生きた建築ミュージアム・大阪セレクション 船場ビルディング
2025年4月3日
ページ番号:648173

選定

平成25(2013)年 選定

[解説]
外からは想像できない内部が楽しい。住居を併設した鉄筋コンクリート造のビルとして、1925年の完成時には周囲の木造家屋の中にそびえていた。外から見ると比較的シンプルなデザインだが、中央の入り口をくぐれば、明るい中庭が目に留まる。入り口から続く幅広い通路や、床に敷き詰められた木製ブロックは、中庭まで荷馬車を引き込むための工夫。問屋街として発展した船場の土地柄が反映されている。中庭を取り囲んだ開放的なつくりは、今では他にあまり例が無い。空間の魅力が個性的なオフィスやショップを数多く集めているのだろう。一つ一つのドアの向こうでは、今日も想像できないクリエーションが行われている。小さな街のような中庭だ。(倉方俊輔)
※解説文は2013年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市中央区淡路町2-5-8
[建設年]1925年
[設 計]村上徹一

選定から現在まで(外観改修等の経過)

令和5(2023)年 外観改修等
照明器具の設置
大阪市地域魅力創出建築物修景事業の修景補助を利用
詳しくは、修景事例紹介「船場ビルディング」のページをご覧ください。
探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先
大阪市 都市整備局企画部住宅政策課まちなみ環境グループ
住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所6階)
電話:06-6208-9631
ファックス:06-6202-7064