修景事例紹介「西住之江2丁目辻栄長屋」
2026年8月4日
ページ番号:679705
洋風長屋の特徴を活かした長屋景観の継承に向けた修景

・所在地:住之江区西住之江2丁目
・建築年:昭和13年(1938)(所有者提出資料による)
・構造:木造
・階数:地上2階
・修景実施年度:令和7(2025)年度
住之江地区では、郊外住宅地の形成を意図して、大正 14 年(1925)に土地区画整理組合が設立され、昭和4年(1929)に建築工事が始まった。貸家経営に参画した辻栄住宅部は、昭和9年(1934)頃から、建築家の設計による洋風の外観、機能的な間取りの辻栄長屋を建設した。それらは、昭和12年(1937)頃から外壁がモルタル塗り等に改修され、洋風の建物が並ぶ景観が今もなお継承されている。
辻栄長屋は、前庭に生垣、洋風長屋の特徴である2階部のバルコニーや丸窓等が設けられていることから、他府県に類をみない大阪独自の長屋として評価されており、その長屋で形成されたまちなみは、地域資産となりうる価値を有する。このまちなみを継承することで、歴史的な郊外住宅地としての知名度が向上し、当地域の愛着や誇りの醸成につながることが期待される。
(大阪市地域魅力創出建築物修景事業 専門家相談員 植松 清志)
主な修景の内容
外壁の塗替・窓手摺の設置・丸窓のグリルの塗替

修景前

修景後
・2階外壁は洗浄のうえ、塗装を行いました
・東側住戸を参考に手摺を再現しました
・丸窓はパテ補修およびグリルを洗浄のうえ、塗装を行いました。
木製建具への交換

修景前

修景後
・1階の窓は木製建具へ変更しました
庇の補修・蛇腹の再現

修景前

修景後
・庇は下地から補修を行いました
・欠損していた蛇腹の一部を再現しました魅力発信等について
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