再発見!すみよし文化レポート その25
2016年4月30日
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再発見!すみよし文化レポート その25 物語が溢れるまち、すみよし
住吉区で文化的・歴史的活動をされている個人や団体に活動内容や住吉の魅力についてお話を聞いていきます。
住吉区史からみる、すみよしの物語

住吉名勝図会にある帝塚山
1800年の歴史を誇る住吉大社をはじめとして、住吉区は歴史・文化資源に恵まれたまちです。万葉集には数多く住吉に関する和歌が掲載されており、住吉大社や住吉のまちの風景が多くの文学作品に登場しています。
今回は、「再発見!すみよし文化レポート特別編」として、知っていそうで知らない、すみよしと文学作品やおとぎ話などとの関係を、「住吉区史」に記載された事柄を中心にご紹介します。
掲載している写真はすべて住吉区役所ホームページより転載しています。
源氏物語とすみよし
平安の半ばから、住吉大社には王朝貴族の参詣が目立つようになります。平安時代中期に書かれた、源氏物語にも住吉大社にまつわる場面がいくつか登場します。第一部から第三部まで計54帖のうち、第十二帖「須磨」・第十三帖「明石」には、光源氏の父帝と明石入道の厚い住吉信仰の姿が、第十四帖「澪標(みおつくし)」第三十五帖「若菜下(わかなげ)」には、光源氏の住吉詣が描かれており、当時の王朝貴族の住吉への崇敬が表れていると言えます。
平成28年2月25日に開催される住吉あらかるとは、「源氏物語」をテーマに開催します。

住吉大社
井原西鶴とすみよし

住吉大社
海幸彦・山幸彦とすみよし
住吉大社境内にある大海神社は、海幸・山幸の神話で知られている豊玉彦命(とよたまひこのみこと)・豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祭神としています。海幸・山幸という兄弟の神話では、兄である海幸彦が大切にしていた釣針を失った弟の山幸彦(彦火々出見命(ひこほほでみのみこと))が、釣針を求めて海底の宮殿へ行く際に、助けた海神として豊玉彦が登場します。豊玉姫命はその子どもで、後に、山幸彦と結婚しました。
また、海幸彦と山幸彦が争った際に、海幸彦に殺されそうになった山幸彦を、豊玉姫命が「潮満珠(しおみつたま)」で海潮を呼び寄せて助けました。社前には「玉の井」という井戸屋形が残っており、「玉の井」はその珠を沈めたところであるという伝説があります一寸法師とすみよし
住吉大社境内にある種貸社(たねかししゃ)は子宝が授かる神として信仰されています。
室町から江戸時代にかけて成立した絵入物語「御伽草子」に収められた「一寸法師」では、難波里に住む老夫婦が住吉大社に祈り授かった子どもが一寸法師であり、住吉浦から船出して都へ上る様子が挿絵にあります。種貸社には、記念撮影ができる一寸法師のお椀や顔出し看板が設置されています。
平成27年12月23日に開催された住吉あらかるとは「一寸法師」をテーマに開催しました。

種貸社には記念撮影用のお椀と顔出し看板が設置されています。
一休さんとすみよし

一休禅師牀菜庵跡
浦島太郎とすみよし

帝塚山古墳
- 再発見!すみよし文化レポート まとめ
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住吉区名所ガイド
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住吉名勝図会
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