今から考えよう!空家活用コラム(第1回)
2024年5月9日
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災害時に空家が近隣にもたらすトラブルが全国的に問題となっています。区内でも、台風通過後、空家の植栽が落葉して側溝が埋まり、水が流れないといった相談が寄せられています。
そんな空家問題について、区民の皆さんに自分事として意識していただけるよう、令和2年度から住吉区と空家等対策にかかる協定を締結している、株式会社フル・プラスによるコラムを広報すみよし5月号・3月号(予定)に掲載。
第1回の今回は、建物の劣化による弊害と、そうさせないための活用方法についてご紹介します。

空き家を放置するとどうなる?
居住中の住宅と違い、空家は自然災害で建物に被害が及んでも、すぐには気付かなかったり、対処が遅れたりする傾向にあります。そして対応が遅れているうちに建物の劣化が進み、「特定空家」「管理不全空家」といった近隣に被害を及ぼすおそれのある空家へと進行していきます。

こんな劣化が…
- 換気不足によるカビ・湿気の発生、木材の腐食
- 長期間使用しないことで発生するサビが原因となる給排水管の破損
- 害獣・糞尿による木材の破損や、配線がかじられ、電気がショートすることで火災につながる

どんな活用方法があるの?
空家の劣化を防ぐ方法の一つとして、「人に貸す」という活用方法があります。賃借人に使用してもらうことで、日常的に換気や通水が行われ、雨漏りなど建物に異常があればすぐに気付いてもらうこともできます。
空家を人に貸す場合、リフォーム工事を行った上で賃貸に出すのが一般的です。賃貸住宅において、キッチンや風呂、トイレといった「水回り設備」の新しさ・清潔さは重要視されるものの、全てを交換すると費用がかさみます。また、古い住宅の浴室は現在のユニットバスの規格に合わず、交換することが出来ない場合もあります。
しかし、新品へと交換できない場合でも、一工夫加えることで「古さ」を払拭することができます。

先述のとおり、空家は劣化が進みます。空家の期間が長くなるほど住宅は傷み、損傷の激しい空家は賃貸に出すなどといった活用が難しくなります。反対に、空家となる期間を短くすることで、活用・売却などの選択肢が増えます。
空家という「不動産(資産)」を上手に活かすためには、空家になる前から「自宅・実家が空家になったらどうするのか」を家族間で話し合い、意見をまとめておくことが重要です。

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