ヒートアイランド現象について
2022年4月12日
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ヒートアイランド現象とは
ヒートアイランド現象を形成する要素には、おおむね、以下のようなものが考えられています。
- 地表面被覆の変化により熱を蓄える量の大きいアスファルトやコンクリートなどに太陽熱が蓄えられ、夜間にその熱が放出されること
- 人口や産業が集中することによるエネルギー消費の増大に伴う人工的に排出される熱の増加
- 気温上昇を和らげる緑地や水面等の自然空間が少なくなること
- 海からの風や陸からの風などの気候条件
大阪市の状況
図1 8月の平均気温分布
図1は、大阪市及び周辺のアメダス気温観測結果から推定した8月の平均気温分布図です。
1978年~1982年の大阪市の平均気温は28.0℃で、周辺地域より約1℃高くなっています。
その20年後の1998年~2002年には29.2℃に上昇しており、また、この傾向は京阪神地区全体に広がっています。
1998年~2002年と2005~2009年には、顕著な差はみられません。
図2 1月の平均気温分布
1978年~1982年の大阪市の平均気温は5.6℃で、周辺地域より約1℃高くなっています。
その20年後の1998年~2002年には、6.3℃に上昇し、周辺地域よりも高い状況は変わっていませんが、周辺地域と大阪市の気温差は、8月は0.7℃であるのに対し、1月は1.0℃であり、都市部の気温上昇は夏季よりも冬季に顕著に現れています。
1998年~2002年と2005~2009年には、顕著な差はみられません。
大阪管区気象台の1931年~2022年の測定結果より日最低気温が25℃以上となった日数の経年変化(5年移動平均)を見ると、増加傾向を示していましたが、2000年頃を境に傾向の転換が見られます。
(注)5年移動平均とは
その年および前後2ヶ年を含めた5ヶ年を平均したもの。観測点が変更されているため、連続しない。
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