にテーマとかですね、ここを見てほしいという目玉はありますでしょうか。

 

市長

特にテーマといったものではないんですが、ただ、出初式当日はですね、消防職員や関係者を含めまして、約1,300名、そして、消防車両が51台、消防艇が5隻、消防ヘリコプターが4機に加えまして、警察車両や自衛隊車両も参加して消防力を結集することになります。出初式ならではの陸・海・空が一体となった火災と救助の総合訓練や色鮮やかな一斉放水をご覧いただきたいと思います。

 

司会

次の質問をお受けします。ほかにございますでしょうか。読売新聞さん。

 

読売新聞 猪原記者

読売新聞の猪原と申します。ちょっと昨日IPMが終わりまして、ちょっと重ねてになりますけれども、2日間、日程を終えてですね、各国が集まっていろいろ話をしたと思うんですけども、終わったあとの受け止めっていうのをちょっといただけますでしょうか。

 

市長

はい。IPM、私、特別委員会終了後、セレモニーの方に向かわさせていただきまして、皆様へのご挨拶とですね、会場内でいろんな国の方々と意見交換させていただきました。ご挨拶させていただいたいずれの方も、非常に前向きに取り組んでいただくことをですね、表明いただいておりましたし、いろいろと皆様も、多分メディアの皆様にも向けてメッセージを発せられていると思いますが、2025年4月に間に合うように全力でやりたいと、サポートも引き続きお願いしますというお言葉もいただきました。改めて、本当に多くの国の政府代表者や総領事の皆さん、この万博に関わってる多くの方が結集してですね、思いを1つにすることができた非常に重要な機会になったかと思います。いろいろ課題も指摘はされておりますが、しっかりそれをこなしながら、万全の状態で迎えられるように、開催自治体として進めていきたいと思います。

 

読売新聞 猪原記者

昨日は大阪府市のワンストップショップっていうのも設けられたかと思うんですけども、そこで聞かれた相談だとかですね、要望を踏まえて、改めて市としてですね、どういうふうにサポートしていきたいか教えていただけますでしょうか。

 

市長

そうですね。協会内のワンストップショップですよね。やっぱり手続、いろんな、僕は相談のチャンネルっていうのはいくつもあるべきやと思っております。これは別に万博に限らず何でも、いじめでも虐待でも、いろんな相談の窓口っていうのは広くあるべきだと思うんですけど、相談して終わりではいけないので、しっかりつながっておくことが重要だと思います。そういう趣旨から、ワンストップセンターで、しっかり関係者そろって対応していくという趣旨ですし、どんな課題が上がってくるか、各国によってそれぞれ課題はあると思いますが、課題によって、関係機関、適切に対応してですね、できるだけスムーズに、開催国がストレスなく開催できるように努めていきたいと思います。

 

読売新聞 猪原記者

ちょっと関連してですけれども、いろいろ問題があってという話もありましたが、建設遅れというのが結構前から指摘されてたかと思うんですけども、市長自身はですね、タイプAの仮設建築物許可がですね、まだゼロ件だっていうことを知ったというか、そういう報告を受けて、ちょっと何か対策をしないといけないんじゃないっていうような報告を受けた時期っていうのを覚えてらっしゃいますでしょうか。

 

市長

一番最初に。いや、それ、従前どおり、ご報告してたとおりですし、僕は、知事もお答えしてるとおり、就任してすぐに、できるだけスムーズに海外パビリオンが、建設が進むようにっていうのは、国、関係機関含めて、ご挨拶の中でも申し上げていますので、そこは事務的にもしっかりフォローするように、随時指示はしております。

 

読売新聞 猪原記者

つまり、就任当初からちょっとそういった危機感というかですね、そういったものは市長ご自身もお持ちであったということですかね。

 

市長

そうですね。一定の課題があるというのは、一定報告は受けておりましたので。

 

読売新聞 猪原記者

ありがとうございます。

 

司会

次の質問をお受けします。毎日放送さん。

 

毎日放送 清水記者

毎日放送の清水と申します。よろしくお願いいたします。大阪府の方で先程発表があったみたいなんですけども、来週の阪神・オリックス優勝記念パレードに関して、クラウドファンディングの寄附状況っていうのが発表されまして、現時点で支援者1万人余り、支援総額がおよそ8,200万円ということで、先程大阪府の方で発表があったそうです。ただ、まず、この数値に関して、市長の受け止めを教えていただけますか。

 

市長

はい。1万人を超える方がですね、パレードに際して、両チームのリーグ優勝と、そして、日本シリーズの激闘に際してですね、たくさんのこのご寄附、ご協力をいただいたということには本当に感謝を申し上げます。まだ開催日程ありますから、ぜひ引き続きご検討いただきたいと思います。

 

毎日放送 清水記者

一応目標の数値っていうのは5億円というふうなことなんですけども、一応念のための確認ですが、この5億円っていうのは、企業の協賛金とかも全部含めた形の5億円という理解でよかったでしょうか。

 

市長

開催の事業費は、このクラウドファンディングと、企業や関係者皆様の協賛という形で成り立っております。

 

毎日放送 清水記者

つまり、その5億円というものの中には、企業からの協賛金も含まれるし、クラウドファンディングからの寄附金も含まれるということでよいですよね。

 

市長

間違いないです。

 

毎日放送 清水記者

であれば、この8,200万円という数字に関してなんですけども、これは、パレードまで1週間、もう本当にちょうど1週間というふうなところですけども、この5億円というのは、果たして金額としては達成できるのでしょうか。

 

市長

はい。今回、あれですね、神戸と大阪で、2か所で開催になりますから、非常に警備の問題であったりですね、そういったことから、開催の事業費の見込みが5億円というふうになってます。そういった中で、企業の協賛、企業の皆様のお力添え、協賛という形と、併せて、せっかくこういう機会ですし、逆に応援したいと仰っていただいてるファンの皆様もいらっしゃいまして、クラウドファンディングという形で事業費を集めている状況です。状況に関してはまた詳細の金額、今日時点の何千何百何円までは聞いてはいませんが、しっかり事務局側と確認しながら進めていきたいと思います。開催は、滞りなく開催できるように努めていきたいと思います。

 

毎日放送 清水記者

私がお伺いしたのは、5億円という数字は達成できるのかどうかという点なんですけども、この辺りはどういうふうに考えておられますか。

 

市長

僕が、どーんと寄附できたら、そら一番早いんですけど、達成できると信じてます。

 

毎日放送 清水記者

これ、もし5億円に満たなかった場合っていうのは、それでも開催はするというふうに決まっているわけで、その運営費っていうのはどこから支出するんでしょうか。

 

市長

達成状況と、規模等もありますし、それはもちろん随時協議していくことになると思いますが、今時点の、重ねてになりますが、判断として、滞りなく開催できるように考えておりますし、その方向で進めていきたいと思います。

 

毎日放送 清水記者

滞りなく開催できるというのは、例えば企業の協賛の方のめどはもうついているという理解でいいですか。

 

市長

詳細、ちょっと今日時点で何円っていうのはちょっとお伝え、まだかなわないんですけど、繰返しになるんですけど、当日は滞りなく開催できると考えておりますので。とはいえ、引き続きですね、寄附や協賛も募っておりますから、ご協力いただけたらと思ってます。

 

毎日放送 清水記者

はい。ありがとうございます。

 

司会

次の質問をお受けします。読売テレビさん。

 

読売テレビ 岡村記者

読売テレビの岡村と申します。直近のニュースで、東京都内の方で、グミを食べられた方がちょっと搬送されるという事例が起きてまして、その製造販売されてる業者が大阪市内の業者というところで、部局への聞き取りもさせていただいて、大阪市の健康局の方でも立入調査を入ったっていう話を聞いておるんですが、市長の耳に今届いてる情報も含めまして、ちょっと事実関係教えていただけますでしょうか。

 

市長

東京のお祭りでグミを食べられて、めまい等の症状が出たと。そのグミの製造元が大阪市内の法人であった。そこには11月に、10日ですかね、大阪市の保健所が施設の調査に入って、原材料として、カンナビノイド、HHCHというんですかね、いわゆる指定薬物として、違法ではない成分のカンナビノイドというのが使用されてることを確認したという状況です。

 

読売テレビ 岡村記者

ありがとうございます。市の健康局として入ったのは、東京都を含めた東京の方からの要請があって立入りに入ったのか、その辺り、経緯もあればちょっと教えていただけますか。

 

市長

市が調査に入ったという報告は受けていますが、調査に入った経過までは、局の方に確認いただけたらと思います。

 

読売テレビ 岡村記者

ありがとうございます。今のところ、聞き取りでは、市の調査では、そういう違法性っていうか、食品衛生上の問題はなかったというとこなんですけど、今ちょっとニュースとしては、ほかにも搬送事例があるっていうちょっとニュースも出てきてまして、市長としての受け止めをちょっと教えていただけますでしょうか。

 

市長

はい。今仰られたようにですね、これ、正に食品衛生上はですね、指定薬物には指定されていないんですね。ただですね、めまい等の症状が出されたということは、もし健康上危険なものであるのであれば、それは早急に法令等で規制する必要があると思ってます。ともあれ、これ、大阪市だけでは対応はできないので、国や府、関係部署に協力をしっかりしながら進めていきたいと思います。

 

読売テレビ 岡村記者

ありがとうございます。

 

司会

次の質問をお受けします。横田さん。

 

フリーライター 横田記者

フリーの記者の横田一ですけども、万博関連でですね、評判が悪い、無駄、止めるべきだと言われてる350億円大屋根リングについてなんですが、これ、今止めるとしたらですね、いくらぐらい予算削減可能なんでしょうか。日本の伝統的建造物ということなんですが、今造ってる分だけ完成させて、残りは商店街のアーケードにするとかですね、コストダウン可能だと思うんですが、今止めたらいくら削減できるか、額を教えていただきたいと思います。

 

市長

はい。今日、例えば今時点で止めてですね、どれぐらい、しかも、契約してる面もあるでしょうし、ご存じのとおり、もう施工して、かなり進んでる状況もあるので、今仰っていただいたとおり、よく350億円と言われるんですが、今これを取り止めて350億円が節減できるかというと、決してそうではないと思います。じゃ、今時点で止めて、いくら節減額と、例えば契約の法的なリスクもあるでしょうから、それがいくらになるのかというのは、ちょっと確認はできておりませんが、協会の方に、協会事務局の方に、それは、状況は確認していきたいと思います。

 

フリーライター 横田記者

全く、これだけ批判が出て、止めるべきだ、無駄だという声が出て、報道もされてるのに、現時点では全く検討してないんですか。数字は出してないんですか。

 

市長

っていうか、大屋根を変更するという方向にはもちろん今ありませんので。横田さんの思いは毎回聞いてるんですよ。大屋根に対して厳しいご意見があるっていうのも、これはもう重ねてになりますが、承知しております。今日も朝、知事もメディアの方に出て、大屋根の必要性も訴えておりますが、しゃべり出すと、これまたちょっと尺長くなってしまうんですけど、やっぱり万博の理念でして、今回循環型社会が1つにつながる、世界が今面してる課題っていうのを共有してですね、1つにつながっていくという大きなメッセージの理念を、シンボルでもありますので、これは引き続き進めていくというとこです。ただ、じゃ、値上がりに際して何もしないのかという話ではなくて、大屋根以外にもですね、効率化できるとこっていうのは、これは従前から進めているわけで、実際この間150億円を超えるですね、効率化っていうのを生み出してきてます。当然この思いはさらに加速してですね、施設の理念を保ちながら、効率化できるところはしっかりしていきたいと思います。

 

フリーライター 横田記者

設計変更でですね、大幅なコストダウンをやる考えはないのかと聞いてるんですが、吉村知事も同じ質問したらですね、要は日本の伝統的建造物で、それを世界に発信するんだという意義は仰ってたんですが、だったら、部分的に残して、ほかは簡略化しても十分発信は可能だと思うんですが、そういう設計変更を含めた大幅なコスト削減策は検討するお考えないということですか。

 

市長

別に大屋根の例えば素材で効率化できるものがあれば効率化していくとかですね、それは一切否定してるわけではありませんので。ただ、横田さん、もうご覧いただいたと思うんですけど、かなり出来上がってもおりまして、350億円、じゃ、あの大屋根を止めたら、直ちにそれがプラスになるかというと、なかなかそういう状況ではないというのは、これ、横田さんもご存じのとおりやと思います。ですので、効率化できるところを何も全く検討しないわけではなくて、工事全般を通して効率化、万博の趣旨、理念並びに大屋根の構造、安全性や耐震性、耐火性っていうのもあります。来場者の安全も守らないといけないので。今の現状と、それらの要素を全てかなえれるように、かつ、効率化できるようにっていうのは引き続き検討していきます。

 

フリーライター 横田記者

だから、半分ぐらい完成させてですね、残りはアーケードで簡略化するというような検討をするお考えはないんでしょうか。

 

市長

横田さんの画期的なアイデアとして、参考までに受けたまわっておきます。

 

フリーライター 横田記者

いや、僕だけじゃなくて、多くの国民が、縮小万博で、上振れを抑えてほしいと願ってるわけで、それに応えるお考えはないのかと。

 

市長

重ねてのお答えになるんですが、効率化を諦めたわけではなくて、大屋根も、素材やですね、その辺も含めて、来場者の安全性やですね、万博の趣旨を揺るがすことのないように、かつ、今の工事施工状況と契約状況を見ながら判断していかないと、大屋根を取り止めたから350億円浮きますという話ではないんですね。これはもう重ねてになりますが。もう一度申し上げますが、全体を通して効率化できる点に関しては、これからも状況を見ながらしっかりやっていきますし、現在も150億円の効率化は生み出されてますので、その考えのもと、引き続きやっていきたいと思います。横田さんが仰る、一定、大屋根を造って、そこから商店街。商店街。

 

フリーライター 横田記者

商店街のアーケードみたいに簡略化したデザインにすればですね、要は、例えば半分完成させて、半分はアーケードを簡略化して、ゼネコン、建設業者への違約金含めて、じゃ、どれぐらい費用削減になるのかと、そういう数字ぐらいは出した方がいいんじゃないんですか。橋下徹さんも同じようなこと仰ってると思いますが。

 

市長

繰返しになりますが、安全性や耐火性ですね、万博の理念、その辺がしっかりかなうように、工事全般、効率化できるところは、引き続き効率化できる検討、進めていきたいと思います。

 

フリーライター 横田記者

具体的数字、出すんですか。例えば半周だけ今の方式で、残りは別の簡略化した方式で、建設業者に対する違約金がこれぐらいで、350億円からいくら削減できるという数字は出すお考えないですか。

 

市長

大屋根の分ですか。それ、大屋根以外でもね、工事の施工状況というのは今後も随時確認していきますし、そこは今後も確認していきたいと思います。

 

フリーライター 横田記者

大屋根についてどうするかを聞いてるんですが。全周完成させるんじゃなくて、半分か、3割か、4割か分かりませんが、それぐらいの予定どおり完成させて、残りは簡略化するという場合の数字は出すお考え全くないんですか。

 

市長

もう繰返しの話になりますけど、大屋根っていうのは万博の理念に沿ったものですし、しっかりそれは従前どおり工事を進めていきたいと思います。仰るとおり、残りの半分簡素化して何ぼ浮くかとか、それを要は調べてほしいっていうことですよね。それ、もう横田さんの取材の範疇(はんちゅう)で、それもよかったら聞いてみてください、協会の方に。私……。

 

フリーライター 横田記者

協会で聞けば、そういう試算はやってるということですが。

 

市長

やってないと思いますけど。

 

フリーライター 横田記者

やらないんですか。やるように指示しないんですか。

 

市長

横田さんの、だから、思いは受け止めておきますので。何回も繰返しになるんですが、工事全般を通して、効率化できるところは今後も効率化しますし、部材やですね、素材で、例えば安全性保ちながら、耐火性、耐震性を保ちながら、例えば大屋根のデザインに沿ってできるんであればですね、それも含めて、工事全般において、今後とも工事の効率化っていうのは検討していきたいと思います。

 

フリーライター 横田記者

何か大幅なコスト削減、上振れをいかに抑えるかという姿勢に欠けるような印象を受けるんですが、別の質問で。

 

市長

どうぞ。

 

フリーライター 横田記者

最後にしますが、クラウドファンディングでですね、上振れ分を吸収するというお考えはないんでしょうか。横山市長をはじめ、吉村知事が、ボーナス返上、給与3割カットをしてですね、維新の全議員、首長に呼びかければ、かなりの額集まって、それと併せて、全国各地で万博の意義を訴えられる寄附活動をやれば、500億円ぐらい、目標達成可能なんじゃないかと思うんですが、そういうお考えはないんでしょうか。

 

市長

この間厳しいご意見があるっていうのは、これ、もちろんですね、承知しておりますし、しっかり認識したうえで、建設費の上振れの部分の説明、先般も、特別委員会でも、大変厳しいご意見もいろいろいただきましたし、この面では、まだ市民や議会の皆さんと議論は続いていくと思います。物価高の状況でですね、非常に多くの額の建設費の上振れになりますから、この点に対しては、市民の皆さんのご理解得れるように、並びに、万博のどんなものができんねんというのを、イメージがなかなかできない中でですね、建設費上振れや工期の遅ればっかりがやっぱりどうしても取り沙汰されてしまいますので、その中で、住民の皆さんからしたら、何も分からんもんに何でそんな金を払わなあかんねんと、当然おまえらが払えやとかですね、こういう思いが出てくるのは、これ、当然かと思います。厳しいお声があるというのは、これ、十分承知しております。一方で、万博の趣旨というのを僕らもしっかり訴えていかないといけないと思ってます。2025年、もういよいよ500日前も迫ってますから、いま一度ですね、そこで多くの国々が、さっきもありましたけど、IPMで、本当に多くの国々が、それも政府関係者がですね、たくさんのスタッフを連れてこの会議に来て、そして、パビリオンというのは各国の予算で投資していきます。各国はもう動き出してまして、それぞれの国で万博に向けた大きなプロジェクトが動き出してます。それは各国が予算を割いて、万博の日を非常に楽しみにしてますし、万博の前後を通して、各国もいかに投資すべきかというのを考えてます。万博の前後を通して、日本全体としてこのチャンスをどうつかんでいくかという大きな意義があると思います。この辺り、私自身の発信力が不足してるっていうのは、これはもうもちろん仰るとおりやと思いますので、ここはしっかり今後も趣旨を発信しながら、ご理解いただけるようにしていきたいと思います。

 

フリーライター 横田記者

そういう今仰ったことを全国各地で発信して、それに加えて、市長のボーナス、給与3割カットぐらいを、身を切ることを示せばですね、大分共感も支持も集められると思うんですが、身を切るお考えはないんですか。自分の給与カットでまず手本を示すというお考えないんでしょうか。

 

市長

お一人でも多くの方のご理解得れるように、これからもしっかり万博の説明も続けていきたいと思います。ちなみに、僕、今給料4割削減してまして、そこもよかったらお伝えいただいたら。

 

フリーライター 横田記者

それに加えて、万博関連で、維新の責任でこれだけ上振れしたんだということで、ボーナス全額返上プラスさらなる3割カットぐらいはやるお考えないんでしょうか。数字は別にして。

 

市長

そうですね。

 

フリーライター 横田記者

維新の関係者に呼びかけて、汚染水の関係では、各都道府県に、関係府県に寄附されましたが、同じことをやろうとはお考えにならないんでしょうか。

 

市長

もうこれ、多分前回の定例会見でも横田さんとこの話したと思うので、あれですけど、繰返しになるんですけど、万博の厳しいご意見があるのは、これはもう承知しておりますので、しっかりご理解得れるように、皆様に説明していきたいと思います。

 

フリーライター 横田記者

ありがとうございました。

 

司会

次の質問をお受けします。共同通信さん。

 

共同通信 鶴留記者

共同通信の鶴留と申します。万博に関連してなんですけれども、今日、海外の国として初めて、トルクメニスタンがパビリオンの土地の引渡しを受けました。もともと計画では、単独館、単独パビリオンについては、今年の4月以降の土地引渡しのスケジュールだったんですけれども、ちょっとこの海外館に関していえば、半年以上の遅れというところで、初めて引渡しが行われたことについての受け止めをお願いします。

 

市長

順次手続が進んでいってることはですね、これは非常に喜ばしく思いますし、いろいろ課題はあってですね、多少遅れが出てるっていうところはもちろんあるとは思うんですが、各国、課題がある中でも、非常に前向きに、2025年4月に絶対開催できるよというコメントもたくさんいただきました。多少当初の想定から遅れてくるっていうところは、これ、出てくると思いますし、ただ、順次こういった形で手続が進んでいるっていうのは非常に喜ばしく思います。あと、参加国の増減とかですね、いろんな情報が今後も出てくると思うんです。例えばパビリオンの変更とかですね、デザイン、仕様の変更とか、パビリオンが減るとか増えるとか、いろいろ出ると思うんですけど、その一個一個をどうこう評価するつもりはないので、万博全体で、今160か国が頑張ってやりますと表明していただいてますので、とにかく160か国の理念が2025年4月に共有できるように、粛々と手続進めていきたいと思います。

 

共同通信 鶴留記者

昨日の講演会の中で、たしかチェコのパビリオンについて、市の担当者とチェコでもやり取りを続けているというふうな話があったかと思うんですけれども、チェコは仮設建築物許可が一番最初に出たんですけれども、まだちょっと引渡しとかに至っていないんですけれども、これはどういう要因でまだ進んでいないのかというのは報告ありますでしょうか。

 

市長

具体的にこの部分のこの部材がちょっと認められないとか、その協議をしてるわけではないんです。チェコさんと話す中で、パビリオンのイメージが出てるじゃないですか。あれどおりにいけるのかどうか、多分今いろいろ手続の中で検討いただいてるところかと思います。今順次パビリオンのイメージは出てるんですが、ドバイの時の日本館もそうやと思うんですけど、なかなかイメージどおりに進まないっていうことは、これはあると思います、これからも。多少デザインが変わったりですね、素材が変わったりっていうことは、これはあると思いますので、それはもう致し方ない点もありますから。これ、何せ安全性もしっかり担保しないといけないので、デザイン性と安全性を担保したうえで、来場者の方が安心して楽しめるような手続で進めていきたいと思います。

 

司会

次の質問をお受けします。朝日放送テレビさん。

 

朝日放送テレビ 尾崎記者

すいません、朝日放送テレビです。先程ちらっと出ました優勝パレードのことなんですけども、市長の方は、当日もう滞りなく開催できると仰っていまして、詳細な数字はまだこれからと思うんですけども、今の時点で運営費分は、じゃあ、協賛も含めてですね、達成できてるという、何かそういう感触を得られてるんでしょうか。

 

市長

今時点で絶望的に足らないという、そういったご報告は少なくとも受けてはいませんので、多くの関係者の方やですね、クラウドファンディングもそうです。1万人を超える方がですね、8,000万人(正しくは、8,000万円)という大変高額なご寄附もいただいてるわけですから、大変ありがたいことやと思います。これからもまだ期間もありますから、ぜひ引き続きご検討いただいて、みんなでにぎやかにその日を迎えたいと思います。

 

朝日放送テレビ 尾崎記者

では、重ねてで恐縮ですが、まだ市長の手元への報告では、5億円届いたという話は来てないということですか。

 

市長

うん。詳細の金額の報告までは受けてませんので、それが今日5億円達しましたという、うんぬんの話は、今日時点ではしておりません。

 

司会

次の質問をお受けします。ほかにございますでしょうか。読売新聞さん。

 

読売新聞 猪原記者

読売新聞の猪原と申します。全然関係ない話で、ちょっと2時発表でですね、喫煙所の補助金申請の追加募集を開始しますっていうのが出てるんですが、前回、吉本興業さんでも新しい改修された喫煙所が、お披露目式があったかと思うんですけれども、今回の補助金申請の、好調なのかなと思うんですけれども、その辺りのちょっと受け止め、改めて伺ってよろしいでしょうか。

 

市長

はい。2025年1月の市内路上喫煙、全面禁煙に向けてですね、喫煙所の設置っていうのは進めてます。やっぱりこれ、簡単に、ぽんと置ける話ではないので、本当に民間の皆様との連携やですね、協力っていうのが、これ、欠かせないと思います。そういった中で、大阪市では補助制度っていうのを打ってですね、引き続き募集をしていくというところです。できるだけ、1社でも多くの方にですね、ぜひ関心をお寄せいただいて、吉本さんなんか、非常に成功事例というか、たくさんの方が集う場所にですね、ああやって開放型で置いていただくっていうのは本当に感謝です。それをやってくれるコソドさんかな、法人さんもありますし、ぜひ1社でも多くの方にご関心いただいて、喫煙所設置のご協力いただきたいと思います。

 

読売新聞 猪原記者

ありがとうございます。

 

司会

横田さん。

 

フリーライター 横田記者

フリーの記者の横田ですけども、万博関連でですね、タイプXについて、協会が先行発注したと、正式に決まってるところ以外よりも多めに発注したという記事を読んだんですが、これはタイプXへの移行がかなり遅れてる、交渉が遅れてるということなんでしょうか。これで先行発注すると、その分が無駄になるおそれがあると思うんですが、こういう事態について、協会副会長としてどうお考えになってるんでしょうか。

 

市長

はい。タイプXの先行発注も、いつやったかな、1週間、2週間前ぐらいに報道があったと思います。タイプA、B、C以外にも、新たな選択肢として、タイプXという形でご検討いただく協議は引き続きしているという認識です。各国の皆さんのご事情もあると思うので、そこはやっぱりタイプAでいくと、いや、Aやっぱりもう予算的にもきついからXでいくっていうのは、今も協議は進めていると思いますので、これからもその推移はしっかり見ていきたいと思います。もしタイプXが、要は余るというか、当初想定していたようにならないということでも、その分の素材は有効活用するという報告を受けてますから、いずれにせよ、大屋根の再利用でもそうですけど、今回の万博の理念、昨日もサウジアラビアはね、パビリオンを解体したあと、再利用することを設計したうえでデザインされてるものでした。今回やっぱり命が生まれ変わっていくというのも大きなテーマだと思います。そういう意味で、そこで終わらせず、次のものに再利用していくという理念でタイプXも対応していきたいと思います。

 

フリーライター 横田記者

建設業者、ゼネコン関係者の話によるとですね、簡易型、タイプXで一斉にパビリオンをやらないとですね、延期は必至だという声も聞いてるんですが、もう延期の可能性が徐々に高まってるという危機感はお持ちではないんでしょうか。

 

市長

いろんなお声を聞いてまして、それ、もう非常に厳しいっていうお声と、逆のお声も聞いてまして、各国によっては、対応できるよという業者さんが見つかりますよっていうお声も聞いてます。そういう業者さんもいますよっていうのも聞いてます。いろんなお声があると思います。ただ、先程の話も同様ですが、大変厳しいお声やですね、課題があるというのは、これ、認識してますので、しっかりその課題に向き合ってですね、できるだけスムーズに進めていくようにしたいと思います。2025年4月には万全の状態で迎えれるようしていきたいと思います。

 

フリーライター 横田記者

延期は絶対にあり得ないと、延期するとまた余計に費用が、人件費等かかると思うんですが、延期は絶対にしないというお考えでよろしいんでしょうか。

 

市長

少なくとも今延期は想定しておりません。

 

フリーライター 横田記者

ありがとうございます。

 

司会

次の質問をお受けします。ほかにございますでしょうか。よろしいですか。それでは、終了いたします。ありがとうございました。

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