やめてや!不要な救急要請 ~救える命を救うために~ 冬に気をつけていただきたいこと
2024年12月9日
ページ番号:639220


救急車は命を救うための大切な手段です
大阪市消防局の救急隊が令和5年中に救急出場した件数は約26万件(前年比約8%増)で、一日あたりの最も多い救急出場件数は982件と、ともに過去最多となっています。また令和6年も引き続き増加しており、夏には1日あたりの最も多い救急出場件数は1,000件に達しました。毎年、年末年始は救急出場件数が増加傾向にあり、今後も多くの救急出場要請が予想されます。年々増加する救急要請に応えるため現在は1日最大81隊の救急隊が稼働していますが、救急車の数には限りがあります。緊急性のない不要な救急要請が増えますと近くの救急車がなくなってしまい、緊急に病院に搬送する必要がある方への救急車の到着が遅れてしまいます。

こんな救急車の利用はやめてください


救急要請をとりまく現状

季節的な要因により出場要請が増加


救急搬送者の約6割が軽症、軽症のうち約2割が複数回救急車を利用


適時適切な救急車利用にご協力お願いします
自分自身や大切な家族が真に緊急性の高い病気やケガが起こった時、不要な救急要請によって近くに救急車がなく、「救急車がなかなか到着しない!」という事態は避けなければなりません。そのために市民の皆さん一人ひとりの適時適切な救急車利用にご理解とご協力をお願いします

ただし、こんなときはすぐに救急車を呼んでください!


これからの季節はこんなことに気をつけましょう

お酒はほどほどに



高齢者が入浴する際は周りの皆さんで気を配りましょう
特に寒い季節になると、65歳以上の高齢者の浴室内で発生した事故により救急要請が増える傾向です。暖かい部屋から冷え込んだ脱衣所に移動して衣服を脱ぎ、浴室も寒いと血管が縮まり血圧が一気に上昇し、その後、浴槽に入り体が温まってくると血管が広がり、急上昇していた血圧が下がります。このような急激な血圧の変化が救急事故の発生のひとつと言われています。あらかじめ脱衣所や浴室を暖めておいたり、お風呂に入る前に同居する家族にひと声かけるなど、みんなで予防しましょう。


このほかにも少しの注意と心がけで病気やケガは防げます
- こんなことにも意識して!予防救急
救急車を呼ばなければならないような病気やケガをしないよう、日頃から注意し心がける意識や行動についてアニメで掲載しています。

もし救急車を呼ぶべきかどうか迷ったときは・・・
- 救急安心センターおおさか(#7119または06-6582-7119)へ
突然の病気やケガで救急車を呼んだ方がいいか?救急病院に行った方がいいか?迷ったときは、救急安心センターおおさか(#7119)で相談ができます。その症状に対する緊急性の判断を看護師が医師の支援体制のもと判定し、相談の結果、緊急性がある場合は119番へ電話を転送します。

救急車を呼ばずに病院に行きたいときは・・・
- 民間事業者(患者等搬送事業者)へご連絡を!
救急車を呼ぶほどではないが、ストレッチャーや車椅子に乗ったままの状態で病院等へ行きたいといった場合に、利用が可能な一定要件を満たした民間事業者(患者等搬送事業者)(有料)について掲載しています。

救急車が足りない時はお待ちいただく場合もあります
- 救える命を救うためにコールトリアージを実施します
救急事案多発時においては、119番通報受信時に災害や救急事案の緊急度を識別判定し、緊急度の高い傷病者の元へ救急車を優先して出場させる運用を実施します。ご理解とご協力をお願いします。
探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先
消防局 救急部 救急課(救命普及)電話:06-4393-6632
消防局 警防部 司令課(指令情報センター)電話:06-4393-6651
住所: 〒550-8566 大阪市西区九条南1丁目12番54号
※月曜日から金曜日の9時00分から17時30分まで
(土曜日、日曜日、祝日及び12月29日から翌年1月3日までは除く)