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修景事例紹介 「丼池繊維会館」

2023年5月17日

ページ番号:563067

丼池筋の夜間景観創出に向けたライトアップ工事

修景後の全景写真

•建物名称:丼池繊維会館(どぶいけせんいかいかん)
•所在地:中央区久太郎町
•建築年:大正11(1922)年
•構造:鉄筋コンクリート造
•階数:地上3階/地下1階
•建物評価等:国登録有形文化財(令和3(2021)年)
•修景実施年度:平成30(2018)年度

モデル修景決定時の講評

 当該建物は大正11年(1922年)に銀行建築として竣工した近代建築であり、下記の点で本事業の対象物件としてふさわしいものと考える。

  • 通称丼池と呼ばれる、戦後には生地問屋の集積地として栄えた強い地域性をもつエリアに建つ建物で、当該建物については平成28年(2016年)にリノベーションが実施されたが、その際、歴史性を尊重したオリジナルへの復帰を意識した工事が行われていたこと。
  • 上記のリノベーションの際には丼池エリアの魅力の再発見を促す内容を含んだパンフレットを作成するなど、建物の活用戦略と地域魅力の発信に連動性があるため、地域魅力発信の場としての事業の継続性が期待できること。
  • 丼池通りに面した角地に建つため、視認性が高く、修景後の地域魅力の発信に効果が期待できること。

 修景事業の対象物件としては、高く期待するものであり、今回の修景工事の主なる手法であるライトアップについては、夜間の地域魅力向上への一定の効果を期待するものであるが、漫然と壁面をライトアップするのではなくライトアップの対象として、例えば軒部の左官装飾の復元を具体的に検討されることが強く望まれる。

(大阪市地域魅力創出建築物修景事業推進有識者会議委員 野村 正晴)

修景について

主な修景の内容

ライトアップ


修景前


修景後


修景後(通りの写真)

  • 新たな魅力創出に向けたライトアップが行われ、地域の夜間のイメージアップにつながりました。

外壁の補修・洗い


修景前


修景後

  • 割れていたタイルの補修、外壁の洗いが行われました。

建物オーナーさんからのひとこと


平成28年にリノベーションを行い、タイル張りのモダニズム建築として再生されました。そして、この度、修景事業としてライトアップが実現したことで外観がいっそう陰影に富み、地域の象徴として存在価値が高まり、多くの方々の目に留まることで地域の持続的発展を期待します。

魅力発信等について

生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪への参加

平成28(2016)年より生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(通称イケフェス大阪)に参加されています。


イケフェス2018
の様子(1)


イケフェス2018の様子(2)


イケフェス2019の様子

令和4(2022)年の開催でも建物公開が行われました。

ホームページ等による情報発信

丼池繊維会館のホームページでは、建物や地域の歴史などが紹介されています。

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