5月31日は「世界禁煙デー」です
2024年5月17日
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5月31日は「世界禁煙デー」です
世界保健機関(WHO)は、平成元年に5月31日を「世界禁煙デー」と定めました。厚生労働省においては、平成4年から世界禁煙デーに始まる1週間を「禁煙週間」として各種の施策を講じています。今年度のテーマは「たばこの健康影響を知ろう!~たばことCOPDの関係性~」です。
たばこの健康影響について
たばこには、化学物質が約5300種類、発がん性物質が約70種類含まれています。代表的な物質はニコチン(依存性があり、血流を悪くする)、タール(ヤニと呼ばれ、がんやCOPD*の原因になる)、一酸化炭素(体内の酸素の巡りを阻害する)があります。
喫煙によってこのような有害物質が作用することで、全身のがん、COPD、心筋梗塞、脳卒中など多くの病気が引き起こされます。
COPD*…慢性閉塞性肺疾患
たばことCOPDの関係性について
COPDとは、肺の生活習慣病ともいわれ、たばこの煙などの有害物質が原因で肺が炎症を起こし、息がしにくくなる病気です。約530万人の患者が存在すると推定されており、全体では死亡原因の9位、男性では7位を占めています。COPD最大の原因は喫煙であり、喫煙者の15~20%が発症します。
(参照:一般社団法人日本呼吸器学会,「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」,https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/b/b-01.html,(参照日2024年5月1日))
◆COPDについての呼吸器講演会が開催されます。呼吸器講演会について、詳細はこちら(主催:大阪市保健所管理課)
たばこから「子どもの健康」を守る
受動喫煙とは、他人のたばこの煙にさらされることをいいます。喫煙者だけでなく、周囲の人も受動喫煙によって病気になることが分かっています。特に、子どもへの影響は大きいため、注意が必要です。
大阪市では、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする大阪・関西万博に向け、子どもの受動喫煙をなくすことを目的としてアプリを用いた禁煙支援を開始しています。禁煙支援プログラム「おおさかチャチャっと卒煙」について、詳細はこちら
あなた自身や、あなたの周りの人の命を守るため、禁煙への第一歩を踏み出しましょう。
・たばこについて(禁煙に関心のある方に向けた情報)
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