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報道発表資料 日本で初めて100体以上のアバターが公共空間で稼働する「アバター100実証実験『アバターまつり』」を実施します

2023年6月27日

ページ番号:602454

問合せ先:経済戦略局産業振興部イノベーション課(06‐6615‐3723)

令和5年6月27日 14時発表

同時資料提供:大阪経済記者クラブ、大阪科学・大学記者クラブ

 大阪市は、成長産業の振興等を図るため、民間事業者等による先端技術を活用した実証実験を支援しています。
 この度、IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDOR(アイドル)エクスペリメンテーション別ウィンドウで開く」として、アバター共生社会プロジェクト(注1)による「アバター100実証実験『アバターまつり』」を大阪・咲洲の複合商業施設ATCにおいて、令和5年7月11日(火曜日)から令和5年7月20日(木曜日)まで実施します。
 また、実証実験の実施に先立って、令和5年7月10日(月曜日)に「メディア向け発表会・デモンストレーション」を開催します。
 「アバターまつり」は、国のムーンショット型研究開発事業における「アバター共生社会」(注2)の実現をめざすための研究開発の取組であり、本実証実験を通じて、一般来場者に「アバター共生社会」を擬似体験してもらい、社会受容性の調査を行うとともに、体験者からのフィードバックを得ることを目的として実施するものです。
 「AIDORエクスペリメンテーション」では、「未来社会の実験場」をコンセプトとする2025年の大阪・関西万博に向けて、こうした実証実験の支援を積み重ね、大阪における新たなビジネス創出を推進します。
 なお、本プログラムは、本市の中小企業支援施策の執行機関である公益財団法人大阪産業局が本市からの交付金による事業として実施するものです。

(注1)アバター共生社会プロジェクト:国のムーンショット型研究開発事業における目標1「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」に向けた研究開発プロジェクトで、2050年までに「アバター共生社会」を実現することを目標に、2020年からサイバネティック・アバター(注3)(以下、「CA」という)の研究開発に取り組んでいます。
(注2)アバター共生社会:CAを介して人が時間や場所などの制約から解放され、より自由に活躍できる社会。
(注3)サイバネティック・アバター:身代わりとしてのロボットや映像等を示すアバターに加えて、人の身体的能力、認知能力及び知覚能力を拡張するICT 技術やロボット技術を含む概念。

概要

実証名称

アバター100実証実験「アバターまつり」

実施内容
 実証実験では、アジア太平洋トレードセンター(ATC)の各所に配置された100体のCAが、施設・店舗・イベントなどの案内や接客、警備、アバター共生社会プロジェクトの紹介などを行います。これらのCAは、ATC内に設置された複数の遠隔操作室から人が遠隔操作して動かすほか、ATC以外の国内外の施設からの遠隔操作も試みます。
 遠隔操作は、ATCに来場した一般の方と、同プロジェクトの参画機関がアルバイトで雇用した一般の方が実施し、1人が複数体を操作します。そして、遠隔操作をした人とCAと対話をした人からアンケートやヒアリングによって意見を収集し、アバター共生社会の社会受容性の調査と研究開発へのフィードバックを行います。こうした100体以上のアバターが公共空間で稼働する試みは、日本で初めてです。
実施主体

ムーンショット型研究開発事業 目標1「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」研究開発プロジェクト
 萩田紀博氏(大阪芸術大学 学科長・教授)をムーンショット型研究開発事業 目標1プログラムディレクター、石黒浩氏(大阪大学大学院基礎工学研究科 教授)らをプロジェクトマネージャーとして、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)などが参画しています。2050年までに「アバター共生社会」を実現するため、サイボーグやアバターとして知られる一連の技術を高度に活用し、人の身体的能力、認知能力及び知覚能力を拡張するCA技術を、社会通念を踏まえながら研究開発を推進しています。
 詳しくは内閣府ホームページ別ウィンドウで開くをご覧ください。

実施期間

令和5年7月11日(火曜日)から令和5年7月20日(木曜日)まで

実施場所

アジア太平洋トレードセンター(ATC)(大阪市住之江区南港北2-1-10

検証項目
遠隔操作を体験した人

 CAの操作性やコミュニケーションなど、遠隔から社会参加する際のメリットや課題に関する検証を行い、フィードバックを得る。

CAとの対話を体験した人
 CA体験を通じて人とのコミュニケーションの違い等に関する検証を行い、CAによる社会参加の是非なども含めたフィードバックを一般来場者の目線から広く収集する。
イメージ図

イメージ図(CAを遠隔操作して(左)アバターが施設案内する(右))

実証実験で使用する主なCA

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アバター100実証実験「アバターまつり」チラシ

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「メディア向け発表会・デモンストレーション」概要

 実証実験の実施に先立って、メディア向けに発表会・デモンストレーションを開催します。アバター共生社会プロジェクトの全体像及び実証実験の概要に関する説明を行い、アバターを稼働するデモンストレーションを実施します。

開催日時

令和5年7月10日(月曜日)10時から13時まで(9時30分受付開始)

次第
  • 第1部:概要説明・質疑応答(10時から10時50分まで)
  • 第2部:デモンストレーション(11時から11時50分まで)
    ロボットアバター・CGアバターが動いて案内します。
    ロボットアバター・CGアバターの操作を体験できます。
  • 個別取材(12時から13時まで)
開催場所
取材申込
 発表会への参加を希望される場合は、令和5年7月7日(金曜日)15時までに公益財団法人大阪産業局ホームページ「申込フォーム別ウィンドウで開く」からお申込みください。発表会では、個別取材や個別撮影も可能です。

問合せ先

ソフト産業プラザTEQS
担当:下地、手嶋
電話:06-6615-1000

(参考)IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDORエクスペリメンテーション」

 大阪咲洲の複合商業施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」と大阪舞洲のスポーツ施設を実証フィールドとして実施する、開発・改良に必要な実証実験の支援プログラムです。
 詳しくは、「AIDORエクスペリメンテーション別ウィンドウで開く」のホームページをご覧ください。
 なお、本プログラムは、「5G等先端技術を活用したビジネス創出プロジェクト」の一部として、「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)」による寄附を活用し、実施しています。
 詳しくは、大阪市ホームページ「5G等先端技術を活用したビジネス創出プロジェクト」をご覧ください。

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