区長メッセージ(万博へのおもい)(2022年1月1日)
2022年1月1日
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2022年がはじまりました。
3年後の2025年4月には、大阪の地(夢洲)で2回目の万博が開催されます。
テーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」というもので、人類共通の課題解決に向け、先端技術など世界の英知を集め、新たなアイデアを創造・発信する場になることが期待されています。
1970年の大阪万博の話を少ししたいと思います。
高度成長時代で「人類の進歩と調和」がテーマでした。当時、私は小学生になったばかりで、両親や親せきの方に連れられ万博に行った日のことを鮮明に記憶しています。はじめて動く歩道に乗りましたし、日本館やソ連館のほか、各国の特徴ある建物や最先端の科学技術に圧倒されるとともに、会場舞台の中心にそびえたつ太陽の塔には感動すら覚えたものです。
テレビ(白黒でした)放送の鉄腕アトム、スーパージェッター、遊星少年パピーなど未来や宇宙を題材にした番組の影響もあって、発展を果たした将来に希望を抱きました。大阪万博開催時の技術が実現し、日常生活に普及したものも多くあります(歩く歩道、温水洗浄便座、携帯電話など)。大阪万博のテーマであった「規格大量生産型の近代社会」は転換を迫られているとはいえ、万博を契機とした飛躍的な進化を見いだすことは可能ではないでしょうか。
2025 年大阪・関西万博は、2030 年のSDGsの達成にとどまらず、その先に向けた姿が示されることも期待されています。こうした潮流を的確に捉え、地域社会の持続可能性を高めていくため、「城東区からいのち輝く未来を」の取組みをさらに進めてまいります。
城東区広報誌「ふれあいJOTO」では、2022年1月号から、住みます芸人のドランケンさんに大阪・関西万博の魅力発見に役立つ情報発信コラムを担当いただいております。皆さま、毎号お楽しみださい。