生きた建築ミュージアム事業
2024年3月8日
ページ番号:222838
大阪市都市整備局では、平成25(2013)年度から生きた建築ミュージアム事業に取組んでいます。
‘生きた建築’とは、「大阪の歴史・文化、市民の暮らしぶりといった都市の営みの証であり、様々な形で変化・発展しながら、今も生き生きとその魅力を物語る建築物等」をいう新しい概念です。
[お知らせ]New!
- 一般社団法人生きた建築ミュージアム大阪の発足式を開催しました(令和6(2024)年1月23日)
- イケフェス大阪2023は終了しました(令和5(2023)年11月15日)
目次
- 概要
- 生きた建築ミュージアム・大阪セレクション
- 生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(Open House Osaka)[イケフェス大阪]
- こどもたちが建築に触れる機会の提供(建築体験プログラム)
- 市民による、生きた建築の掘り起こし
- 大阪市生きた建築ミュージアム推進有識者会議
- 受賞歴
1.概要
大阪のまちでは、大正時代や昭和初期に建てられたモダンな洋風建築をはじめ、1950年代半ばから1970年代初めのいわゆる高度経済成長期に建てられた建物等、各時代を代表する魅力的な建物が集積しており、様々な形で変化・発展しながら、今も建築的な魅力をたたえ、活用され続けています。
生きた建築ミュージアム事業は、大阪のまちを1つの大きなミュージアムと捉え、そこに存在する‘生きた建築’を通して見えてくる、多様で豊かな都市の物語性を大阪の新しい魅力として創造・発信しようとする取組みです。
「生きた建築ミュージアム・大阪セレクション」の選定や、民間の方々との連携による「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」の開催と合わせて、事業の新たな展開をめざし、平成28(2016)年度に定めた3つの方針に沿って、「こどもたちが建築に触れる機会の提供」や、「市民による、新たな生きた建築の掘り起こし」などに取り組んでいます。
【平成28(2016)年度に定めた3つの方針】
・生きた建築を広げ、深める
・生きた建築を体験する機会を増やす
・生きた建築の継続的な展開に向けた体制強化
2.生きた建築ミュージアム・大阪セレクション
事業を推進するため、‘生きた建築’のうちから、特に新たな都市魅力の創造・発信に資すると認めるものを「生きた建築ミュージアム・大阪セレクション」として選定し、広く公表して、その魅力を発信していきます。(基本要綱第3条)
選定は、有識者の意見を参考としながら、以下に挙げる3つの視点に基づき、総合的に判断して行いました。
- ‘生きた建築’の存在の周知
- ‘生きた建築’を通じた大阪の都市魅力の創造・発信
- ‘生きた建築’としての魅力の継承・発展
また、建築的な使われ方、変化・発展の歴史等も踏まえ、様々なカテゴリーから選定することで、大阪セレクション全体から、時代の流れや多様で豊かな都市の物語性が浮かび上がって見えるような構成をめざしています。
(参考)
平成25(2013)~27(2015)年度の3年間の時限制度として、「生きた建築ミュージアム・大阪セレクション」を対象に、その魅力の一層の向上に必要な再生工事(建築物等の外観整備や、ライトアップ設備の設置等)に係る費用の一部補助を実施しました。
詳しくは、「生きた建築ミュージアム・大阪セレクション再生補助金による整備事例」のページをご覧ください。
3.生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(Open House Osaka)[通称イケフェス大阪]
『イケフェス大阪』は‘生きた建築’を通して、いつもとは一味違う大阪を感じていただく日本最大の建築一斉特別公開イベントです。平成25(2013)年度の実証実験を経て、平成26(2014)年度より本格開催しています。
平成28(2016)年度からは主催を生きた建築ミュージアム大阪実行委員会に移し、令和6(2024)年からは、実行委員会の理念・活動を継承する「一般社団法人生きた建築ミュージアム大阪」に引き継ぐ形で継続開催される予定です。イケフェス大阪の最新情報については一般社団法人生きた建築ミュージアム大阪の公式ホームページをご覧ください。
イケフェス大阪2024
令和6年(2024)年は、10月26日(土曜日)・27日(日曜日)を中心に開催予定です。
最新の情報は、随時「一般社団法人生きた建築ミュージアム大阪の公式ホームページ」で発表されます。
これまでのイケフェス大阪については下記をご覧ください。
イケフェス大阪2023開催報告(制作中)
4.こどもたちが建築に触れる機会の提供(建築体験プログラム)
「建築体験プログラム」は、こどもたちが建築に触れ、体験することで、自分たちのまちや大阪という都市について、いろいろなことを発見し、学び、考える機会となるものです。
- 建築体験プログラム
講師(建築の専門家や本市職員)が小学校等にお伺いし、授業の一環として建築体験プログラムを行います。 - 建築レクチャー動画
専門家が建築の見方やまちの見方等を分かりやすく解説する動画プログラムです。
動画は、「建築レクチャー動画(生きた建築ミュージアム事業・こどもたちが建築に触れる機会の提供)」でご覧いただけます。 - 建築ぬり絵
実在する建築のイラストを使ったぬり絵プログラムです。じっくりと観察して、自分だけのオリジナル建物を創造します。
5.市民による、新たな生きた建築の掘り起こし
より身近な建築・まちへの興味・関心を高めていただくことをめざして、市民のみなさんが、それぞれの視点で、それぞれの『生きた建築(わたしの生きた建築)』を見つける取組みを進めます。また、そうした建築の魅力のとらえ方や伝え方を学び、考え、多くの方々と共有する場の提供(わたしたちの生きた建築発見プログラム)等も進めていきます。
6.大阪市生きた建築ミュージアム推進有識者会議
事業の推進にあたり、専門的な視点からご意見をいただくため、有識者会議を設置しています(基本要綱第7条) 。都市魅力や建築、デザイン、プロモーションなど、様々な分野の専門家・学識経験者に参画いただき、事業の方針や実施内容など、多岐にわたって助言を頂いています。
会議の開催状況など、詳しくは、「大阪市生きた建築ミュージアム推進有識者会議」のページをご覧ください。
7.受賞歴
一般社団法人生きた建築ミュージアム大阪
平成28(2016)年7月に生きた建築ミュージアム・大阪セレクション関係者をはじめとする民間企業、有識者・専門家(生きた建築ミュージアム推進有識者会議)、大阪市等から成る「生きた建築ミュージアム大阪実行委員会」が発足し、イケフェス大阪の継続開催等に取り組んできました。
令和5(2023)年9月20日には、実行委員会の理念・活動を継承する組織として「一般社団法人生きた建築ミュージアム大阪」が設立されました。大阪市はオブザーバーとして参加し、引き続き、協力・連携して「イケフェス大阪」をはじめ、「生きた建築」を通した大阪の新しい魅力の発信に取り組んでいきます。
大阪市生きた建築ミュージアム 公式X(エックス)アカウント
生きた建築ミュージアム・大阪セレクションの紹介をはじめ、‘生きた建築ミュージアム’に関わるイベントや取組み等に関する情報を広く発信しています。
アカウントの運用方針等については「大阪市生きた建築ミュージアム 公式X(エックス)(旧ツイッター)」のページをご覧ください。
探している情報が見つからない
このページの作成者・問合せ先
大阪市 都市整備局企画部住宅政策課まちなみ環境グループ
住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所6階)
電話:06-6208-9631
ファックス:06-6202-7064