報道発表資料 生野区生中橋の高欄部補修工事における不適切施工について(第1報)
2023年12月18日
ページ番号:615096
問合せ先:建設局東部方面管理事務所田島工営所(06-6751-5000)
令和5年12月18日 14時発表
生野区生中橋の高欄部補修工事の実施にあたり、当該工事の受注者が、施工手順を遵守せずに、石綿の含有分析調査の結果が判明する前に補修工事を実施していたことが判明しました。
また、工事完了後、調査結果が判明し、石綿含有が確認されました。
現時点で、市民生活への影響等は確認されておりませんが、このような事態を発生させ、市民の皆様にご心配・ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げますとともに、今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止に取り組んでまいります。
1.経過
生野区生中橋における高欄部の塗装は、過去に石綿を含む材料が使用された可能性があったことから、令和5年10月6日(金曜日)に、建設局東部方面管理事務所田島工営所の担当職員が受注者へ石綿の含有分析調査を指示しました。
受注者において、令和5年10月30日(月曜日)に石綿分析試料を採取し、専門機関に調査を依頼しました。
令和5年10月30日(月曜日)から11月2日(木曜日)までに、本来石綿を含有する建材を除去する際に遵守するべき飛散防止対策などの措置を一部遵守せずに、塗装が付着するコンクリート部分の切断・はつり作業を実施しました。
その後、令和5年11月15日(水曜日)に分析調査結果が判明し、0.1パーセント~5パーセントのクリソタイルが確認されました。
令和5年12月4日(月曜日)、受注者より建設局東部方面管理事務所田島工営所あてに、これまでの経過報告があり、当該事案が判明しました。
2.原因
受注者が、施工手順を遵守せず石綿分析結果の判明前に工事を実施したことが原因です。
3.再発防止策
建設局から受注者に対し石綿含有物質の取扱手順を始めとした必要な指導を徹底するとともに、本件を踏まえ法令・条例に基づく対応について、改めて局内での周知徹底を図り、今後、同様の事案が発生しないよう再発防止に努めてまいります。
4.今後の対応
高欄部の補修工事において新たに使用した塗料及び材料には石綿は含まれておらず、工事を実施した部分以外の個所についても飛散する恐れはありませんが、念のため工事完了後の現地において、大気中の石綿濃度の測定を令和5年12月16日(土曜日)に実施しています。(分析結果は、判明次第速やかに公表します)
屋外での作業であることや施工規模等を考慮すると、市民の皆様への健康への影響がある可能性は低いと考えておりますが、ご不安を感じられる方は、以下にお問合せをお願いいたします。
健康に関する相談
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大阪市建設局東部方面管理事務所 田島工営所 06‐6751‐5000