「大阪市人権だよりKOKOROねっと」第36号 web版
2024年12月1日
ページ番号:424139
大阪市人権だより「KOKOROねっと」第36号
human
rights & diversity magazine
平成30(2018)年2月発行 Spring No.36
特別号 いじめはしない・させない
みんな大切な友だちだから!
たとえば、あなたのクラスや学校で「いじめ」はありませんか?
もし、「イヤだ」「やめてほしい」と思うことを言われたりされたら、それは“いじめ”です。
みんな「オンリーワンの大切な人」だから。安心して学校生活ができますように!

「ある日の休み時間の教室」

このクラスの様子を見て、どう思いますか?
教室の前に「みんなでつくろう思いやりの“輪”」と標語が貼ってある。
教壇の横で外国にルーツのある子と楽しそうに話している2人の子がいる。
黒板に書かれた字を悲しそうに消している子。
それを「ヒドいよね!」と言いながら、消すのを手伝っている子。
一番前の端の席で、机にキチンと座っている子。
その隣で本を読んでいる子。
その後ろの席の机の上においてあるノートや筆箱がグチャグチャにされ、イスもたおされ、鉛筆が2本落ちている。
クラスの子のノートを取りあげて前の机の上ではしゃぐ子。
ノートを取り上げられ、返してもらえず困っている子。
その様子を3人が、見て笑ったり、はやし立てたりしている。
後ろの席の子が前の席の子に紙くずを丸め、投げつけている。
紙くずを丸めて投げつけている子に注意している子。
後ろの方の席で1人悲しくつらそうな顔をしている子。
その子に「どうしたの?」と心配して声をかけている子。
教室の後ろで、「あの子さ~」とヒソヒソとうわさ話をしている子。
それを「え~っ」と興味津々で聞いている子。
教室の後ろには車いすに座る子と、仲良く話をしている子がいる。

あなたが気づいたことを書いてみましょう!
たとえば、その場のノリや自分がいじめられないよう、仲間と一緒にいじめに加わったり、いじめを見ても見ていないふりをしている人もいるかもしれません。このクラスの人たちを見て感じたことや思ったことは、どんなことですか?

自分がされたらイヤなことは?

自分がイヤなことをされたら、みんなにどうしてほしい?
自分がイヤと思うことは、他の人もイヤなはず。まずは、いじめられている人の気持ちを、自分のこととして考えてみましょう。そして、ちょっとだけ勇気をだして注意したり、困っている人に声をかけたり先生に言うなど、いじめをなくすことができないか考えてみましょう。

「いじめ」かなと思ったら
だれかに「話す勇気」をもってください。いじめている方が悪いのだから、いじめられていることをだれかに話すことは、決して恥(は)ずかしいことではありません。だけど、家族や周りに話すことを恥ずかしいとか心配をかけると思っていませんか。また、先生などに話すとつげぐちをしたと思われるのではと思っていませんか。もし周りの人に話せなくても、ひとりで悩まないでください。そんな時は電話相談窓口や、人権SOSミニレター、人権SOS-eメールで相談しましょう。

それは「いじめ」かもしれませんよ!
相手のことを考えずに、何かむかつくとか、みんなもいじめているから…というだけで「いじめ」をしていませんか。また、いじめを周りではやし立てたり、いじめを見ても自分には関係ない(関心がない)とか、自分もいじめられたくないから知らないふり(見て見ないふり)をしていませんか。そういうあなたも「いじめ」をしているのと同じではないでしょうか。これでは「いじめ」はなくなりません。もし、いじめられている人がいたら「おはよう」「大丈夫(だいじょうぶ)?」とそっと声をかけたり、だれか大人に話しましょう。

「家族や周りのみなさん」へ
もし「学校に行きたくない」と言いだしたら「休みぐせがつく」「成績が落ちる」などと無理に行かせる前に、お子さんとよく話しましょう。もしかしたら学校でいじめがあって行きたくないのかもしれません。「うちの子は大丈夫」と決めつけないで、ちょっとした言動の変化にいち早く気づけるよう日頃から見守っていることが大切です。そして、担任の先生や学校関係者、相談機関等の第三者機関に相談しましょう。

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