大阪から放置ボンベを撲滅しましょう!
2023年10月1日
ページ番号:271900
令和5年度「高圧ガス保安活動促進週間」及び「放置ボンベ撲滅週間」を実施します
毎年、10月23日~29日は「高圧ガス保安活動促進週間」が全国的に実施されます。
この週間は、高圧ガスの保安に関する活動を促進し、高圧ガスによる災害を防止し、公共の安全を確保することを目的として経済産業省が定めています。
大阪市消防局ではこの期間中、高圧ガスを取り扱う事業所に対し、立入検査や広報活動を行い、高圧ガスによる事故の防止を図ります。
また、大阪府内の消防本部で組織する「保安3法事務連携機構おおさか」では、「高圧ガス保安活動促進週間」に併せて「放置ボンベ撲滅週間」を実施します。
この週間は、関係団体等と協働し、市民に対する広報をより一層強化することにより、市民及び高圧ガスを取り扱う事業所に対して、放置ボンベの危険性を周知し、放置ボンベによる災害を防止し、公共の安全を確保することを目的としています。
大阪市消防局においても、この週間中、駅や郵便局、消防署等で放置ボンベ撲滅週間に係るポスターを掲示、南海電気鉄道や近畿日本鉄道、Osaka Metroのモニターが設置されている駅等でPR動画の放映も行っており、 広く市民の皆様に放置ボンベの危険性や適性な管理についてお知らせし、放置ボンベによる事故の防止を図ります。
ポスター
令和5年度「高圧ガス保安活動促進週間」及び「放置ボンベ撲滅週間」のポスター
チラシ
令和5年度放置ボンベ撲滅チラシ
*放置ボンベ撲滅週間のポスター及び放置ボンベ撲滅啓発チラシは大阪府内の専門学生等からデザイン応募をいただき、その中から一点選出されたものです。
放置ボンベとは
大阪府内の消防本部では、路上や空地に投棄されたり、事業所等で使用されずに存置されている高圧ガスボンベのことを放置ボンベと定義しています。
放置ボンベは破裂等の事故につながる恐れがあり大変危険です。
大阪府内の全消防本部で構成している※「保安3法事務連携機構おおさか」では、このような放置ボンベをなくし、大阪の安全を確保し、安心して暮らしていただくため、平成26年度から“放置ボンベ撲滅”に取り組んでいます。
※保安3法事務連携機構おおさか とは
大阪府から各市町村へ移譲される保安3法(高圧ガス保安法、液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律及び火薬類取締法の総称をいう。)に基づく事務を円滑かつ効率的に処理することを目的として、平成24年4月1日に設立したもので、府内の全消防本部で構成されているものです。(事務局:大阪市消防局)
放置ボンベを発見した場合の対応について
※放置ボンベを発見された場合は破裂等の恐れがあるため絶対に近づかないでください。
放置ボンベを発見された場合は廃棄処分相談窓口までご相談お願いします。
[廃棄処分相談窓口]
LPガス(液化石油ガス)容器 :大阪府LPガス協会 (☎06-6264-7888)
LPガス容器以外 :近畿高圧ガス容器管理委員会 (☎06-6251-5179)
放置ボンベによる事故事例
放置ボンベが破裂!
平成26年に、大阪市内の飲食店で高圧ガスボンベが破裂する事故が発生しました。営業時間外でしたのでけが人はありませんでしたが、天井に穴が空き、床が欠け、調理設備が破損するなど大きな被害を出しました。
この飲食店では、食品酸化防止用に窒素ボンベを購入したのですが、長期間使用せずに放置していたために錆びが生じ、その部分が内部のガス圧力に耐え切れず破裂したと思われます。
ボンベが直撃!
平成25年には、大阪府内の事業所で高圧ガスボンベによる死亡事故も発生しています。
事業所内に放置されていた酸素ボンベを処分しようと従業員がバルブに無理な力を加えたところ、バルブが吹き飛び酸素が一気に噴出。ロケットのように飛翔したボンベが約8メートル先にいた他の従業員を直撃したものです。
放置ボンベはありませんか?
高圧ガスボンベは工場だけでなく、医療現場や飲食店、一般家庭でも使用されており、ガスを効率的に貯蔵、運搬でき、一度に多くのガスを取り扱うことができる大変便利なものです。しかし、正しく取り扱わず、放置されて錆びが生じたり変形したりしたものは破裂する恐れがあり大変危険です。
ボンベが使用されている場所で気をつけていただきたいことの例を挙げます。
飲食店で
- ビール用の炭酸ガスボンベ(緑色)
- 調理用のLPガスボンベ(ねずみ色)
- いけす用の酸素ボンベ(黒色)
⇒使用せずに放置していませんか?水等がかかって錆びていませんか?
空きテナントで
- 退去した飲食店がボンベを置いたままにしていませんか?
工場で
- 溶接用のアセチレンボンベ(褐色)や酸素ボンベ(黒色)
⇒いつからあるか分からない、誰が使っていたか分からないボンベはありませんか?
皆様のお宅で
- 調理、湯沸かし用のLPガスボンベ(ねずみ色)
- 在宅酸素療法用の酸素ボンベ(黒色)
⇒使用しないボンベをベランダや押し入れの奥に置いたままにしていませんか?
- 熱帯魚水槽での水草育成用の炭酸ガスボンベ(緑色)
⇒水等がかかって錆びていませんか?
あなたの周りに放置ボンベはありませんか?
放置ボンベ撲滅に向け、皆様のご協力をお願いいたします。
“放置ボンベ撲滅”マスコットキャラクター「りすボン」
プロフィール
名前 【りすボン】
名前の由来【英語のSquirrel(りす)にはものを集め、ため込むという意味があり、放置ボンベを集める(回収する)“りす”ということで、「りすボン」とした】
生年月日 【2月22日 永遠の1歳(人間でいうと20歳)】
性別 【オス】
出身 【保安3法事務連携機構おおさか】
性格 【放置ボンベを撲滅することに対する思いが強く、正義感に満ち溢れている。】
特技 【(1)腐食して見えなくなった高圧ガスのボンベの色を識別し、容器内のガスの種類を判別することができる。】
【(2)容器の所有者番号を全て記憶しており、即座に容器に表示された容器の所有者番号から所有者を割り出すことができる。】
弱点 【トレーニングを毎日しないと、ストレスが溜まり弱ってしまう。】
デザイン協力:HAL大阪
りすボンより
「初めまして!平成28年4月1日、保安3法事務連携機構おおさかにおいて “放置ボンベ撲滅”特命隊員として任命された“りす”の消防士だボン。」
「僕の任務は、大阪から放置ボンベを撲滅することだボン!大阪府内に放置されている、放置ボンベを回収したり、高圧ガスボンベを取り扱う消費・販売事業所等に対し、高圧ガスボンベの取り扱いや管理の徹底を指導しているボン。」
「また、高圧ガスボンベによる事故があった場合は、現場に急行し事故原因の究明及び再発防止対策の樹立を図るボン。」
「みんなー、放置ボンベの撲滅に向けて、協力をお願いするボン!!」
放置ボンベ撲滅マスコットキャラクター使用取扱要領について
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このページの作成者・問合せ先
消防局 予防部 規制課(保安)
電話: 06-4393-6266 ファックス: 06-4393-4580
住所: 〒550-8566 大阪市西区九条南1丁目12番54号(3階)