大阪市におけるヒートアイランド対策について
2022年4月12日
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ヒートアイランド現象について
近年、都市部においては、地球温暖化による気温の上昇だけでなく、都市化に伴うヒートアイランド現象による気温の上昇が加わり、熱環境が悪化しています。
その結果、寝苦しい熱帯夜の増加、熱中症発症者数の増加など、快適な生活環境が損なわれています。
暑い大阪の夏を快適に過ごすために
建物・敷地、建物の中、外出時に一人ひとりが工夫ができることがあります。
こまめな水分補給や適度に休憩をとるなどして、暑さと上手につきあいましょう。
また、暑さに慣れていない初夏や、ヒートアイランド現象により日没後も気温が下がりにくいため、夜間も注意が必要です。
ヒートアイランド対策に関する計画等
おおさかヒートアイランド対策推進計画
大阪市では大阪府とともに、大阪府環境審議会の答申や「大阪府市ヒートアイランド対策基本方針」などを踏まえ、ヒートアイランド対策の基本的な考え方や目標、取組内容を定めた「おおさかヒートアイランド対策推進計画」を平成27年3月に策定し、今後の本市のヒートアイランド対策を更に効果的に推進していきます。
「風の道」ビジョン〔基本方針〕
大阪市では、ヒートアイランド対策の一つとして「風」の活用を位置付け、長期的な視点で、大阪湾からの涼しい海風を活用する方策をまとめた、「風の道」ビジョン〔基本方針〕を平成23年3月にとりまとめました。
「風の道」ビジョン〔基本方針〕では、「水と緑に包まれ 心地よい風が流れる 環境先進都市 大阪」をめざすべき将来像として掲げ、その実現に向け「風通しのよいまちをつくる」「涼しい『風』を保つ」「協働と連携を強化する」の3つの戦略に基づき、施策を推進していくこととしています。
また、基本方針で設定した6地区のクールゾーン毎に、具体的な取組事例の「見える化」を図るため「クールゾーン施策マップ」を作成しました。
市民・事業者等との協働による取組み
大阪打ち水大作戦・緑のカーテン&カーペットづくり
大阪市では、ヒートアイランド現象の緩和に向けた普及啓発事業として「大阪打ち水大作戦」を実施しています。
打ち水は、道路や庭に水をまいて夏の涼を得る、昔からの日本人の知恵であり、身近なヒートアイランド対策でもあります。
大阪市では、打ち水の普及拡大を図るため、平成17年度から市民、事業者の方々との協働による打ち水に取り組んでいます。
また、ゴーヤやサツマイモなどを使ったヒートアイランド対策として、市立小中学校、区役所、公園事務所、環境局事業所などにおいて、緑のカーテン&カーペットづくりに取り組んでいます。
これらの取組みを通して、市民の皆さんに環境問題に対する関心を持っていただくとともに、ヒートアイランド現象の緩和に向けたムーブメントを高めていきます。
大阪ヒートアイランド対策技術コンソーシアム【大阪HITEC】
大阪ヒートアイランド対策技術コンソーシアム【大阪HITEC】は、まだ、技術的に成熟しているとはいえないヒートアイランド対策技術について、産学官民各主体間の情報交換はもとより、対策技術の開発・普及や効果的・効率的な対策推進等に取り組んでおります。
「ヒートアイランド対策技術検討部会」、「ヒートアイランドに配慮した都市デザイン検討部会」の下にワーキンググループを置き、ヒートアイランド対策の技術の効果検証を行っております。
産学官民の連携により、都市に生きるすべての主体の活動が原因で起こっているヒートアイランド現象緩和への貢献をめざします。
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