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自動車公害防止のために

2020年3月2日

ページ番号:11092

自動車から排出される窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の削減

私たちが毎日利用している自動車。便利で快適なクルマも環境面から見れば大気汚染の原因となる窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)を排出しています。また地球温暖化の原因のひとつにもなっています。

排出ガス規制

窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)による大気汚染を改善するためには、自動車1台1台からの排出量を削減することが重要な対策となっています。
自動車1台から排出される窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)の量については、国において段階的に規制が強化されています。
例えば、窒素酸化物(NOx)は、規制前の排出量と比べて、乗用車、貨物車とも95~98パーセント削減されています。
粒子状物質(PM)についても、規制前の排出量と比べて99パーセント削減されています。

ドライバーにできること

窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)の排出量が国の定める規制基準を大きく下回る自動車が一般に市販されています。
窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)の排出量のより少ない自動車を使用することも環境に優しいドライビングマナーのひとつです。

また、自動車を運転するときは、次に示すような環境にやさしい「エコドライブ」を心がけましょう。

エコドライブ10のすすめ

1.自分の燃費を把握しよう

自分の車の燃費を把握することを習慣にしましょう。日々の燃費を把握すると、自分のエコドライブ効果が実感できます。車に装備されている燃費計、エコドライブナビゲーション、インターネットでの燃費管理などのエコドライブ支援機能を使うと便利です。

2.ふんわりアクセル「eスタート」

発進するときは、穏やかにアクセルを踏んで発進しましょう(最初の5秒で、時速20キロメートル程度が目安です)。日々の運転において、やさしい発進を心がけるだけで、10パーセント程度燃費が改善します。焦らず、穏やかな発進は、安全運転にもつながります。

3.車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転

走行中は、一定の速度で走ることを心がけましょう。車間距離が短くなると、ムダな加速・減速の機会が多くなり、市街地では2パーセント程度、郊外では6パーセント程度も燃費が悪化します。交通状況に応じて速度変化の少ない運転を心がけましょう。

4.減速時は早めにアクセルを離そう

信号が変わるなど停止することがわかったら、早めにアクセルから足を離しましょう。そうするとエンジンブレーキが作動し、2パーセント程度燃費が改善します。また、減速するときや坂道を下るときにもエンジンブレーキを活用しましょう。

5.エアコンの使用は適切に

車のエアコン(A/C)は車内を冷却・除湿する機能です。暖房のみ必要なときは、エアコンスイッチをOFFにしましょう。たとえば、車内の温度設定が外気と同じ25度であっても、エアコンスイッチをONにしたままだと12パーセント程度燃費が悪化します。また、冷房が必要なときでも、車内を冷やしすぎないようにしましょう。

6.ムダなアイドリングはやめよう

待ち合わせや荷物の積み下ろしなどによる駐停車の際は、アイドリングはやめましょう(注1)。10分間のアイドリング(エアコンOFFの場合)で、130cc程度の燃料を消費します。また、現在の乗用車では基本的に暖機運転は不要です(注2)。エンジンをかけたらすぐに出発しましょう。

注1 交差点で自らエンジンを止める手動アイドリングストップは、以下の点で安全性に問題があるため注意しましょう。(自動アイドリングストップ機能搭載車は問題ありません。)

  • 手動アイドリングストップ中に何度かブレーキを踏むとブレーキの効きが悪くなります。
  • 慣れないと誤動作や発進遅れが生じます。また、バッテリーなどの部品寿命の低下によりエンジンが再始動しない場合があります。
  • エアバッグなどの安全装置や方向指示器などが作動しないため、先頭車両付近や坂道での手動アイドリングストップはさけましょう。

注2 マイナス20度程度の極寒冷地など特別な状況を除き、走りながら温めるウォームアップ走行で充分です。  

7.渋滞を避け、余裕をもって出発しよう

出かける前に、渋滞・交通規制などの道路交通情報や、地図・カーナビなどを活用して、行き先やルートをあらかじめ確認しましょう。たとえば、1時間のドライブで道に迷い、10分間余計に走行すると17パーセント程度燃料消費量が増加します。 さらに、出発後も道路交通情報をチェックして渋滞を避ければ燃費と時間の節約になります。

8.タイヤの空気圧から始める点検・整備

タイヤの空気圧チェックを習慣づけましょう(注3)。タイヤの空気圧が適正値より不足すると、市街地で2パーセント程度、郊外で4パーセント程度燃費が悪化します(注4)。また、エンジンオイル・オイルフィルター・エアクリーナエレメントなどの定期的な交換によっても燃費が改善します。

注3 タイヤの空気圧は1ヶ月で5パーセント程度低下します。

注4 適正値より50キロパスカル(0.5キログラム/平方センチメートル)不足した場合

9.不要な荷物はおろそう

運ぶ必要のない荷物は車からおろしましょう。車の燃費は、荷物の重さに大きく影響されます。たとえば、100キログラムの荷物を載せて走ると、3パーセント程度も燃費が悪化します。また、車の燃費は、空気抵抗にも敏感です。スキーキャリアなどの外装品は、使用しないときには外しましょう。

10.走行の妨げとなる駐車はやめよう

迷惑駐車はやめましょう。交差点付近などの交通の妨げになる場所での駐車は、渋滞をもたらします。迷惑駐車は、他の車の燃費を悪化させるばかりか、交通事故の原因にもなります。迷惑駐車の少ない道路では、平均速度が向上し、燃費の悪化を防ぎます。

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 環境局環境管理部環境規制課自動車排ガス対策グループ

住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルO’s棟南館5階

電話:06-6615-7965

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