市営住宅の住戸を活用した「コミュニティビジネス等導入プロポーザル」による活動団体が決定しました

　大阪市は、少子高齢化の進行などの課題に対応するため、高齢者の生活支援や子育てサービスの提供など、団地や地域の活性化につながる活動を行うNPO等の団体に市営住宅の住戸を提供する「コミュニティビジネス等導入プロポーザル」を実施しています。

　令和4年度は、8団地を対象に活動団体を募集したところ、5団地に対して6団体から応募がありました。これらの応募団体について、応募書類や公開プレゼンテーション、評価委員からの評価と意見を踏まえ、次のとおり活動団体を選定しました。

　選定にあたっては、書類審査の後に公開プレゼンテーションを実施し、提案された活動の内容（団地や地域のコミュニティ活性化に寄与するか等）や実現性・継続性（活動の収支計画、活動を行う運営体制等）について、本市が開催する評価会議における各委員からの評価と意見を踏まえ、本市が団体を選定しました。

評価会議の意見  

  （浪速第9住宅／一般社団法人　えがおの樹）

　　幅広い年代の方が参加できるコミュニティサロンの運営を行うことにより、様々な相談に対応するとともに、地域住民の交流を促進し、共助できる地域づくりに取り組むものであり、これらの活動を通じて地域コミュニティの活性化に寄与することが期待できる。

  （今福南住宅／NPO団体HSC　～子どもたちの笑顔のために～）

　　子ども食堂や食品配布など鶴見区で子ども支援に取り組んできた実績があるなか、常設の活動拠点を持つことで活動の安定性・継続性が確保でき、また、子どもの貧困対策や、地域の方々へふれあいの場の提供を行うことなどを通じて地域コミュニティの活性化に寄与することが期待できる。

（住吉住宅／医療法人　ハートフリーやすらぎ）

　　医療的ケアが必要な児童と家族の支援や、まちの保健室として地域の交流の場の提供や健康相談等により、地域住民に安心してもらえる環境づくりに取り組むなど、これまでの活動を通して引き続き地域コミュニティの活性化に寄与することが期待できる。

　（東喜連第3住宅／一般社団法人　えがおの樹）

　　これまでの活動実績もあり、訪問介護・居宅介護事業や生活全般の相談対応を行うなど、高齢者の生活をサポートしている。また、地域住民の自助・共助によるコミュニティサロンを運営し、地域の見守りにもつなげており、コミュニティの活性化に寄与することが期待できる。

　　以上意見を踏まえ、地域コミュニティの活性化や公共の福祉の増進に寄与することが期待できるとし、選定する。

　募集要項の配布　令和4年7月29日（金曜日）～令和4年12月2日（金曜日）

　応募受付期間　令和4年8月26日（金曜日）～令和4年12月2日（金曜日）

　募集団地　8団地

　応募団体　6団体