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第36回大阪市ハウジングデザイン賞受賞住宅が決定し、表彰式及びシンポジウムを行います

2024年1月4日

ページ番号:613207

 大阪市は、第36回大阪市ハウジングデザイン賞の受賞住宅を決定しました。令和6年2月18日(日曜日)に「第36回大阪市ハウジングデザイン賞表彰式」及び「第10回大阪市ハウジングデザインシンポジウム」を開催します。

 令和5年4月4日(火曜日)から6月20日(火曜日)まで、市民の皆様や住宅供給に携わる方々からの推薦を募集したところ(令和5年4月4日報道発表済み、181件の応募が寄せられ、そのうち44件について第36回大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議で意見を聴取し審査した結果、大阪市ハウジングデザイン賞(総合的な観点から見て優れたもの)は該当なし、大阪市ハウジングデザイン賞特別賞(特定の分野において特に優れているもの)は住之江区の「カサーレ ウエストゲートシティ」、港区の「ベイシティ大阪」に決定しました。


カサーレ ウエストゲートシティ


ベイシティ大阪

 大阪市ハウジングデザイン賞は、魅力ある良質な都市型集合住宅の供給や、既存ストックの有効活用、良好な維持管理を行う住宅の普及を促進するとともに、広く市民の皆様や住宅供給に携わる方々の住宅に対する関心を高めていただくことを目的として、昭和62年度から実施しています。毎回、優れた民間集合住宅を表彰し、受賞住宅には大阪市ハウジングデザイン賞の銘板を取り付けています。

 これまでの受賞作品は大阪市ホームページ「大阪市ハウジングデザイン賞について」からご覧いただけます。

第36回大阪市ハウジングデザイン賞

総評

 今回で第36回を迎える大阪市ハウジングデザイン賞の募集に対して、181件の応募があった。本年も新築高層分譲住宅の応募が多かった。これらにおいては、住宅性能が安定的に確保されているが、都市居住や生活空間のあり方、あるいは、都市景観についての提案的住宅は極めて少なかった。一方、ストックの時代と言われて久しいが、既存建築の用途変更や改修、維持管理などの応募は依然として多くない。地球環境問題や少子高齢化が極限的に深刻化している中で、さまざまな国や地域で、持続可能性を追求した新たな建築デザインの提案が行われているのに対して、本賞の応募住宅の中にこうした動きはまだ確認できていない。

 上記のような状況の下で、本年度の大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議では、感染症に十分な注意を払いながら、書類審査、現地審査を経て、多面的な視点からメンバー相互の議論を重ねた。その結果、総合的な観点から評価される住宅に贈られるハウジングデザイン賞は残念ながら該当がなく、特定の分野において評価されるハウジングデザイン特別賞2件を選定した。

 今回特別賞に選定した住宅の一つは、住之江区の新築高層分譲集合住宅で、「ランドスケープデザイン」の観点から特に優れた住宅として評価された。もう一つの特別賞受賞住宅は、港区の既存区分所有高層集合住宅団地で、「維持管理」の観点から特に優れた住宅として評価された。

 次年度以降は、大阪市の都市居住の現状を十分に踏まえた上で、環境的、社会的、文化的持続可能性を追求した提案的住宅や、まちと深く関わる住宅などがより多く応募されることを期待したい。

(選考有識者会議座長・髙田 光雄)

大阪市ハウジングデザイン賞特別賞受賞住宅

カサーレ ウエストゲートシティ(新築・分譲)

カサーレウエストゲートシティの外観

敷地南側の様子

所在地:住之江区東加賀屋1丁目
事業者:アートプランニング株式会社
設計者:株式会社TKI設計
施工者:不二建設株式会社
外構ランドスケープデザイン:有限会社フェードイン
構造・規模:鉄筋コンクリート造、地上15階、128戸
(その他の設計者:株式会社安田建築事務所、株式会社リベルテ建築設計事務所)

【講評】

 北側が交通量の多い広幅員道路に面する準工業地域の一画に、自らの良好な住まい環境を創出しつつ、周辺の環境形成の起点ともなるようにという視点を持った分譲の集合住宅である。

 北側の、まちなみの壁面線を確保しつつ道路沿いに二つに分割して配置された高さ 8メートルほどのアルミ縦ルーバーの駐車棟ブロックの領域と、アクセスエントランスとなる2本のゲート状のケヤキと多様性に配慮した寄せ植えのある 領域による構成は一定評価できるが、駐車場ブロック間の道路側に開いた空間に、歩行者の目線、視線に配慮したよりきめ細かい配慮があれば優れて効果的だったと思われる。

 アプロ ーチの空間は、エントランスホールのソファを抜けて南側に設けられたコミュニティテラス奥の道路際の植栽まで懐の深い奥に明るい抜けた視線を道行く人にも提供するところは素晴らしい。

 南側の敷地全幅に確保された、芝生と多様な植栽によって丁寧に作られたグリーンフィールドは地域住民にも公開されて、目に気持ちの良い景観と共に好ましい住宅地の共用空間を提供しており、特別賞として評価された。

(選考有識者会議メンバー・江川 直樹)

ベイシティ大阪(維持管理・分譲)

ベイシティ大阪の外観

所在地:港区池島3丁目
管理組合:ベイシティ大阪管理組合
管理会社:株式会社長谷工コミュニティ
構造規模:435戸
<センタープラザ棟>鉄骨鉄筋コンクリート造、地上21階・地下1階・塔屋1階
<イーストアヴェニュー棟>鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄筋コンクリート造)、地上15階・地下1階・塔屋1階
<ウエストアヴェニュー棟>鉄筋コンクリート造、地上8階・地下1階


餅つきの様子


夏祭りの様子

【講評】

 「ベイシティ大阪」は、敷地面積1.5ヘクタール3棟、総戸数435戸の大規模マンションである。築後29年~31年が経過しているが、計画的な修繕と管理により、築年を感じさせない状態を保っている。

 当マンションは、共用部分が充実しており、集会室はマンション住民のみならず、地域に開放し、地域の交流に貢献している。

 当マンションの管理組合の特筆すべき点は、事務局が設置されていることである。事務局メンバーは当マンションの住民であり、週3日は管理組合事務所に常駐し、住民の苦情の受付、業者の対応、資料整理等を担っている。事務局の設置により、管理組合、住民、管理会社相互のスムーズな情報共有が可能となっている。

 また、当マンションでは、当マンションだけで町会が形成され、主として管理組合が修繕等のハード面を、夏祭り等のイベントのソフト面を町会が担っている。

 大規模マンションは、年数がたつと賃貸化率が高くなり、住民の交流が希薄となりがちであるが、そういった欠点を回避すべく、管理組合と町会が両輪で活動している点で評価できる。

(選考有識者会議メンバー・難波 里美)

表彰式及びシンポジウム

名称

第36回大阪市ハウジングデザイン賞表彰式

第10回大阪市ハウジングデザインシンポジウム

「これまでの大阪市ハウジングデザイン賞と都市型集合住宅のこれから」

日時

令和6年2月18日(日曜日)13時~16時

場所

大阪市立住まい情報センター3階ホール(大阪市北区天神橋6丁目4番20号

次第

13時~13時45分 第36回大阪市ハウジングデザイン賞表彰式(賞状贈呈/講評/受賞住宅紹介)

14時~16時 第10回大阪市ハウジングデザインシンポジウム

 大阪市ハウジングデザイン賞は、魅力ある良質な都市型集合住宅の供給を促進するとともに、市民の方々や住宅供給に携わる人々に住宅に対する関心を高めてもらうことを目的として昭和62年から始まり、今回で36回目となります。大阪市ハウジングデザイン賞表彰イベントとして開催され始めて今回で10回目の節目を迎える本シンポジウムでは、これまでの受賞者とともに過去の受賞住宅をふりかえりながらこれからの都市型集合住宅に求められるものについて考えます。

[コーディネーター]

髙田 光雄 氏(京都美術工芸大学副学長、京都大学名誉教授、大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議座長)

[コメンテーター]

江川 直樹 氏(関西大学名誉教授、関西大学社会連携部顧問、大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者メンバー)

[パネリスト]

  • 古山 明義 氏(株式会社日建ハウジングシステム大阪代表 理事 設計部 部長)
  • 西川 純司 氏(株式会社アートアンドクラフト代表取締役社長)
  • 小池 志保子 氏(大阪公立大学大学院生活科学研究科教授)
  • 中塚 一 氏(株式会社地域計画建築研究所(アルパック)代表取締役社長)

参加申込

参加費

無料

定員

100名(申込先着順)

申込方法

 大阪市立住まい情報センターホームページ「おおさか・あんじゅ・ネット別ウィンドウで開く」からお申し込みください。
 ハガキまたはファックスでもお申し込みいただけます。郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号をご記入いただき、下記申込先まで送付してください。

【申込先】
〒530-8582 (住所不要)
住まい情報センター4階住情報プラザ
「第10回大阪市ハウジングデザインシンポジウム(2月18日実施分)」係

問合せ先

大阪市立住まい情報センター

  • 住所 〒530-8582 大阪市北区天神橋6丁目4番20号
  • 電話 06-6242-1160
  • ファックス 06-6354-8601
  • 開館時間:月曜日・水曜日~土曜日 9時~19時、日曜・祝日 10時~17時
  • 休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日(日曜日、月曜日の場合を除く)、年末年始(12月29日~1月3日)

主催

大阪市/大阪市立住まい情報センター(指定管理者:大阪市住宅供給公社・アクティオ共同事業体)

協力

大阪市マンション管理支援機構

取材について

取材を希望される場合は、都市整備局企画部住宅政策課民間住宅助成グループ(06-6208-9226)までご連絡ください。

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このページの作成者・問合せ先

大阪市都市整備局企画部住宅政策課民間住宅助成グループ
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所6階)
電話: 06-6208-9226 ファックス: 06-6202-7064