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【合同会社ユー・エス・ジェイ】LGBTリーディングカンパニー認証企業にインタビューしました!

2024年4月3日

ページ番号:558204

「大阪市LGBTリーディングカンパニー」認証事業者である合同会社ユー・エス・ジェイでは性的マイノリティに関してどのような取組をされているのか、インタビューを行いました!

合同会社ユー・エス・ジェイの認証の内容についてはこちら

合同会社ユー・エス・ジェイのオフィス入口の写真

性的マイノリティに関する取組をはじめられたきっかけは何ですか?

 当社は、常にゲストの期待を超え、心の底から超興奮、超感動できる”NO LIMIT!”なエンターテイメントを生み出すことで世界を“超元気”にすることを目指しています。多くのゲストに興奮と感動を与えられるこのような業界だからこそ、多様性を認め合い個人の力を活用していくことが重要であると考えており、従業員それぞれの個性を”NO LIMIT!”に発揮していただける職場づくりを目指しております。 

 例えば、障がい者雇用については、2001年のパークグランドオープン当時から積極的に推進してきました。雇用率は3%台を維持しており、一緒に働くことが「当たり前」の環境になりつつあります。 

 かねてより、LGBTQなど性的マイノリティの従業員の働きやすさへの配慮を行ってまいりましたが、まだまだ職場環境などにおける課題を有す側面もあり、制度等のソフト⾯、更⾐室やトイレ、制服などのハード⾯の課題⾒直しなどを推進しております。2021年は多様性を認め合い、個性を”NO LIMIT!” に発揮できる職場創りを目指し、本格的に取り組むことのできた1年だったと思います。

現在、積極的に取り組まれていることは何ですか?

 まず、人事関連規定を変更しました。 

  今までの結婚・配偶者の定義を、事実婚や自治体等の同性パートナーシップ証明を受けた方も配偶者と同等に扱うように制度を変えました。性別違和・性別不合(性同一性障害)の申告があった場合、希望の性別や呼称で働けるという制度は2012年からありましたが、規定変更を公表したことで申告者が増えました。

 また、社員を対象にLGBTQ+に関する理解を深めるための社内研修を実施し、ALLY(注)賛同者に、オリジナルステッカーやPCの壁紙配布を行い、社内へALLYの周知を致しました。 

 さらには、ジェンダーフリーな更⾐室やトイレなどの環境整備を進めました。そのほかに、社内SNSを通じてLBGTQ+の情報を発信していくコミュニティや、社内・社外の相談窓⼝も作りました。相談窓口については、当事者からの相談だけではなく、例えば「⾃分の友達がトランスジェンダーで、アルバイトをしたいと⾔っているけれど、どのように申告したらいいですか。」という相談もありましたので、窓⼝を作ったことでLBGTQ+に関することを話しやすくなったのではないかと感じています。

(注)ALLY(アライ)

アライとは、同盟や支援を意味する英語allyが語源で、LGBTなどの性的少数者を理解し支援するという考え方やその考えを持つ人のことです。

取組を始めて、周囲(社員・顧客)からどのような反響がありましたか?

 他社様の状況として、制度の見直しを検討しているが当事者の申告がないので形が⾒えず⼿探りだと⾔われることが多いですが、 私たちは在籍している当事者の声を聞きながら検討を進めることができ、そこは強みだと思っています。

 私たちは管理部門に所属しておりますので、ゲストから直接お声をいただくことはあまりないですが、今回、大阪市LGBTリーディングカンパニー認定のプレスリリースが配信されたことで、「よい取り組みで、もっと進めて欲しい」という前向きなコメントがSNS等に寄せられました。これからも、さらにリーディングカンパニーとして貢献していきたいと感じています。

大阪市の認証を受けようと考えた動機は何でしたか?

 取り組みを推進していくうえで、社外で認知してもらうこと、イコール、社内の認知が広がることに繋がると思いました。また、ユー・エス・ジェイは社員・パート・アルバイト含め約1万人が在籍しており、多様性にあふれる会社として、性的マイノリティの方も安心して働いていただけるとアピールすることで、今後の従業員採⽤にも繋がるのではと考え、認証を受けようと判断しました。

大阪市の認証を受けてどのような変化がありましたか?

 先⽇アルバイトに応募された⽅で、性別違和・性別不合(性同一性障害)を申告され、⼾籍性別は男性ですが⼥性として働きたいという⽅がいました。これまで複数の会社に応募され、⼥性として働きたいと申告されたようですが採用されず、「ユー・エス・ジェイなら受け入れてくれるかもしれないと思い応募しました」とおっしゃいました。当社が社外からもそのように思っていただける会社になってきたのではないかと感じています。

今後どのような取組を進めていこうと考えていますか?

 ありがたいことにユー・エス・ジェイで働いてみようと思ってくださるLGBTQ+の方が増えていますが、実際入社してみたら環境が整っていなかったと思われないようにしたいと思います。 

 社内のLGBTQ+の推進に関してはある程度認知されてきたと思いますが、さらに理解を深め、だれもが活き活きと働ける会社にしていきたいと思います。また、制度が整っていてもその制度を知らないと利⽤されません。社内SNSに『USJ_ALLY 』というコミュニティを作りましたので、定期的に情報を発信し、届いた声を拾いあげALLYを増やしていきたいと思っています。  

 また、さらに社外へアピールできる取り組みとして、協⼒したいと⾔ってくれる従業員もいますので、そういう⼈たちと一緒に、ユー・エス・ジェイらしくエンターテイメントを強みとして何かできることがあればいいなと思っています。   

 ユー・エス・ジェイがゲストにアピールできるものとしては、パークグッズがありますので、物販の商品開発部門などと連携したり、アメリカのユニバーサル・スタジオ・オーランドやユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでの取り組みも参考にしながら企画できればと思います。 また、⼤阪市はじめ行政機関とも連携させていただければと思います。

大阪市では「大阪市LGBTリーディングカンパニー」認証の申請を受け付けています!


「大阪市LGBTリーディングカンパニー」認証制度は、性的マイノリティの方々が直面している課題等の解消に向けた取組を、先進的・先導的に推進する事業者等を、本市が一定の基準に則り認証するものです。認証を受けた事業者等が社会的に認知されることで、その取組が広く普及し、誰もが生きやすい社会の実現に向け、社会全体で取り組んでいくことをめざしています。
多くの事業者等からのご応募をお待ちしています。

「大阪市LGBTリーディングカンパニー」認証制度についてはこちら

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