暑い大阪の夏を快適に過ごそう
2022年6月20日
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大阪では、地球温暖化に加えて都市化による影響が現れていると考えられ、平均気温はこの100年で2.6度上昇しています。
その結果、熱中症による患者数の増加や寝苦しい夜の増加等、人の健康や生活環境への影響が顕著になっています。
大阪では気温が35度以上になると熱中症による救急搬送者数が非常に多くなります。こまめな水分補給や適度な休憩をとるなどして、暑さと上手につきあいましょう。また、暑さに慣れていない初夏や、ヒートアイランド現象により日没後も気温が下がりにくいため、夜間も注意が必要です。
人の身体に影響を与える暑さの環境とは、気温のことだけではありません。
例えば、気温が同程度であっても、人が日当たりのよい歩道を歩いているときには、太陽からの日差し(日射)に加え、熱くなった路面や建物からの熱(赤外放射)の影響も受けているため、木陰にいる時よりも暑く感じます。

「新しい生活様式」における熱中症予防行動
新型コロナウイルスの出現に伴い、今後は、一人ひとりが感染防止の3つの基本である、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の「新しい生活様式」が求められています。
気温の高い日がつづくこれからの時期、これまでとは異なる生活環境下で過ごすことが多くなり、例年以上に熱中症への対策が重要となります。
「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
暑さを避けましょう
- エアコンを利用する等、部屋の温度を調整しましょう。
- 新型コロナウイルス感染症を予防するため、冷房時でも換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、エアコンの温度設定をこまめに調整しましょう。
- 暑い日や時間帯を避け、無理のない範囲で活動しましょう。
- 涼しい服装を心掛け、外に出る際は日傘や帽子を活用しましょう。
- 急に暑くなった日や、久しぶりに暑い環境で体を動かす際には特に注意しましょう。
適宜マスクをはずしましょう
- 気温・湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。
- 屋外で人と十分な距離(少なくとも2メートル以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
- マスクを着用している場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心掛けるようにしましょう。
- 周囲の人との距離を十分にとれる場所で、適宜マスクをはずして休憩しましょう。
こまめに水分補給しましょう
- のどが渇く前に、こまめに水分補給をしましょう。(1日当たり1.2リットルを目安に)
- 激しい運動、作業を行ったとき、多くの汗をかいたときは塩分も補給しましょう。
日頃から健康管理をしましょう
- 日頃の体温測定、健康チェックは熱中症を予防する上でも有効です。
- 体調が悪いと感じたときは、無理せず自宅で静養しましょう。
暑さに備えた体づくりをしましょう
- 暑くなり始めの時期から適度に運動を心掛け、体が暑さになれるようにしましょう。
- 水分補給は忘れずに、無理のない範囲で、「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度を目安に行いましょう。
「新しい生活様式」における熱中症予防行動
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暑さの状況を確認しよう
熱中症警戒アラート
環境省・気象庁が提供する、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される際に発表し、国民の熱中症予防行動を効果的に促すものです。
熱中症警戒アラート発表情報や該当都道府県内の予測地点毎の暑さ指数(WBGT)は環境省熱中症予防サイトで確認できます。
各区の暑さ指数(WBGT)
自宅や職場、お出かけ先の天気や気温だけでなく、暑さ指数(WBGT)を確認し、暑さ対策をして熱ストレスの低減に努めましょう。
(注)暑さ指数(WBGT)とは、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい 湿度、 日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 気温の3つを取り入れた指標です。
高温注意情報
気象庁では、翌日又は当日の最高気温が概ね35度以上になることが予想される場合に「高温注意情報」を発表しています。
高温注意情報を確認し、暑さ対策をしましょう。詳しくは、気象庁ホームページをご覧ください。
一人ひとりが工夫できること
建物・敷地
- 緑化や高反射率塗料などで表面の高温化を防ごう
- 緑のカーテンやよしずで日差しをさえぎろう
- 打ち水やドライミストなど水を活用しよう



建物の中
- 窓や扉を開けて風とおしをよくしよう
- 省エネ・節電で発生する熱をへらそう


外出時
- 木陰やクールスポットを活用しよう
- クールビズ、日傘の使用など服装を工夫しよう
- 気象予報や熱中症予防に関する情報を活用しよう



「暑い大阪の夏を快適に過ごそう」リーフレット
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暑い空間や涼しい空間の情報を共有しよう!
スマートフォンアプリを使ってみんなで「暑さマップ」を作ろう
「暑さマップ」は日本ヒートアイランド学会が開発したアプリです。
スマートフォンでその場の暑さや涼しさなどの感覚を入力すると、GoogleMap上に視覚的に結果が表示されます。
皆で参加することで、暑い空間や涼しい空間の情報を共有するととともに、どのような場所に暑い空間や涼しい空間が分布しているのかといった特徴を明らかにしてゆくことができます。
グループで暑さマップを作ることもでき、学校での環境学習やその他にも様々なところでの環境啓発活動などに利用していただけます。

アプリのダウンロードについて
ヒートアイランド・熱中症に関する情報
- 大阪市環境局[ヒートアイランド対策]
-ヒートアイランド対策、緑のカーテン&カーペットほか
- 大阪市健康局[熱中症にご注意ください!]
-熱中症予防、応急処置ほか
- 大阪市消防局
-熱中症による搬送者数、予防方法、応急手当ほか
- 大阪府暑さ対策情報ポータルサイト
暑さから身を守る習慣、暑さ対策啓発チラシほか
- 環境省[熱中症予防サイト]
-暑さ指数、熱中症予防・対処方法、暑さ対策ほか
- 気象庁[熱中症から身を守るために]
-気温の予測情報、天気予報、気温の観測情報ほか
- 厚生労働省[熱中症関連情報]
厚生労働省の取組み、施策紹介ほか
探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先
環境局 環境施策部 環境施策課 環境活動グループ
電話: 06-6630-3262 ファックス: 06-6630-3580
住所: 〒545-8550 大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目5番1号(あべのルシアス13階)