鳥インフルエンザについて
2025年3月25日
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鳥インフルエンザは、鳥インフルエンザウイルスを原因として主に鳥の間で流行するインフルエンザです。
海外では、鳥インフルエンザウイルスに感染した鳥から人に感染した事例が報告されていますが、人から人への持続的な感染は確認されていません。
また、これまで国内においては鳥から人に感染した事例はありません。


鳥インフルエンザとは?

症状
鳥インフルエンザが人に感染すると、おおむね2~9日の潜伏期間を経て、発熱、咳、筋肉痛など、通常のインフルエンザ様の症状を呈します。重症化すると、肺炎や多臓器不全を起こし、死に至ることもあります。

感染原因と感染経路
鳥インフルエンザウイルスに感染した鳥と濃厚に接触し、羽や粉末状になったフンを吸い込む等して、人の体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごくまれにかかることが知られています。鶏卵、鶏肉を食べることで感染することは世界的にも報告されていません。
通常の生活で病気の鳥と接触したり、フンを吸い込むようなことはあまりないことから、鳥インフルエンザに感染する可能性はきわめて低いと考えられます。

感染症法上の扱い
鳥インフルエンザは現在感染症法により、H5N1亜型及びH7N9亜型の鳥インフルエンザウイルスを原因とするものは二類感染症、それ以外の亜型を原因とするものは四類感染症に指定されています。診断した医師は直ちに最寄りの保健所(大阪市では保健福祉センター)に届け出ることが定められています。

高病原性鳥インフルエンザとは?
鳥インフルエンザのなかでも、感染した鶏などが高率に死亡するような病原性が高いものを高病原性鳥インフルエンザといいます。鳥類では、アジアを中心に広い地域で感染が確認されています。
【もっと詳しく知りたい方へ】
・農林水産省(鳥インフルエンザに関する情報)
・大阪府ホームページ(高病原性鳥インフルエンザQ&A)
・農研機構(高病原性鳥インフルエンザQ&A)

海外での感染防止
人が鳥インフルエンザに感染するのは、鳥に濃厚な接触を行った場合と考えられており、高病原性鳥インフルエンザが流行している地域であることを理由にその土地への旅行や移動の自粛、中止などの必要はありません。
ただし、鳥インフルエンザの流行地では、鳥が飼育されている場所、生きた鳥を販売している場所や食用に鳥を解体している場所には、むやみに立ち入ることは避けましょう。
事前に渡航される地域の発生状況を確認しましょう。

飼育鳥、野鳥が死んでいた場合等
国内で鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに飼育している鳥が感染するということはありません。飼育している鳥が亡くなったとしても、原因が分からないまま、次々に連続して死んでしまうことがない限り、鳥インフルエンザを心配する必要はありません。
野鳥も飼育鳥と同じように死亡原因はさまざまですが、鳥インフルエンザ以外にも細菌や寄生虫を持っている可能性があるので、死亡野鳥を見つけた場合には、細菌や寄生虫に感染しないよう、死亡した鳥を素手で触らずにビニール袋に入れてきちんと封をしましょう。その後は、廃棄物として処分することができます。


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大阪市 健康局大阪市保健所感染症対策課
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電話:06-6647-0656
ファックス:06-6647-1029