常吉西臨港緑地の魅力向上・管理運営事業に係る港湾環境整備計画を認定しました
2024年3月5日
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大阪市は、公募型プロポーザル方式により選定した常吉西臨港緑地においてにぎわいづくり等を行う事業予定者から認定申請のあった港湾法第五十一条第一項に規定する港湾環境整備計画(みなと緑地PPP(注))を公衆縦覧(令和6年2月15日、令和6年3月1日報道発表済み)に供し、このたび当計画を認定しました。
(注)港湾環境整備計画制度(みなと緑地PPP)は、令和4年12月の港湾法改正において新設された制度です。港湾緑地において民間事業者が収益施設を整備し、その収益を緑地の維持管理等に還元することを条件に、行政財産の長期貸付を可能とする制度です。
1.港湾環境整備計画制度によって認定を受けるもの
運営事業者 biid株式会社 代表取締役 松尾 省三
所在地 神奈川県藤沢市片瀬海岸1丁目12番4号
2.認定する区域
大阪港 此花地区(常吉・酉島地区)
常吉西臨港緑地 約64,540平方メートル
3.認定する期間(事業期間)
令和6年4月1日から令和26年3月31日まで(20年間)
4.事業計画
事業コンセプト
目的地にも立ち寄り地にもなれるキャンプ場
- オートキャンプ場を軸に知名度・集客力を向上、地域のにぎわいを作ります。
- 大阪湾のランドマークとして、ヨットマン以外の来客需要も多いオートキャンプ場をはじめとした施設やイベントスペースを計画することで、市民が大阪湾の魅力を体験できる接点を生み出し、にぎわい創出を図った場づくりをめざします。
事業計画概要
(1)アクティビティゾーン
オートサイトを中心としたアクティビティを体験できるゾーン
《主な提案施設》
BBQエリア、オートサイト、多目的広場、テニスコート など
(2)イベントゾーン
居心地の良い街に開かれたパブリックスペース
《主な提案施設》
芝生イベントスペース、スタンドカフェ、ヨット展示、空飛ぶクルマ離陸場 など
《主なイベント開催のイメージ》
音楽フェス、ヨガイベント、親子イベント、仮設遊具、乗り物、野外グルメフェス、マルシェ など
(3)緑地維持管理計画
計画的・安定的な施設運用に貢献
- 清掃
- 警備
(4)その他の計画
- 駐車場整備
- トイレ美装化
- 水景施設改修
5.応募の経過
計画提案審査
- 募集要項配布:令和5年9月7日から令和5年12月6日まで
- 質問の受付:令和5年10月2日から令和5年11月1日まで
- 質問の回答:(第1回)令和5年10月25日(第2回)令和5年10月30日
- 申込書類の受付:(送付)令和5年11月2日から令和5年12月1日、(持参)令和5年11月2日から令和5年12月6日まで
(注)「常吉西臨港緑地の魅力向上・管理運営事業者募集要項」はこちらをご覧ください。
計画提案審査
選定委員名・役職(敬称略)
嘉名 光市(委員長) 大阪公立大学大学院工学研究科都市系専攻教授
高瀨 孝司 オフィスT 代表
蒲生 武志 蒲生武志公認会計士・税理士事務所所長
優秀提案者の選定
【選定理由】
- 水辺の魅力を活かしたBBQやオートキャンプ場を形成し、臨港緑地の役割を理解したうえで、民間の力で新たな臨港緑地を創造しようとする提案に関して評価できる。
- 臨港緑地としての機能や利用者の利便性を高める駐車場の整備、飲食・物販等のサービス機能、多種なイベント等の開催により、地域のにぎわいに寄与するものと期待できる。
【附帯意見】
なお、選定にあたっては、選定委員会より附帯意見がありました。
- 投資並びに収支計画(資金調達)について、より精査したものを事前に大阪市に提出し、承認を得ること。
- 緑地維持管理計画において、実施体制、方法、頻度などの実施計画書を作成し、大阪市の承認を得て、適正な維持管理に努めること。
- 芝生スペースで大規模なイベントを計画する場合は、周辺の交通渋滞や騒音など、環境悪化に留意し企画すること。
- 特色あるイベントを実施する新たな仕組みづくりに積極的に取り組むなど、情報発信に努め、ソフト事業を充実させること。
価格提案審査
「計画提案審査結果及び価格提案審査結果」をご参照ください。