ヨドネル(子どもの睡眠習慣改善支援事業)
2017年3月24日
ページ番号:366430
「ヨドネル」とは~事業の概要
淀川区は、区を挙げて子どもの睡眠習慣の改善に取り組んでいます。
区内小中学校で、それぞれに睡眠の指導や啓発を実施。区は、様々な取組でその後方支援を行います。
なお、当該取組は、「分権型教育行政」「官学連携」「ICTを活用した啓発アプローチ」等、新たな手法を活用した取組として、多数メディアでも取り上げられています。

取組の紹介
ヨドネル6000人調査
大阪市立大学との連携により、睡眠等の生活習慣から疲労、学習意欲に至る詳細調査を実施。調査分析は、大阪市立大学特任准教授の水野敬氏のチームが担当しました。
調査概要
- 調査時期:平成28年6月~7月(1回目)、平成29年6~7月(2回目)
- 調査対象:淀川区内の市立小中学校に通う小学校4年生から中学校2年生までの児童生徒(学年は調査時点)
- 回収調査票数:5,285通(1回目)、5,223通(2回目)
啓発資料「淀川すいみん白書」
- 「淀川すいみん白書」
平成28年度の調査分析結果を活用した啓発資料です。
- 「淀川すいみん白書2017」
平成28・29年度の2年分の調査分析結果をまとめています。
「すいみんドクターKのすいみん講座」
- すいみんドクターKのすいみん講座
ヨドネル6000人調査(平成28年度)の結果を分かりやすく解説した動画をYouTube上に公開。
「ヨドネル6000人調査 結果報告会」

調査の結果から見えてきた区内の子どもたちの睡眠の実態について、脳科学の観点から分析し、その傾向や改善策を広く区民向けに解説。データに基づいた啓発の取組として、多くのメディアでも紹介されました。
(平成28年11月1日/平成29年11月20日に開催)
各学校の分析結果のフィードバック
LINE@を活用した啓発
子どもたちの睡眠とスマホ使用習慣改善に向け、区で「すいみんのオキテ」等を設定。オリジナルキャラクター「がんこおやじ 夢さん」を創作し、LINE@アカウントを活用して啓発を行っています。
「がんこおやじ 夢さんのLINE夜回り」

長期休暇中、毎晩9時に、LINEで「がんこおやじ 夢さん」が早寝を呼び掛ける画像を配信する取組を行っています。
←オリジナルキャラクター「がんこおやじ 夢さん」
- 「がんこおやじ 夢さん」オフィシャルページ
ヨドネルオリジナルキャラクター「がんこおやじ 夢さん」の紹介ページです。配信画像など、コンテンツ盛りだくさん。
事業開始の経緯
「子どもたちの睡眠がいま、危ない」
淀川区が睡眠習慣改善に向けた取組を検討し始めたのは、平成26年度に区内の保護者からこのような声があがったことがきっかけでした。スマホやゲームなど、現代の子どもたちの身の回りには、睡眠を阻害するものがあふれています。こういった現代の子どもの睡眠にかかる問題意識を、区内の保護者や小中学校長等の教育関係者と共有してきました。
平成27年度には、分権型教育行政が本格的に開始したことに伴い設立された「淀川区教育行政連絡会」(区内小中学校長と区長との会議の場)や「淀川区子ども教育会議」(保護者・地域の方、有識者等と区長との会議の場)の会議等において、睡眠習慣改善のための対策の具体化を検討してきました。
平成28年度からは、区内小中学校でそれぞれ睡眠習慣改善の取組を行い、各校の運営の計画にも盛り込むほか、淀川区として子どもの睡眠習慣改善を支援するために予算化し、子どもの睡眠習慣改善支援事業(ヨドネル)を本格的に始め、学校の取組の後方支援をしています。現在、小中学生の睡眠習慣に関する大規模調査(大阪市立大学への委託事業)を行っており、その調査結果を各校にフィードバックするなど、引き続き、区内の保護者や小中学校等とともに睡眠習慣改善の取組を推進していきます。
淀川区は、このような取組を通じ、「子育て世帯が住み続けたいと思うまち」の実現をめざしています。
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