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報道発表資料 大阪くらしの今昔館 万博記念展「都市の祝祭-造り物から博覧会へ 賑わうまち大阪-」の詳細が決定しました

2025年8月4日

ページ番号:658290

問合せ先:大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」(06-6242-1160)

令和7年8月4日 14時発表

 大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」では、大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)の開催期間に併せ、大阪の都市居住文化を広く発信するとともに「住むまち・大阪」に対する愛着とイメージアップを図るため、特別な展示・イベントを開催します(令和7年3月12日報道発表済み)。

 本展は万博記念展の第2弾として開催します。

 江戸時代の大坂では、遷宮や祭の際にまちに「造り物」と呼ばれる飾りを行うことがありました。また、寺社の境内では芸や技の披露が繰り広げられ、それらはまちに住む人々へ文化に触れる機会を与えるとともに、活気をもたらしていました。近代に入ると、大阪では第五回内国勧業博覧会を始めとして、数々の博覧会が開催され、新しい技術の普及や産業の発展、意識の高揚がもたらされました。また、博覧会を迎えるにあたりまちが整備されることで、大阪のまちは国際的都市としての成長を遂げてきました。本展では、近世の造り物から近代の博覧会までを、まちの特別な「都市の祝祭」を表す資料として展示し、その様相を探ります。

概要

会期

令和7年8月9日(土曜日)から10月19日(日曜日)まで

会期中の休館日

毎週火曜日(9月23日を除く)、9月8日(月曜日)から9月13日(土曜日)まで

開催時間

10時から17時まで(入館は16時30分まで)

新作展示物「造り物」を制作中

 万博記念展「都市の祝祭-造り物から博覧会へ 賑わうまち大阪-」の開催に向けて、現在、新作展示物「造り物」の制作を進めています。

 「造り物」とは、祝祭的な祭礼の際に神仏へ奉納するため、町家や街路に飾られた造形物です。江戸時代後期の大坂で盛り上がり、やがて全国にも広がりました。

 題材は祝いごとや流行の芸能、話題の出来事、昔話など多岐にわたり、身近な素材を使って何かの形に見立てた作品や、人形と背景を組み合わせた立体的な作品などがありました。町人たちの豊かな発想から生まれた造り物は、通行人の目を楽しませる娯楽でもありました。

 今回の展示に向けて、「風呂場一式の象」、「塗り物一式の海老と赤貝」、「桶一式の石燈篭」、「淀川の曳舟」の4種類の造り物を新たに制作しています。

 これらの造り物は、江戸時代に出版された資料「造物趣向種(つくりものしゅこうのたね)」に記載された材料や図をもとに制作しています。たとえば「風呂場一式の象」では、浴衣でできた頭、五右衛門風呂の桶を使った胴体、軽石の鼻、湯沸かし用の鉄砲を牙に見立て、小桶の足、ぬか袋の目と爪、手拭いの尾など、すべて風呂場用品で構成されています。現代に再現された、江戸時代の町人の遊び心とユーモアを、ぜひ会場でお楽しみください。

造り物 風呂場一式の象(再現) 
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造り物 風呂場一式の象(再現)

風呂場一式の象『造物趣向種』江戸時代後期 大阪市立図書館デジタルアーカイブ 
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風呂場一式の象『造物趣向種』江戸時代後期 大阪市立図書館デジタルアーカイブ

会場

大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」企画展示室(大阪市北区天神橋6丁目4-20大阪市立住まい情報センター8階)

  • Osaka Metro堺筋線・谷町線、阪急電鉄「天神橋筋六丁目駅」3番出口から直結
  • JR大阪環状線「天満駅」から北へ650メートル

(注)交通アクセスの詳細は、大阪くらしの今昔館ホームページ別ウィンドウで開くをご確認ください。

入館料
  • 特別展のみ:1000円
  • 常設展と特別展:一般1400円(団体1300円)、高校生・大学生1100円(団体1000円)
    (注)団体は20名以上
    (注)高校生・大学生は学生証原本要提示
    (注)中学生以下、障がい者手帳等持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(証明書(運転免許証、健康保険証、敬老優待乗車証、障がい者手帳等の原本、またはミライロID別ウィンドウで開く)要提示)

展示、その他イベントについて

本展の概要は大阪くらしの今昔館ホームページ別ウィンドウで開くでもお知らせしています。

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