報道発表資料 下水道事業においてカーボンニュートラルに資する新技術及び効率的なりん回収に資する新技術に関するヒアリングを実施します
2023年8月7日
ページ番号:604866
問合せ先:建設局下水道部調整課事業計画担当(06-6615-7674)
令和5年8月7日 14時発表
大阪市は、下水道事業において「ゼロカーボン おおさか」や「効率的なりん回収」の実現に向け、今後本市が実施する委託研究や共同研究実施の参考とするため、令和5年8月7日(月曜日)から大学・高等専門学校等の研究機関または国立研究開発法人、研究機関に所属する個人、企業及びその他法人に対してヒアリングを実施します。
本市では2050年脱炭素社会「ゼロカーボン おおさか」を長期目標に掲げています。この目標を達成するため、下水道分野において抜本的な脱炭素化を進めていく必要があります。
また、日本では肥料の原料等になるりん資源は全量輸入依存・産出国の偏在・国際価格高騰等の課題があります。一方、下水道にはりん鉱石として輸入されるりんの約4~5割に相当するりんが流入していると言われており、これまでに様々なりん回収技術が開発されてきましたが、高コストが課題です。
そのような状況の中、国土交通省から、肥料としての優先的利用や汚泥処理過程でのりん回収等を進める方向性が示されております。本市下水道事業において効率的にりん回収を進めるためには、大幅な低コスト化・高付加価値化や抜本的な維持管理の安定化が重要となります。
このように採算性や技術面で発展途上にある課題を解決するには、新技術(技術シーズ)を発掘し、研究開発を進めることが不可欠です。
1.ヒアリング対象者
対象者は次のいずれかの要件を満たす機関、または個人とします。
- 大学・高等専門学校等の研究機関(大学共同利用機関法人を含む)または国立研究開発法人
- 研究機関に所属する個人(ただし、博士号または技術士資格を有する者に限ります)
- 企業およびその他法人
2.ヒアリング内容
- 2050年カーボンニュートラルに向けた省エネ・創エネ等の課題解決に資する技術
- 効率的なりん回収の課題解決に資する技術
3.ヒアリングのスケジュール(予定)
- ヒアリング内容の公表:令和5年8月7日(月曜日)
- 質問の受付:令和5年8月7日(月曜日)~8月14日(月曜日)
- 質問に対する回答公表:令和5年8月18日(金曜日)
- ヒアリング参加申込書の受付:令和5年8月9日(水曜日)~9月1日(金曜日)
- ヒアリングの実施:令和5年8月21日(月曜日)~9月15日(金曜日)
- ヒアリング結果の公表:令和5年10月頃
(注)スケジュールは現時点のものであり、今後、変更される場合があります。
4.その他
実施の詳細につきましては、建設局ホームページ「下水道事業においてカーボンニュートラルに資する新技術及び効率的なりん回収に資する新技術に関するヒアリングを実施します」をご覧ください。