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修景事例紹介 「土肥家住宅」

2023年5月16日

ページ番号:563676

昭和初期の特徴を色濃く残す町家を大切に使い続けるための修景

修景後の全景写真

•建物名称:土肥家住宅(どひけじゅうたく)
•所在地:西区九条
•建築年:昭和11(1936)年
•構造・階数:木造、地上2階
•建物評価等:国登録有形文化財(平成21(2009)年)
•修景実施年度:令和2(2020)年

土肥家住宅は、階高の高さ、段々が施された箱軒、両側の瓦が葺かれた卯建など、昭和初期の町家の特徴がよく残され、現在も居住されている点が貴重で、平成21年(2009)に国の登録有形文化財に登録されている。一方、明治5~8年(1872~1875)の建築という伝聞から、明治初期の住宅が、昭和11年(1936)に建て替えられたとも推察されよう。

当家の隣家や付近にも類似の町家が点在していることは、この地域の特徴といえる。当家を核として修景が進めば、地域共有の財産となり、魅力発信の方途もみえてくる

(大阪市地域魅力創出建築物修景事業 専門家相談員 植松 清志)

主な修景の内容

卯建(うだつ)を既存に倣って復元

修景前の写真(卯建を既存に倣って復元)

修景前

修景後の写真(卯建を既存に倣って復元)

修景後

  • 卯建(うだつ)は、剥落やクラックが見られた部分を撤去後、既存に倣って復元されました。

外壁の塗替え、簾(すだれ)の撤去

修景前の写真(1階外壁の塗替え)

修景前

修景後の写真(1階外壁の塗替え)

修景後

修景前の写真(2階外壁の塗替え、簾の撤去)

修景前

修景後の写真(2階外壁の塗替え、簾の撤去)

修景後

  • 経年の汚れが見られた外壁は、塗替えが行われました。(1階:漆喰で塗替え、2階:漆喰風の塗料で塗替え)
  • 外観の魅力を損ねていた簾(すだれ)は、撤去されました。

配管の整理

修景前の写真(配管の整理)

修景前

修景後の写真(配管の整理)

修景後

  • 空調室外機の配管・窓部分を塞いでいる板を目立たなくするよう、配管は貫通位置が下げられ、板は建具の類似色のものへ取替えられました。

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住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所6階)

電話:06-6208-9631

ファックス:06-6202-7064

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