ページの先頭です
メニューの終端です。

淀川区を拠点とした産学官連携による子どもウェルネスによるコミュニティ・デザインの取組みを開始

2020年8月5日

ページ番号:509393

概要

 大阪市淀川区役所と大阪市立大学(健康科学イノベーションセンター)は、子どもウェルネス(注1)の向上のために、大阪市淀川区を拠点とした産学官連携による多面的なエビデンス(注2)に基づく住環境と社会環境の基盤構築から成る「子どもウェルネスまちづくり」を目指し、7月20日から取組みを開始します。

 この取組みは、大阪市立大学健康科学イノベーションセンター水野敬副センター所長を代表とする大阪市立大学と大阪市淀川区役所が共同申請しました文部科学省令和2年度「科学技術イノベーションによる地域社会課題解決(DESIGN‐i)」別ウィンドウで開くに採択された事業計画をもとに実施します。

(注1)子どもウェルネスとは、精神的にも身体的にも健康な状態ということだけでなく、子どもたちがもっと前向きに、活き活きと、意欲的に充実した日々を過ごし、多様な脳の機能・能力・個性・知性・感性や社会性などの創造性豊かな世界観を育む幅広い概念のこと。(大阪市立大学健康科学イノベーションセンター センター副所長 水野 敬 氏による定義)

(注2)エビデンスとは、根拠、証拠のこと。

科学技術イノベーションによる地域社会課題解決(DESIGN-i)とは

 地方自治体と地域の大学が中心となってチームを構成し、「地域のポテンシャルを最大限引き出すための未来社会ビジョン」を設定するとともに、当該ビジョン達成に向けて、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成にも繋がる、解決すべき地域が抱える多種多様な社会課題を見つけ出します。さらに、当該社会課題を技術課題へと転換させ、将来的に地域内外の大学や研究機関が持つ研究シーズ(注3)を取り込みつつ、小規模試行実験・社会実装(注4)の取組へ繋げることを想定し、科学技術イノベーションを活用した解決策の構築を目指すものです。

(注3)シーズとは、企業等が有する事業化、製品化の可能性のある技術やノウハウのこと。

(注4)社会実装とは、得られた研究成果を社会問題解決のために応用、展開すること。

事業概要

テーマ

子どもウェルネスによるコミュニティ・デザイン

 子どもの睡眠習慣改善「ヨドネル」に取り組んでいる大阪市淀川区を拠点に、次世代を担う子どもたちのウェルネスに関する睡眠習慣や生活習慣等の課題を、産学官連携による多面的なエビデンスに基づく住環境と社会環境の基盤構築によって解決し、学校や文教施設と連携した教育、子育て拠点等と連携した子育てサポートを通して、子どもたちがウェルネスの向上を体現できるデザインのあるまちづくりを目指します。

目標

 大阪市立大学の研究から、子どもたちの生活リズムの乱れに起因する睡眠の質の低下が、疲労や集中力・思考力の低下の原因になることが明らかになってきました。そのため、淀川区では子どもたちの睡眠の質を向上させるための啓発活動を子どもの睡眠習慣改善事業「ヨドネル」として行ってきました。この取組みを発展させ、子どもたちの基本的な生活リズムに大きく関係する睡眠、食事、運動といったウェルネス要素の理解を深め、子どもウェルネスリテラシーの向上を図るとともに、感性・知性へのアプローチにより、多様な角度から子どもウェルネスの向上を目指します。この活動は、子どもたちと保護者を主役とした、地域連携型リビングラボ(注5)を開発しながら、皆さんと一緒に取り組みます。なお、地域連携型リビングラボには子どもウェルネス創出事業化コンソーシアム(注6)のメンバーも参加し、子どもたちがワクワクしながらウェルネスを体験できる企画を考えていきます。

 本取組は2021年度以降も継続的に実施し、 子どもウェルネスソサエティ(注7)を実現するため、生活者との協働プラットフォーム(注8)を構築します。

(注5)リビングラボとは、「新しい技術やサービスの開発において、ユーザーや市民も参加する共創活動、またはその活動拠点」のこと。リビングラボの基本的な考え方は、「生活空間(Living)が実験室(Lab)」。

(注6)コンソーシアムとは、互いに力を合わせて目的に達しようとする事業共同体のこと。

(注7)ソサエティとは、社会のことで、子どもウェルネスソサエティとは、子どもたちが、健康で意欲的に充実した日々を過ごし、多様な脳の機能・能力・個性・知性・感性や社会性などの創造性豊かな世界観を育むことが可能な社会のこと。

(注8)協働プラットフォームとは、それぞれの活動理念や特性を発揮しながら、互いに連携し、課題の解決にあたる共通の土台・基盤のこと。

子どもウェルネス創出事業化コンソーシアムとは

事業概要図

 大阪市立大学健康科学イノベーションセンター水野敬センター副所長を座長とし、子どもたちの健やかな発達に資する科学的エビデンスに基づくウェルネスソリューション(注9)の創出と事業化促進を目的として、2013年度から活動しています。本コンソーシアムは、今回提案する地域連携型リビングラボの礎となる取組みを多数行ってきました。

(注9)ソリューションとは、解決策のこと。

参画企業(令和3年8月現在) 計7社(50音順)

 江崎グリコ株式会社、株式会社学研エデュケーショナル、株式会社カネカ、株式会社COPELコンサルティング、 積水ハウス株式会社、株式会社ダスキン、西川株式会社

SNSリンクは別ウィンドウで開きます

  • Facebookでシェア
  • Xでポストする
  • LINEで送る

このページに対してご意見をお聞かせください

入力欄を開く

ご注意

  1. ご質問等については、直接担当部署へお問い合わせください。
  2. 市政全般に関わるご意見・ご要望、ご提案などについては、市民の声へお寄せください。
  3. 住所・電話番号など個人情報を含む内容は記入しないでください。

このページの作成者・問合せ先

大阪市淀川区役所 保健福祉課こども教育担当(教育支援)

電話:06-6308-9414

ファックス:06-6303-6745