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修景事例紹介 「船場ビルディング」

2024年7月23日

ページ番号:628280

夜間照明の設置による竣工100 周年に向けた建物の魅力向上のための修景

修景後の全景写真


•所在地:中央区淡路町
•建築年:大正14(1925)年
•構造:鉄筋コンクリート造
•階数:地上5階/地下1階
•建物評価等:国登録有形文化財(平成12(2000)年)/生きた建築ミュージアム・大阪セレクション/大阪市都市景観資源(平成22(2010)年)
•修景実施年度:令和5(2023)年度

大阪の歴史的都心である北船場地区の中央に位置する船場ビルディングは、1925年に建設された、国登録有形文化財となっている近代建築である。1998年の大がかりなリノベーションを契機に、レトロな雰囲気が人気のテナントビルとして大きな注目が集まった。近年の船場の近代建築の利活用に先鞭をつけた建築といえる。今もクリエイティブ系やアパレル系のテナントが多く集まり、情報誌等にも頻繁に登場するなど、地域のシンボルとして広く親しまれている。職住一体の共同立体町家として構想されたユニークな建築計画や、大阪で活躍した建築家・村上徹一の数少ない現存作品としても貴重であり、所有者の保存への意識も極めて高い。生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪をはじめとする様々な建物公開にも柔軟に対応するなど、船場の文化資源として地域魅力の向上に大いに貢献している。

(大阪市地域魅力創出建築物修景事業専門家相談員 髙岡 伸一)

主な修景の内容

照明器具の設置


修景前


修景後


修景後(照明器具部分)

  • 竣工当時のものを再現する形で照明器具が設置されました。

オーナーさんからのひとこと

この度は大阪市の補助事業により、失われていた竣工当時の外壁照明を復元することが出来ました。当時の照明器具を精巧に再現していただき、大正時代の面影が甦り、当時に想いを馳せながら感慨深い気持ちで一杯です。2025年にはビル竣工100周年を迎えることとなり、何よりのタイミングで施工出来ましたこと、感謝いたしております。

魅力発信等について

生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪への参加

平成26(2014)年より生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(通称イケフェス大阪)に参加されています。


イケフェス大阪2023の様子(1)


イケフェス大阪2023の様子(2)

令和5(2023)年の開催でも建物公開が行われました。

ホームページ等による情報発信

船場ビルディングのホームページでは、建物の歴史や写真などが紹介されています。

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大阪市 都市整備局企画部住宅政策課まちなみ環境グループ

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電話:06-6208-9631

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