市場のあらまし
2023年1月6日
ページ番号:3258
卸売市場のはたらき
中央卸売市場は、わたくしたちの日常生活に欠くことのできない野菜、果実、水産物、食肉類などの生鮮食料品を産地から集荷し、公正な値決めを行い、市民等消費者に安定して供給するという生鮮食料品流通における中心的な役割をになっております。
この中央卸売市場は、生鮮食料品等の流通及び消費上、特に重要な都市及びその周辺における生鮮食料品等の円滑な流通を確保するため、広範囲にわたる生鮮食料品流通の中核的拠点となるものとして、卸売市場法に基づき、農林水産大臣の認定を受けて開設する卸売市場です。
中央卸売市場は、全国で65市場(40都市)開設されていますが、大阪市においても、野菜、果実、水産物などを取り扱う本場および東部市場、食肉類を取り扱う南港市場の合わせて3市場を開設し、市民等消費者の食生活の安定、向上に努めております。
- 集荷機能
多種多様な品目の豊富な品揃え - 価格形成機能
「せり」等の取引により、需給を反映した公正な値ぎめ - 分荷機能
多数の小売業者等への迅速な分配 - 決済機能
取引販売代金の迅速、確実な決済 - 情報機能
需給に係る情報の収集、伝達
流通のしくみ
本場・東部市場
本場・東部市場の流通のしくみ
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卸売業者 | 卸売業務を行う者で、生産者等から生鮮食品等を集荷し、せり売・入札等によって仲卸業者や売買参加者等に販売します。 【開設者(市長)の許可が必要】 |
---|---|
仲卸業者 | 市場内に設置する店舗において卸売業者から卸売を受けた生鮮食品等を仕分けし、または調整して小売業者その他の買出人に販売する人たちです。 【開設者(市長)の認定が必要】 |
売買参加者 | 仲卸業者でない人たちで、卸売業者から卸売を受けることができる人たちです。 【開設者(市長)の認定が必要】 |
関連事業者 | 市場において、市場機能の充実に資する業務または市場の利用者に便益を提供する業務を行う人たちです。 【開設者(市長)の承認が必要】 |
開設者 (大阪市) | 農林水産大臣の認定を受け、市場の開設や施設の維持・管理、取引の指導・監督等を行っています。 |
本場・東部市場の取引経路
種類 | 本場 | 東部市場 | |
---|---|---|---|
青果(野菜・果実) | 2 | 1 | |
水産物(生鮮水産物・加工水産物) | 2 | 2 | |
加工食料品 | 漬物 | 1 | - |
乾物 | 1 | - | |
計 | 2 | - | |
合計 | 6 | 3 |
種類 | 本場 | 東部市場 | |
---|---|---|---|
青果 | 野菜 | 69 | 18 |
果実 | 39 | 5 | |
計 | 108 | 23 | |
水産物 | 生鮮水産物 | 99 | 37 |
加工水産物 | 47 | 23 | |
計 | 146 | 60 | |
加工食料品 | 漬物 | 2 | - |
乾物 | 1 | - | |
計 | 3 | - | |
合計 | 257 | 83 |
種類 | 本場 | 東部市場 | |
---|---|---|---|
青果(野菜・果実) | 2 | 18 | |
水産物(生鮮水産物・加工水産物) | 7 | 2 | |
加工食料品 | 漬物 | 0 | - |
乾物 | 0 | - | |
計 | 0 | - | |
合計 | 9 | 20 |
お問合せ先
大阪市中央卸売市場 企画担当
住所 〒553-0005 大阪市福島区野田1-1-86
電話 06-6469-7935
南港市場
卸売業者 | 出荷者から委託を受けた家畜をせり売などで仲卸業者や売買参加者に販売します。【市長の許可が必要】 |
---|---|
仲卸業者 | 市場内に設置する店舗において、卸売を受けた枝肉などを小売店などの買出人に販売します。 【市長の認定が必要】 |
売買参加者 | 卸売業者から直接卸売を受けることができる者で、専門小売店や食肉加工業者などがあります。 【市長の認定が必要】 |
関連事業者 | 市場機能の充実に資する業務または市場の利用者に便益を提供する業務を行う人たちです。 【市長の承認が必要】 |
関係機関 | ア 格付機関 公益社団法人日本食肉格付協会が市長の指定を受けて市場で取引される枝肉等の格付を行います。 イ 検査機関 と畜場法に基づいて、大阪市(健康局)がBSEなど食肉の衛生検査を行います。 |
南港市場の取引経路
(生体搬入から枝肉搬出まで)
卸売業者 | 1 |
---|---|
仲卸業者 | 21 |
売買参加者 | 112 |
お問合せ先
大阪市中央卸売市場 南港市場
住所 〒559-0032 大阪市住之江区南港南5-2-48
電話 06-6675-2010
市場の風景
水産物のせりは、通常午前4時15分、青果は午前5時から開始されます。搬入については、すでに前日の午後8時頃より各地からトラックが到着し、午前3時頃には荷物の配列が完了します。夜明けとともに、あわただしく行き交う人や車で市場はいよいよ活気にあふれ、数千トンもの商品がわずか2時間ほどの間に取り引きされ、市内をはじめ、周辺都市へと搬出されていきます。
水産物
【荷おろし】
全国各地から大型トラックや保冷車によって、はるか遠洋で獲れた魚介類も大量に入荷します。
【せり売】
いよいよせりの開始です。緊張した空気のなか、取引が進められます。
【鮮魚仲卸店頭】
せり落とされた魚介類が仲卸業者の店頭にならべられます。(本場)
【鮮魚仲卸店頭】
買出人へと販売されます。(東部市場)
青果物
【荷おろし】
産地からいろいろな野菜や果実が入荷します。
【荷物の配列】
入荷した野菜や果実が品目別に区分けされ、せりにかけられます。
【せり売】
仲卸業者、売買参加者が大きさや色つやを見極めながら次から次へとせり落とします。
【積み込み】
フォークリフトやターレットによって、野菜や果実がスピーディーに買出人の車へと積み込まれます。
せりの開始時刻
開始時刻 | 野菜 | 果実 |
---|---|---|
午前4時50分 | 松茸 | |
午前5時 | だいこん、はくさい、キャベツ、かぶら、れんこん | |
午前5時10分 | 洋野菜、促成物、つま物 | |
午前5時20分 | 梅、かぼちゃ、菌茸類(椎茸、シメジ、エノキ等) | |
午前5時30分 | ほうれん草、青葱、白葱、分葱、ふき | |
午前5時40分 | 一般物(胡瓜、トマト、なす、ピーマン、かぼちゃ)、豆類、洋人参 | |
午前5時50分 | アムス・アンデス・他メロン、みかん、苺、ぶどう(6月中旬から8月中旬、午前5時30分) | |
午前6時 | 桜桃 | |
午前6時20分 | アレキ(岡山)(7月から8月中旬) | |
午前6時40分 | メロン(静岡、高知)(7月から8月中旬) | |
午前8時 | りんご、みかん、なし、その他柑橘類 | |
午前8時30分 | ばれいしょ、たまねぎ | 西瓜、小玉西瓜、栗 |
午前9時 | ごぼう | |
午前9時20分 | かんしょ、長芋、里芋、生姜、わさび、海老芋、にんにく、すだち、銀杏 |
開始時刻 | 品目 |
---|---|
午前4時15分 | 太物(まぐろ等) |
午前4時40分 | 生鮮 |
午前5時00分 | 煮干 |
午前5時10分 | ちりめん |
開始時刻 | 野菜 | 果実 |
---|---|---|
午前6時 | だいこん、はくさい、キャベツ、レタス、促成品、洋人参、れんこん、一般物(トマト、なす、胡瓜、ピーマン等)、豆類、葱類(青葱、白葱、分葱等)、菌茸類(椎茸、シメジ、エノキ等)、近郷野菜 | 苺、メロン、その他メロン、西瓜、りんご、みかん、柿、干柿、栗、アレキ、伊予柑、その他柑橘類等果実全品目 |
午前9時 | ごぼう、たまねぎ、ばれいしょ、長芋、セレベス、かぼちゃ、ゆり根、かんしょ、里芋、生姜、にんにく、山芋、海老芋 |
開始時刻 | 品目 |
---|---|
午前4時50分 | 太物(まぐろ等) |
午前5時00分 | 生鮮、加工水産物全般 |
(注)
- 青果部については、季節により個々の品目の時間が変更される。
- 水産物部については、入荷の集中する時期には取引方法や時間が臨時に変更される。
新子、かます子(2月から5月)、なまり節(7月から9月)、塩かずのこ(10月から12月)、太物・淡水・正月用はまぐり等(12月末)
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このページの作成者・問合せ先
大阪市 中央卸売市場 総務課
住所:〒553-0005 大阪市福島区野田1丁目1番86号(業務管理棟15階)
電話:06-6469-7910
ファックス:06-6469-7939