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MDC・ATC・WTCの特定調停手続

2007年1月7日

ページ番号:33608

監理団体の再建に向けた取り組みについて(平成15年6月20日)

 (株)湊町開発センター別ウィンドウで開くアジア太平洋トレードセンター(株)及び(株)大阪ワールドトレードセンタービルディング別ウィンドウで開くの3社は、6月20日、大阪簡易裁判所に特定調停法に基づく調停の申立てを行いました。
 各社は、この申立てにより、裁判所を介した手続きの中で、自立的・継続的な存続に向けた抜本的な再建計画を策定していきます。
 各社の申立てに関する市長のコメントは次のとおりです。

市長コメント

 これまで大阪市は、各会社の安定して持続的な経営を図ると同時に、大阪市としても貸付債権を可能な限り保全するとの考え方で、それぞれの会社を中心とする関係者の協議に参加してきました。
 しかしながら、大阪市を含む関係者だけでは話し合いがまとまらない状況ですので、各会社が公正で客観性のある特定調停手続きへ移行することになったというのは、当然の段階が来たと考えています。
 大阪市としても、裁判所を介した手続きの中で、主張することは主張して、着実な再建策の合意を目指していきたいと考えています。

  • 特定調停法(特定債務等の調整の促進のための特定調停に関する法律)は、支払不能に陥るおそれのある債務者等の経済的再生に資するため、民事調停法の特例として特定調停の手続きを定めることにより、このような債務者が負っている金銭債務に係る利害関係の調整を促進することを目的としている。

特定調停中の第3セクターに係る調停案の提示について(平成16年1月13日)

 平成15年6月20日に(株)湊町開発センター、アジア太平洋トレードセンター(株)及び(株)大阪ワールドトレードセンタービルディングの3社が申し立てた特定調停につきましては、1月13日に裁判所の調停委員会から調停案の提示がありました。
 これに関する市長のコメントは次のとおりです。

市長コメント

 (株)湊町開発センター、アジア太平洋トレードセンター(株)及び(株)大阪ワールドトレードセンタービルディングの3社について、本日、裁判所の調停委員会から調停案の提示を受けました。
 関係者から様々な意見が提出されるなか、その調整をはかり、調停案をまとめていただいた調停委員会に対し感謝を申しあげます。
 今後、提示された調停案の内容について、大阪市の立場から私なりに十二分に検討してまいります。

特定調停に係る調停案の概要(平成16年1月13日提示)
 (株)大阪ワールドトレードセンタービルディングアジア太平洋トレードセンター(株)(株)湊町開発センター合計
本市貸付金200億円187億円204億円591億円
(別途108億円)(別途108億円)
 うち株式化125億円0億円204億円329億円
うち代物弁済   
本市の出資40億円40億円24億円104億円
本市の損失補償金融機関の貸金債権等について、担保物件の処分などの回収努力をしてもなお回収不能が発生した場合の当該回収不能額金融機関の貸金債権等について、担保物件の処分などの回収努力をしてもなお回収不能が発生した場合の当該回収不能額金融機関の貸金債権等について、担保物件の処分などの回収努力をしてもなお回収不能が発生した場合の当該回収不能額 
金融機関債権782億円1,099億円183億円2,064億円
 うち債権放棄137億円698億円91億円926億円
残債権645億円401億円92億円1,138億円
計画期間40年30年30年

特定調停中の第3セクターに係る調停案の受諾について(平成16年1月26日)

 平成16年1月13日に裁判所の調停委員会から提示された(株)湊町開発センター、アジア太平洋トレードセンター(株)及び(株)大阪ワールドトレードセンタービルディング3社の調停案につきましては、関係者が合意して会社を再建することが将来の大阪市政に資するとの観点から、調停案の受諾を市会にお諮りすることとしました。
 これに関する市長のコメントは次のとおりです。

市長コメント

 調停委員会から提示を受けました各社の調停案について鋭意検討を重ねました結果、調停案は市民の負担を伴うものではありますが、関係者が合意をして会社を再建することが将来の大阪市政に資するものとの観点から、調停案を受諾して議会にお諮りすることといたしました。今後、議会のご同意をいただき、関係者間の合意のもとで調停が無事に成立しまして、各社が経営再建に向かいますことを切に希望しております。
 市民の税を預かる立場の市長としまして、これはギリギリの苦渋の決断であります。今後はこの調停案が成立しましたら、ただちにこの調停案に沿いまして、三社の再建に向けたあらゆる努力を三社ともやってもらいますとともに、それを監督する立場にある大阪市としましても、十分な監理並びに助言、その他できるすべてのことをやってまいる決意であります。

特定調停中の第3セクターに係る調停案の議決について(平成16年1月31日)

 市会に上程いたしました(株)湊町開発センター、アジア太平洋トレードセンター(株)及び(株)大阪ワールドトレードセンタービルディング3社の調停案につきましては、1月31日の本会議で附帯決議を付して可決されました。
 これに関する市長コメント及び特定調停の内容等につきましては次のとおりです。

市長コメント

 特定調停中の3社にかかる「調停案」については、本市として受諾する意思を固め、市会にお諮りしておりましたが、本日の本会議において、受諾することについて議決をいただきました。
 市民の税を預る立場の市長として、本件の受諾はまさに苦渋の決断でしたが、市会の皆様方も熟慮のうえご決断を戴いたことに心から感謝を申し上げます。
 議決にあたり付された附帯決議については、何よりも重たいものと受け止め、これからの再建に全力で取り組んでまいりたいと考えております。
 本市の意思が最終的に固まったことから、あとは本調停案が無事に関係者間で合意されることを願うばかりです。本調停が成立すれば、各社の着実な再建に向け、本市としても不断の経営監視に努めていく所存でございます。

 

特定調停の内容等

特定調停の成立について(平成16年2月12日)

(株)湊町開発センター、アジア太平洋トレードセンター(株)及び(株)大阪ワールドトレードセンタービルディング3社につきましては、2月12日の第5回調停期日に関係者全員が調停案を受諾したことから特定調停が成立しました。
 これに関する市長のコメントは次のとおりです。

市長コメント

 特定調停を申立てていた3社につきまして、本日、本市並びに関係当事者すべてが調停案を受諾する旨を明らかにし、無事特定調停が成立しました。
 私どもの決断に対して同意をいただいた大阪市会の皆様方、多くの関係者の意見をご調整いただいた調停委員会の方々、また金融機関の方々に改めて厚く御礼を申し上げます。
 今後、各社は新しい経営体制のもと着実な再建を果たし、都市再生など本市のまちづくりの推進役として、将来の市政にも大いに寄与されるものと考えていますが、本市としましても各社の再建に向けて不断の監視に努めてまいります。

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