大阪市汚泥処理施設整備運営事業（PFI事業）
2024年2月16日
ページ番号：613729
事業目的
大阪市では、12か所の下水処理場で下水を処理しており、処理に伴って発生した汚泥を、濃縮や消化、脱水を行うことで水分量を減らし、炭化炉および溶融炉で処理しています。
また、各下水処理場間を送泥管（パイプ）で接続した送泥ネットワークを通じて、舞洲スラッジセンターと平野下水処理場へ汚泥を送っています。
現在、舞洲スラッジセンターと平野下水処理場に設置している溶融炉は、老朽化が著しく、施設の安定的な運転を行うために必要となる費用が増加してきており、改築が必要となっています。
本事業は、舞洲スラッジセンターと平野下水処理場の汚泥処理施設の改築及び運転管理、保守管理、修繕、汚泥の有効利用などを一体的に行うとともに、長期的かつ安定的な汚泥処理を実現することを目的としています。
事業の実施にあたっては、事業者の創意工夫や経験、ノウハウを活用することで、より効率的・経済的で有効性のある事業となるよう、PFI法（注1）に基づき実施します。
（注1） 公共事業を実施するための手法の1つで、公共施設等の設計・建設、維持管理・運営を行う事業手法です。
事業概要
本事業の対象となる施設は、以下のとおりです。
1 舞洲スラッジセンター
脱水機施設、脱水分離液処理施設、汚泥資源化施設（焼却炉）を対象とし、既存の建物をそのまま活用します。
2 平野下水処理場
脱水機施設、汚泥資源化施設（焼却炉）を対象とし、新たに建物を建設します。
脱水分離液処理施設は、既設施設の維持管理・運営が対象となります。
舞洲スラッジセンター
平野下水処理場
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項 目 |
内 容 |
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名 称 |
大阪市汚泥処理施設整備運営事業 |
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処 理 方 式 （注2） |
資源化炉施設：汚泥焼却方式 脱水機施設：遠心脱水方式 脱水分離液処理施設：アナモックス反応を利用した窒素除去法 |
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処理能力 |
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舞洲スラッジセンター |
平野下水処理場 |
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資源化炉施設 (焼却炉) |
250ﾄﾝ/日×2炉 |
150ﾄﾝ/日×2炉 |
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脱水機施設 |
60立方ﾒｰﾄﾙ/時×4台 |
40立方ﾒｰﾄﾙ/時×4台 |
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脱水分離液 処理施設 |
3,500立方ﾒｰﾄﾙ/日×1基 |
1,350立方ﾒｰﾄﾙ/日×1基 （注）既存施設流用 |
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PFI事業類型 |
サービス購入型 |
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PFI事業方式 |
BTO（Build Transfer Operate）方式 民間事業者が施設を設計・施工した後、その所有権を大阪市へ移転し民間事業者が施設の維持管理・運営を行う方式 |
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事業契約者 |
（SPC）（注3） ウォーターネクサスOSAKA株式会社 |
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（出資者） メタウォーター株式会社 メタウォーターサービス株式会社 月島JFEアクアソリューション株式会社 月島ジェイテクノメンテサービス株式会社 大栄環境株式会社 三重中央開発株式会社 ツネイシカムテックス株式会社 |
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契約金額 |
112,420,000,000円 |
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VFM（注4） |
約7.7％（約70億円） |
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事業期間 |
令和5年3月20日～令和30年9月30日 |
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（注2）処理方式の概要については、事業者作成のホームページ （注3）事業契約者が本事業の遂行を目的として設立する特別目的会社（Special Purpose Company） （注4）本市自ら事業を実施した場合の総事業費と比べ削減できる割合を示したもの（Value For Money） 入札経過等のリンク先はこちら↓ |
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事業効果
- 安定した汚泥処理を実現し、安全な下水道サービスを提供します。
- 新しい施設の採用により、省エネルギーに貢献し温室効果ガスの排出量を削減（注5）します。
- 汚泥を焼却した後の灰は、道路などの材料に全て有効利用します。
（注5）現状の施設と比べ、年間約10,700トン（二酸化炭素（CO2）換算）の温室効果ガスを削減します。（大阪城公園約13個分の森林が1年間に吸収する量に相当）
事業工程
完成イメージ
舞洲スラッジセンター
平野下水処理場
関連施設のリンク先はこちら↓
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大阪市 建設局下水道部設備課
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ファックス：06-6615-7690
