港区の都市景観資源(わがまちナイススポット)
2024年1月30日
ページ番号:130567
港区の都市景観資源(わがまちナイススポット)について
港大橋 | 安治川水門 | 築港赤レンガ倉庫(GLION MUSEUM) |
桜通り | 天満屋ビル |
平成15年度登録の都市景観資源(旧・指定景観形成物)
港大橋(みなとおおはし)
登録年月日
所在地
概要
講評
港大橋はその名のとおり、大阪港を代表する橋である。その鮮やかな赤い色と全長910mという大架構は、遠くからも一目でわかる堂々たる大阪港のランドマークの一つとなっている。とりわけ間近に寄って見上げたトラス構造は、実に巨大で圧倒される。この橋は、旧港地区と南港地区を結ぶ重要な位置にあり、完成後30年を経ていることもあって、近代的な構築物ながら人々にとって忘れられない存在感をもっている。 [大阪市都市景観委員 鳴海邦碩]
平成23年7月1日登録の都市景観資源
安治川水門(あじがわすいもん)
所在地
港区弁天6丁目
概要
大阪ではジェーン台風や第2室戸台風など高潮による大きな被害を受けてきたことから、その対策として、昭和45年(1970年)に建設された。耐震、耐風の安全性や、船舶航行時の必要上部空間を確保できることからアーチ型水門(幅57m)が採用された。
講評〔大阪市都市景観委員会〕
日本初のアーチ形の美しい水門。水害による大きな被害を受けてきた大阪において、市民生活を守る重要な施設である。日本では大阪にのみ3つ存在するアーチ型水門の一つで、土木構造物としても貴重な施設である。
築港赤レンガ倉庫(GLION MUSEUM)(ちっこうあかレンガそうこ[ジーライオンミュージアム]))
所在地
港区海岸通2丁目6番
概要
築港赤レンガ倉庫は、大正12年(1923年)に、住友倉庫により岸壁の整備にあわせ、船の積み荷を保管する港湾倉庫として建設されたものであり、港区では空襲にも焼け残った数少ない建造物である。平成19年(2007年)に大阪市に移管された後、民間事業者の募集を経て平成27年(2015年)6月から当時の佇まいを残しながらクラシックカーミュージアムや飲食店として活用されている。
講評〔大阪市都市景観委員会〕
大阪港を支えた物流の集散のさまを現代に伝える貴重な歴史的資源。迫力のある建築物であり、今後も継続的な活用が望まれる。
桜通り(さくらどおり)
所在地
港区磯路3丁目~弁天3丁目
概要
桜通りには、南北800mに渡ってソメイヨシノとサトザクラが植えられている。桜並木は、昭和40年代に地域住民により植えられ、管理されているもので、桜の開花時期には地域イベントが開催され人々でにぎわっている。
講評〔大阪市都市景観委員会〕
天満屋ビル(てんまやビル)
所在地
港区海岸通1丁目5番28号
概要
昭和10年(1935年)建築。当初は、天満屋回漕店の事務所兼住宅だった。茶褐色のスクラッチタイル、角に取られた大きなアール、丸窓を置いたモダンなデザインが印象的な建築物。現在も飲食店等に利用されている。
※スクラッチタイル…表面を櫛引きして平行の溝をつくり、焼成した粘土タイル
※回漕店…海運業者と荷送り人との間の取り次ぎをする店
講評〔大阪市都市景観委員会〕
港区では珍しい昭和初期のレトロ建築物で、モダニズムを感じさせる。丸窓や窓硝子が多く、明るい印象を与える。道路の嵩上げにより,従来の2階が主入口となっていて、2階はカフェに活用されており、地域に開かれた貴重な景観資源である。
ダウンロードファイル
- Adobe Acrobat Reader DCのダウンロード(無償)
- PDFファイルを閲覧できない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Acrobat Reader DC をダウンロード(無償)してください。
探している情報が見つからない
このページの作成者・問合せ先
計画調整局 計画部 都市計画課(都市景観)
電話: 06-6208-7887 ファックス: 06-6231-3751
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所7階)