
こどもを育てる・教育する
出産や 育児の 予定が あるかたへ
(1)育児(こどもを育てること)
①妊娠してから
母子健康手帳が 手渡されます。
母子健康手帳は、 妊娠している あいだの 健診(健康であるか どうかを 確かめること)の 記録です。 こどもの 成長の 様子や 予防接種(病気に 対する 抵抗力を つけるために、 ワクチンの 注射などをすること)を 受けたことを 記録します。 母子健康手帳には、 保健(健康を 保つこと)や 育児について、 参考になる 情報が 書いて あります。
【手帳を もらう 方法】
あなたが 住んでいる 区の 保健福祉センターに 「妊娠届出書」を 出して ください。
※外国語(英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、インドネシア語、タガログ語、タイ語、ベトナム語、ネパール語)による 説明書も あります。
②出産して(こどもが 生まれて)から
外国籍の人に こどもが 生まれたら、 父(おとうさん)、 または 母(おかあさん)は、 つぎの 手順で 届け出が 必要です。
こどもが 生まれてから 14日以内に 出生届を 出して ください。 こどもの 国籍が ある国に 出生届を 出すときに 必要な 書類は、 その国の 大使館・領事館に きいて ください。
(日本での 出生届を 出すところ:あなたが すんでいる 区の 区役所か、子どもが うまれた ところの 市区町村の 役所・役場)
〈届出に 必要な 書類〉
- 出生証明書(こどもが 生まれた 病院で もらえます)
- 母子健康手帳
- 国民健康保険被保険者証(保険に 入っている人のみ、 必要です。)
住民登録
出生届に 基づき 住民票に 登録されます。
特別永住許可申請
こどもが 生まれてから 60日以内に、 父 または 母(届ける 人)の 特別永住者証明書などを 持って、あなたが 住んでいる 区の 区役所まで 出して ください。
在留資格取得許可申請
こどもが 生まれてから 30日以内に、 出入国在留管理局に 申請して ください。
※必要な 書類は そのときに よって 違います。 詳しくは 調べて ください。
パスポートの 発行申請
あなたの 国の 大使館か 領事館で パスポートの 発行を 願い出て ください。 必要な 書類については 国によって 違います。 くわしくは 大使館・領事館に きいて ください。
③出産育児一時金
保険に 入っている人などが 出産(死産・流産<生まれる前に 赤ちゃんが 死ぬとき>を含む)をしたときは、加入する 健康保険などの ルールにより、 出産育児一時金が もらえます。 申請の 方法や 支給要件・金額などは、 保険を 運営する 団体に きいて ください。
④乳幼児健康診査(お金は かかりません。 無料です)
- 3か月のこども、1歳6か月のこども、3歳のこども…保健福祉センターから 対象となる乳幼児の 保護者(こどもを 保護する 義務が ある人。 例えば 父母など)に、 健康診査の 連絡が あります。
- 1~2か月のこども…母子健康手帳別冊に ついている 乳児一般健康診査受診票<こどもの けんしんを もうしこむときの 紙>に 必要なことを 書いて、 委託医療機関<病院などのこと>に 出して、 健康診査を 受けて ください。
- 9~11か月のこども…3か月の こどもの 健康診査のときに もらった 受診票に 必要なことを 書いて、 委託医療機関(小児科)に 出して、 健康診査を 受けて ください。
⑤予防接種(お金は かかりません。)
予防接種については、 予防接種手帳に 書いてある スケジュールを みて、 こどもの体の 調子が 良い日に 接種して ください。
予防接種の スケジュール
予防接種と つぎの 予防接種と の 期間
対象となる歳 | 予防接種を 受ける 標準的な 歳 | 接種する 回数 |
---|---|---|
生まれて 1歳になるまで | 生まれて 5から8か月 | 1回 |
予防接種のなまえ | 対象となる歳 | 予防接種を 受ける 標準的な 歳 | 接種する 回数 | 予防接種と つぎの 予防接種と の 期間 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 生まれて 1歳になるまで | 生まれて 2から9か月 | 3回 |
27日以上後に 2回 3回目は、 1回目から 139日以上後に 1回 |
2回目 | 生まれて 1歳になるまで | 生まれて 2から9か月 | 3回 |
27日以上後に 2回 3回目は、 1回目から 139日以上後に 1回 |
3回目 | 生まれて 1歳になるまで | 生まれて 2から9か月 | 3回 |
27日以上後に 2回 3回目は、 1回目から 139日以上後に 1回 |
対象となる歳 | 予防接種を 受ける 標準的な 歳 | 接種する 回数 | 予防接種と つぎの 予防接種と の 期間 |
---|---|---|---|
生まれて 6週目の日から 24週目の日まで | 生まれて 2か月から(初回の 接種は 生まれてから 14週6日後までに 終えること) | 2回 | 27日以上の 間隔をあけて 2回 |
対象となる歳 | 予防接種を 受ける 標準的な 歳 | 接種する 回数 | 予防接種と つぎの 予防接種と の 期間 |
---|---|---|---|
生まれて 6週目の日から 32週目の日まで | 生まれて 2か月から(初回の 接種は 生まれてから 14週6日後までに 終えること) | 3回 | 27日以上の 間隔をあけて 3回 |
接種開始時期 | 対象となる歳 | 接種する 回数 | 予防接種と つぎの 予防接種と の 期間 |
---|---|---|---|
生まれて 2か月から 7か月になるまで | 接種開始時期が 生まれて2か月から 7か月になるまで | 4回 | 27〈20〉日以上の 間隔をあけて 3回(※2) 3回終了後 7か月以上の あいだを あけて 1回 |
生まれて 7か月から 12か月になるまで | 接種開始時期が 生まれて2か月から 7か月になるまで | 3回 | 27〈20〉日以上の 間隔をあけて 2回(※2) 2回終了後以上の あいだを あけて 1回 |
生まれて12か月から 60か月になるまで | 接種開始時期が 生まれて2か月から 7か月になるまで | 1回 |
接種開始時期 | 対象となる歳 | 接種する 回数 | 予防接種と つぎの 予防接種と の 期間 |
---|---|---|---|
生まれて 2か月から 7か月になるまで | 接種開始時期が 生まれて 2か月から 7か月になるまでの あいだ | 4回 |
27日以上の あいだを あけて 3回 3回終わった後 60日以上 たった後で、 生まれてから 12か月より 後に 1回 |
生まれて 7か月から 12か月になるまで | - |
3回 |
27日以上の あいだを あけて 2回 2回終わった後 60日以上 たった後で、 生まれてから 12か月より 後に 1回 |
生まれて 12か月から 24か月になるまで | - |
2回 | 60日以上の あいだを あけて 2回 |
生まれて 24か月から 60か月になるまで | - |
1回 | - |
予防接種のなまえ | 対象となる歳 | 予防接種を 受ける 標準的な 歳 | 接種する 回数 | 予防接種と つぎの 予防接種と の 期間 |
---|---|---|---|---|
1期初回 | 生まれて 2から90か月に なるまで | 生まれて 2から7か月 | 3回 | 20日以上の 間隔をあけて 3回 (生まれてから 7か月を 過ぎて 接種を 始めても、初回接種 3回を 接種する。) |
1期追加 | 生まれて 2から90か月に なるまで | 1期初回が 終わった後 6から18か月 | 1回 | 初回3回が 終わってから 6か月以上の 間隔をあけて 1回 |
予防接種のなまえ | 対象となる歳 | 予防接種を 受ける 標準的な 歳 | 接種する 回数 | 予防接種と つぎの 予防接種と の 期間 |
---|---|---|---|---|
1期 初回 | 生まれて 2か月から 90か月まで | 生まれて 2から12か月 | 3回 | 20日以上の あいだを あけて 3回 |
1期 追加 | 生まれて 2か月から 90か月まで | 1期初回が 終わった後 12から18か月 | 1回 | 初回3回が 終わって 6か月以上の 間隔をあけて 1回 |
予防接種のなまえ | 対象となる歳 | 予防接種を 受ける 標準的な 歳 | 接種する 回数 |
---|---|---|---|
2期 | 11歳以上 13歳未満 | 小学校6年生 | 1回 |
予防接種のなまえ | 対象となる歳 | 予防接種を 受ける 標準的な 歳 | 接種する 回数 | 予防接種と つぎの 予防接種と の 期間 |
---|---|---|---|---|
初回 | 生まれて 2から90か月に なるまで | 生まれて 2から12か月 | 3回 | 20日以上の 間隔をあけて 3回 |
追加 | 生まれて 2から90か月に なるまで | 初回が 終わった後 12から18か月 | 1回 | 初回3回が 終わってから 6か月以上の 間隔をあけて 1回 |
予防接種のなまえ | 対象となる歳 | 接種する 回数 |
---|---|---|
1期 | 生まれて 12か月から 24か月になるまで | 1回 |
2期 | 5歳か 6歳のときで、 小学校に 入る 前の 1年の 間 | 1回 |
予防接種のなまえ | 対象となる歳 | 予防接種を 受ける 標準的な 歳 | 接種する 回数 | 予防接種と つぎの 予防接種と の 期間 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 生まれて12か月から 36か月になるまで | 生まれて12か月から 15か月に なるまでの あいだ | 2回 | 3か月以上の あいだ を あけて 2回 |
2回目 | 生まれて12か月から 36か月になるまで | 1回目が 終わってから 6から12か月に なるまでの 間隔をおいて 1回 | 2回 | 3か月以上の あいだ を あけて 2回 |
予防接種のなまえ | 対象となる歳 | 予防接種を 受ける 標準的な 歳 | 接種する 回数 | 予防接種と つぎの 予防接種と の 期間 |
---|---|---|---|---|
1期初回 | 生まれて 6か月から 90か月に なるまで および 特例対象者 | 3歳 | 2回 | 6日以上の あいだを あけて2回 |
1期追加 | 生まれて 6か月から 90か月に なるまで および 特例対象者 | 4歳 | 1回 | 初回2回が 終わってから 6か月以上の 間隔をあけて 1回 |
2期 | 9歳から 12歳のときと、特例対象者<特別に 受けることが できる人> | 小学校4年生 | 1回 |
予防接種のなまえ | 対象となる歳 | 予防接種を 受ける 標準的な 歳 | 接種する 回数 | 予防接種と つぎの 予防接種と の 期間 |
---|---|---|---|---|
シルガード(9価) |
|
中学1年生 | 3回※2回(15歳未満で 1回目を 接種した 場合) | 1回目を 0月として、そのあと 2か月、6か月の 間隔を あける ※1回目を 0月として、そのあと 6か月の 間隔を あける |
ガーダシル(4価) |
|
中学1年生 | 3回 | 1回目を 0月として、そのあと 2か月、6か月の 間隔を あける |
サーバリックス(2価) |
|
中学1年生 | 3回 | 1回目を 0月として、そのあと 1か月、6か月の 間隔を あける |
(※1)平成25年4月から BCGの 対象年齢・標準的な 年齢が 変わりました。
また、令和3年10月1日より 大阪市内の 委託医療機関でも 個別接種を 行っています。
(※2)医師が 必要と 認める時は 20日の 間隔でも できます。
(※3)令和6年4月1日から 5種混合が 始まりました。
(※4)令和6年4月1日から 小児用肺炎球菌の 15価ワクチンが 始まりました。
(※5)特に 希望のある 場合は、麻しん、風しん単抗原ワクチンの 接種も できます。
(※6)子宮頸がん予防ワクチンは、平成25年6月14日付の 国の 通知により 受けてくださいと いうのを やめていましたが、令和3年11月の 通知より 受けてくださいと いうように なりました。また、令和5年4月1日から 9価HPVワクチンが 追加されました。
【予防接種についての 問合せ】
大阪市保健所感染症対策課☎ 06-6647-0813
⑥こども医療費助成
こどもの 病院にかかった お金の 一部は もどってきます。18歳(18歳になった日の 後の、最初の 3月31日)までの こどもだけです。あなたが 住んでいる 区の 保健福祉センターで 申しこんで ください。
⑦児童(こども)手当
0歳から18歳になった後の 最初の 3月31日までの こどもを 育てている方に、申請の 翌月から 児童手当が 支給されます。 支給額は、こどもひとりにつき 3歳未満の こどもは 一律15,000円、3歳以上から 18歳になった後の 初めての 3月31日までの 児童は 10,000円(第3子以降は 30,000円)となります。詳しくは、住んでいる 区の 保健福祉センターに きいて ください。 また、公務員は 勤め先へ きいて ください。
(2)幼稚園・保育所・認定こども園・地域型保育事業
①幼稚園・認定こども園(教育標準時間認定)
幼稚園などには 国立・公立と 私立があり、 国や 地方自治体、学校法人などが 設置しています。
対象は 満3歳~5歳の こども(一部の 幼稚園では 4歳の こどもから)。 毎年 9・10月に 次の 年度の 園児の 募集をしています。 入園願書の 交付・受付は、 各幼稚園 および 認定こども園(教育標準時間認定)でしています。 募集時期以外で 定員に 余裕があるときは、 いつでも 入園の 申込みを 受け付けることが あります。 くわしくは、 それぞれの 幼稚園や 認定こども園へ 聞いて ください。
【幼稚園・認定こども園(教育標準時間認定)についての 問合せ】
②保育所・認定こども園(保育認定)・地域型保育事業
保護者の すべてが、 仕事や、 出産・病気、 または 介護などで 家庭で 保育が できない 場合に、 0歳(原則として 生まれて 6ヶ月以上)から 小学校に 入学する前の こどもを 保育所などで 預かります。0~2歳児クラス <4月のときに 2歳までの 子ども> の 保育所の お金は 親 または子どもを そだてている人が 大阪市に はらう 税金で きまります。利用手続き、 相談は、 各区の 保健福祉センターでしています。
(3)子育て相談
①大阪市立男女共同参画センター子育て活動支援館(クレオ大阪子育て館)
子育てについての いろんな 不安や 悩みを 解決するため、 相談や 情報提供、 また、 いろんな 講座や 講演会を 開いています。
北区天神橋6−4−20
☎ 06-6354-0106 FAX:06-6354-0277
〈開いている時間〉 月曜~金曜日 10:00~21:00
土曜・日曜・お休みの日 10:00~17:00
〈閉まっている日〉 年末年始
【電話相談】
☎ 06-6354-4152
月曜~金曜日 10:00~21:00 (土曜・日曜・お休みの日は 10:00~17:00)
【面接相談(会って、話をすること)】(予約が 必要です)TEL:06−6354−4152
②大阪市こども相談センター
こどもへの 虐待についての 連絡や 相談を 24時間フリーダイヤルで 受付けます。
児童虐待から こどもを 守るためには 社会全体で 取り組むことが 必要です。
こどもへの 虐待を 見つけたときや、 「虐待ではないかな?」と 気になる こどもを 見つけたとき、 『児童虐待ホットライン』に 電話して ください。(なまえを 言わなくても 構いません。 連絡を いただいた人の プライバシーは 守られます。)もし あなたが 「虐待をしているかも・・・」と 思ったら、 一人で 悩まないで、 ぜひ 電話して ください。 (相談の 秘密は 守られます。)
児童虐待ホットライン
☎ 0120−01−7285(24時間受付ます。)
教育
(1)教育機構の 組織図(日本の 義務教育は 9年間)

(2)小学校・中学校や 義務教育学校
日本では、 小学校(6年間)、 中学校(3年間)、 義務教育学校(9年間)が あります。
9年間は 学校に 行かなければ いけません。 授業は 全部 日本語です。 大阪市が 建てた 学校は 授業料と 給食費<昼ごはんのお金>は いりません。 ただし、教材<本以外に 授業で つかうもの>の お金 の 一部は はらう 必要が あります。
子どもが 大阪市の 建てた 小学校・ 中学校と 義務教育学校に 行く ときは、 子どもの 住所と 年齢が わかる ものを 持って、 今 住んでいる 区の 区役所で 入学の 申し込みを して ください。 インターナショナルスクールや国立学校、私立学校に 入りたい場合は、そのことを 住んでいる区の 区役所に 言ってください。入学の 手続きのことは 行きたい 学校に 直接 きいてください。
(3)高等学校(高校)
高校は、 義務教育ではありません。 日本の 高校へ 入学するには、 日本の 中学校を 卒業したものと 同じ以上の 学力がなければなりません。 高校にも 国立、公立、私立があり、 学科は 普通科、商業科、工業科など、 いろいろあります。 公立高校への 入学を 希望する 場合は、 通っている 中学校などに きいて ください。 私立高校を 希望する 場合は、 希望する 学校へ 直接 きいて ください。