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「大阪市人権だよりKOKOROねっと」第45号 web版

2024年3月1日

ページ番号:524275

大阪市人権だより「KOKOROねっと」第45号
human rights & diversity magazine
No.45 令和3(2021)年2月発行

中学生になるみなさんへ
インターネットの使い方について
考えてみましょう!

KOKOROねっと45号の表紙の画像。学校の教室でタブレット端末を使用する3人の小学生のイラスト。

インターネットは、スマートフォンやパソコン、タブレットなどを使って便利に利用できます。
また、さまざまなアプリやSNSの活用でコミュニケーションの幅が広がります。
その一方で、インターネットによるトラブルも毎年多く発生しています。
4つのできごとを見て、インターネットの使い方について考えてみましょう。

4つのできごとを見てあなたが考えたことを書いてみましょう。


卒業式の思い出

 今日は卒業式。Aさんはおじいちゃんとおばあちゃんにも来てもらいたかったけれど、遠くに住んでいるため来られそうにありません。そこでAさんは、卒業式の様子を撮影し、その動画をおじいちゃんとおばあちゃんにメールで送りました。来てもらいたかったけれど、おじいちゃんとおばあちゃんにもお祝いの言葉をかけてもらい、いい思い出ができました。

イラスト:タブレットを見ながら、Aさんと電話をするおばあちゃん。おばあちゃんのとなりにおじいちゃん。おばあちゃん「おめでとう!」Aさん「ありがとう!」おじいちゃん「大きくなったね!」タブレットには卒業証書を授与されるAさんと卒業式に出席しているお友達。

家族に喜んでもらえるようなインターネットの使い方を考えてみましょう。


写真や動画を撮影して、遠くはなれた家族などに送る時に、注意しなければならないことを考えてみましょう。

待って! その情報 SNSに投稿して大丈夫?

 AさんとBさんは、学校からの帰り道にばったり出会い、一緒に帰ることにしました。それを偶然見たCさんは、「AさんとBさんが一緒に帰ってたよ。もしかして付き合ってるのかな!?」とSNSに投稿しました。あっという間に2人のうわさは学校中に広まり、おどろく2人。

イラスト:一緒に帰るAさんとBさん。スマートフォンから「毎日一緒に帰っているみたい」「付き合ってるらしいよ」「ないしょにしてるのかな」の文字。スマートフォンを見て「そんなつもりじゃ」と言うAさんとBさん。

あなたがCさんの友達なら、SNSに投稿したCさんにどのように声をかけますか?


あっという間にうわさが広まったのは、なぜだと思いますか?

SNSでなかまはずれ?

 AさんとBさんはテレビドラマを観ながら一緒にLINEトークをする約束をしました。しかし家族にお風呂に入るように言われたAさんは、ドラマの時間に間に合いませんでした。Aさんがお風呂に入っている間、Bさんは何度もメッセージを送りましたが返事がありません。Bさんは約束を破られたと思い怒ってしまい、友達のCさんにAさんが約束を破ったことを伝えました。2人ともAさんをブロックしてしまいました。誤解が解けず困ってしまうAさん。

イラスト:お風呂に入っているAさん。脱衣所に置いているスマートフォンの吹き出し「おーい!」「Aさ〜ん」「おーい」「あれ?」。「約束してたのに・・・なんで!?」

あなたがAさんならどうしますか?


あなたがBさんならどうしますか?


あなたがCさんならどうしますか?

ゲームなどで知り合った友達とどう付き合う?

 ゲームが大好きなAさんは、今熱中しているゲームがなかなか攻略できず、前に進めません。すると、ゲーム内で、とてもうまく攻略しているBさんを知ったのです。AさんはBさんに攻略法などをゲーム内で教えてもらい、そのことがきっかけで、ゲーム内でBさんととても仲良くなりました。ゲーム内でのトークはめんどうだし、Aさんは、実際にBさんに会ってみたいと思うようになりました。しかし、そのことをAさんが大親友のCさんに話すと「会ってもいいの?大丈夫?」と、とても心配そうに言うのです。Aさんはどうしたらいいか困ってしまいました。

イラスト:「Bさんに会いたい!」と話すAさん。「会ってもいいの?大丈夫?」と言うCさん。

あなたがAさんなら、ゲームで知り合ったBさんと、どのような友達付き合いをしますか?


Cさんは、どんなことを心配して「会ってもいいの?大丈夫?」と言っていると思いますか?



 4つのできごとを見終わった今、どのような感想をお持ちですか?
 ゲーム・調べもの・動画や写真の共有・友達とのコミュニケーションなど、インターネットはもはや私たちの生活に深く入りこみ、インターネットなしの暮らしなど考えにくい状況かもしれません。
 そんな楽しくて便利なインターネットだからこそ、今その使い方について、立ち止まって考えてほしいのです。
 インターネットを使うのは人、この春から中学生になって、一つ大人への階段を上がるみなさんには、「自分が楽しい」だけではなく、「その使い方が他人にどのような影響をあたえるのか」ということについて考えながらインターネットを十分に活用していってほしいのです。
 とはいえ、インターネット上のトラブルは年々増加しています。もしトラブルに巻きこまれてしまったら、ためらわずすぐに相談しましょう。
 次のような相談窓口があります。覚えておいてくださいね。

相談窓口

インターネット上のトラブル等に関する相談窓口

子どもの人権110番(法務省)

フリーダイヤル 0120-007-110
月曜日~金曜日 午前8時30分~午後5時15分
※祝日、年末年始(12月29日~1月3日)は除く
※一部のIP電話からはつながりません。

子どもの人権110番(法務省)について詳しくはこちら別ウィンドウで開く

子どもの人権SOS-eメール(法務省)

ホームページの相談フォームに相談したい内容を入力して送信すると、メール、又は電話で回答します
(すぐに相談したい時は子どもの人権110番へ)
子どもの人権SOS‐eメールはこちら別ウィンドウで開く

大阪市人権啓発・相談センター

電話 06-6532-7830
ファックス 06-6531-0666
月曜日~金曜日 午前9時~午後9時
日曜日 ・ 祝日 午前9時〜午後5時30分
※年末年始(12月29日〜1月3日)は除く

※人権相談の受付は、相談時間終了の30分前までです
※電子メールで相談することもできます!

専門相談員直通のメール相談についてはこちら別ウィンドウで開くの送信フォームから送信するか、7830@osaka-jinken.netにメール送信してください。


チャイルドライン

なやみや心配事などなんでも話せる18歳までの子ども専用
フリーダイヤル 0120-99-7777

毎日 午後4時~午後9時
※年末年始(12月29日~1月3日)は除く

※チャットで相談することもできます!
チャイルドライン相談員とチャットでの相談はこちら別ウィンドウで開く

チャイルドラインとは?

 チャイルドラインは、18歳までの子どものための相談先です。
 話を聴くのは「受け手」と呼ばれるボランティアの大人たちです。
 39都道府県に68のチャイルドライン実施団体があり、約2,000人の方が、受け手として活動に参加しています。
 かかえている思いを誰かに話すことで、少しでも楽になれるかもしれません。

インターネット安全・安心相談(警察庁)

インターネット上のトラブルの解決を支援するサイトです

警視庁「インターネットトラブル」のページはこちら別ウィンドウで開く

〈警察相談専用電話〉
事故の発生には至ってないけれど、警察に相談したいことがあるときの相談窓口
♯9110(プッシュ回線専用)もしくは電話 06-6941-0030

月曜日~金曜日 午前9時~午後5時45分
※祝日、年末年始(12月29日~1月3日)は除く ※時間外は当直で対応


音声版、デジタルブック版およびバックナンバー

 第44号から、音声版およびデジタルブック版を作成しています。

 これまで発刊した「KOKOROねっと」のバックナンバーについて、大阪市ホームページに掲載しています(平成22(2010)年6月発行第5号より)。過去に特集した記事などで、ご参考になるものがあるかもしれませんので、ぜひご覧ください。

大阪市人権啓発・相談センター

 大阪市では、多様な人権問題に対応する総合的な拠点施設として、「大阪市人権啓発・相談センター」を開設しています。
 人権問題で困ったときや、人権問題について学びたい方は、ぜひご利用ください。

大阪市人権だより KOKOROねっと
human rights & diversity magazine 
令和3(2021)年2月発行/No.45
【発行】大阪市人権啓発・相談センター
〒550-0012 大阪市西区立売堀4-10-18
電話 06-6532-7631  ファックス 06-6532-7640
【制作協力】株式会社 ITP
〔法務省委託事業〕

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大阪市人権啓発・相談センター
住所: 〒550-0012 大阪市西区立売堀4丁目10番18号 阿波座センタービル1階
電話: 06-6532-7631 ファックス: 06-6532-7640

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