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大阪市内河川魚類生息状況調査を実施しました

2023年4月14日

ページ番号:563657

 冬季調査結果を追記しました。

 大阪市では、令和3年3月に「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」実行計画を策定し、「大阪市環境基本計画」の水分野の個別計画としてSDGs達成への貢献をめざしています。

 大阪市では、きれいな水質でなければ生息できない魚種として、淡水域では、ハス・コウライモロコ・カワヒガイ・シロヒレタビラの4種、汽水域では、コチ属・クロダイ・ヒメハゼ・イシガレイの4種、計8種を指定し、大阪市内の全ての河川でこれらの魚が生息できるきれいな水質を確保することをめざしています。

 本調査では、季節ごとの年4回、市内19地点の河川で投網またはタモ網を使用して、どんな魚がどれくらい生息しているかを調査するもので、きれいな水質でなければ生息できない魚種の生息状況などをもとに河川の水質の状況をわかりやすくお知らせします。

きれいな水質の河川に生息する魚

淡水魚
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ハス(コイ科、純淡水魚)


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コウライモロコ(コイ科、純淡水魚)


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カワヒガイ(コイ科、純淡水魚)

淡水魚
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シロヒレタビラ(コイ科、純淡水魚)


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コチ属(コチ科、汽水・海水魚)


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ヒメハゼ(ハゼ科、汽水・海水魚)


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クロダイ(タイ科、汽水・海水魚)


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イシガレイ(カレイ科、汽水・海水魚)

調査結果

令和4年度冬季

  • 調査地点19か所のうち、18地点で魚類を確認することができました。
  • きれいな水質の河川に生息する魚種は、(1)神崎川上流(江口橋)、(13)安治川河口(安治川内港)(14)道頓堀川(下大和橋)(15)尻無川上流(岩崎橋)の4地点で確認されました。
  • 今年度において、きれいな水質の河川に生息する魚種が確認された地点は、累計で9地点となりました。

令和4年度秋季

  • 調査地点19か所のうち、16地点で魚類を確認することができました。
  • きれいな水質の河川に生息する魚種は、(1)神崎川上流(江口橋)、(3)淀川上流(菅原城北大橋)、(4)淀川下流(淀川大橋)、(9)大川(桜宮橋)、(14)道頓堀川(下大和橋)の5地点で確認されました。
  • 今年度において、きれいな水質の河川に生息する魚種が確認された地点は、累計で7地点です。
  • 前回調査(平成29年度)で確認されなかったマゴチ(コチ属)やギギの生息を確認することができました。

令和4年度夏季

  • 調査地点19か所全てで魚類を確認することができました。
  • きれいな水質の河川に生息する魚種は、(1)神崎川上流(江口橋)、(3)淀川上流(菅原城北大橋)、(9)大川(桜宮橋)の3地点で確認されました。
  • 今年度において、きれいな水質の河川に生息する魚種が確認された地点は、累計で7地点となりました。
  • 前回調査(平成29年度)で確認されなかったシロヒレタビラやアイゴの生息を確認することができました。

令和4年度春季

  • 調査地点19か所全てで魚類を確認することができました。
  • きれいな水質の河川に生息する魚種は、(1)神崎川上流(江口橋)、(2)神崎川下流(三国橋)、(4)淀川下流(淀川大橋)、(14)道頓堀川(下大和橋)、(16)尻無川河口(甚兵衛渡)の5地点で確認されました。
  • 前回調査(平成29年度)で確認されなかったカライワシやシマイサキの生息を確認することができました。

大阪市内河川魚類生息状況調査の概要

調査の目的

 「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」実行計画の進捗状況を把握するため、河川における魚類生息状況を調査し、市民の皆さまに魚類の生息状況から見た大阪市内の河川のきれいさと魚種の豊富さを伝えていきます。

調査内容

調査地点

大阪市内河川域 19地点

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調査地点
地点番号 河川名 調査地点名 
1神崎川上流江口橋

2

神崎川下流三国橋 
3淀川上流 菅原城北大橋(淀川大堰上流) 
4淀川下流 淀川大橋(淀川大堰下流) 
5寝屋川 朝日橋 
6第二寝屋川 下城見橋 
平野川 南弁天橋 
平野川分水路 片一橋 
大川 桜宮橋 
10 堂島川 大江橋 
11 土佐堀川 淀屋橋 
12 安治川上流船津橋下流部 
13 安治川河口 安治川内港 
14道頓堀川下大和橋 
15 尻無川上流岩崎橋 
16 尻無川河口 甚兵衛渡
17 木津川上流 水門下流部 
18 木津川河口 新木津川大橋
19 大和川 高野大橋
上記調査地点番号5~18の地点について、船舶を使用し、船上より魚類の採取を行います。その他の地点においては、川岸から魚類の採取を行います。

調査時期

  • 春季調査 令和4年5月24日(火曜日)、25日(水曜日)、6月6日(月曜日)、7日(火曜日)、8日(水曜日)
  • 夏季調査 令和4年8月1日(月曜日)、4日(木曜日)、5日(金曜日)、8日(月曜日)、9日(火曜日)、17日(水曜日)
  • 秋季調査 令和4年10月31日(月曜日)、11月1日(火曜日)、7日(月曜日)、9日(水曜日)、11日(金曜日)
  • 冬季調査 令和5年2月22日(水曜日)、24日(金曜日)、27日(月曜日)、3月1日(水曜日)、3日(金曜日)

調査方法

 投網を用いて魚類を採取します。投網の打数は1地点につき30回とし、調査範囲は調査地点を基準に上下流それぞれに200メートル程度の範囲とします。投網による方法で捕獲できないような小型の魚類が観察された場合には、タモ網を用いて採取します。調査にあたっては、調査地点の状況、捕獲個体の状況が分かるように写真撮影並びに記録を行います。

 また、各地点の水質状況を把握するため、DO(溶存酸素量)、塩分、pH(水素イオン濃度指数)の測定も同時に行います。

投網の様子
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タモ網による捕獲の様子
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魚類の分類作業

 捕獲した魚類は、写真撮影や魚種の分類(生物分類上の所属や種名を判別する)を行った後、放流します。ただし、現場での分類が困難な場合は、持ち帰って実施します。

平成29年度の調査における魚類生息状況

平成29年度 市内河川魚類生息状況調査結果 河川ごとの魚の分布状況

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 過去の調査結果については、大阪市内の川にすむ魚 (大阪市内河川魚類生息状況調査)をご覧ください。

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住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルO’s棟南館5階

電話:06-6615-7984

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