~大阪市内における建築物の施主・設計者のみなさまへ~
2024年11月26日
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建築物を設計・施工するときには、ぜひ、大雨による浸水への備えをお願いします
大阪市では、概ね10年に1回の大雨である1時間60ミリの雨を対象に下水道整備を進めていますが、短い時間で猛烈な雨、ゲリラ豪雨とも呼ばれる集中豪雨が近年増えています。
市域は自然排水が困難な浸水しやすい地形です。
建築物の設計・施工の際には、次の点について、ぜひご配慮、ご検討くださいますようお願いいたします。
浸水リスクの確認
大雨による浸水想定などをご確認ください
周囲の状況をご確認ください
次のような状況にある場合は、特に注意が必要です。
- 周囲より地盤の高さが低く、くぼ地になっている
- 家屋の入口が道路の路面より低い
- 勾配のある坂の下部に位置する
- 地盤高[地理院地図](国土交通省国土地理院ホームページ)へ
浸水に配慮した設計・施工
浸水を想定した設計・施工をお願いします
浸水リスクにあらかじめ備えることで、被害を効果的に防ぐことができます。
(対策例)
- 建築物の基礎を高くする
- 敷地のかさ上げ
上記の場合では、ステップやスロープを利用した出入口部の高低差を構築することもできます。(バリアフリーに関する法令、条例、要綱の対象となる建築物においては、当該法等に適合するようご注意ください。)
- 塀や止水板の設置
- 空調・給湯など機器の高所配置や排水設備からの逆流防止
- 損傷を受けにくい材料や取りかえやすい構造などの工夫
地下・半地下空間は浸水に十分な注意をお願いします
豪雨時には短時間で大量の雨水が下水道管に流れ込むと、下水道管内の水位が上昇し、下水が宅地内の排水管を通って逆流し、排水溝などから下水が噴出するおそれがあります。
半地下を含む地下室や地下駐車場などを設ける場合や、エレベータ等の設備が地下にある場合などは、水害に対する危険性を踏まえた対応(逆流防止弁の設置など)をお願いします。
床が道路や地盤面から低い場合は、排水ポンプ設置など十分な浸水対策が必要です。
お一人ひとり、みなさまができること
降雨の情報に注意しましょう。(大阪市降雨情報ページへ)
排水設備を点検したり、土のうなどを準備しておきましょう。
雨水をとりこむ"ます"を植木鉢などでふさいだり、ごみや砂を掃きこんだりしないでください。
大雨の時には、多くの水が下水道へ流れ込まないようご配慮ください。
(注)「洗濯の排水は控える」・「お風呂の水を流さない」など雨水を貯める助成制度を活用して雨水を貯めてみませんか。(雨水貯留タンク普及促進助成制度ページへ)
大阪市内における建築物の施主・設計者・建築主のみなさまへ
大雨による浸水への備え(市からのお願い)
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このページの作成者・問合せ先
建設局 下水道部 施設管理課「許認可申請等・排水協議 窓口」(分室)
電話: 06-6615-6260 ファックス: 06-6615-7690
住所: 〒559-0034 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビルITM棟6階