報道発表資料　大阪市防災力強化マンション認定制度「既存型」第1号を認定しました

　大阪市は、令和7年1月14日（火曜日）に「グランドメゾン上町台ザ・タワー」を大阪市防災力強化マンション認定制度「既存型」第1号に認定しました。

　大阪市では、防災性の向上と災害に強い良質なマンションの整備を誘導するため、耐震性や耐火性など建物の安全性に関する基準に適合することに加え、被災時の生活維持に求められる設備・施設等の整備、住民による日常的な防災活動等の実施など、ハード・ソフト両面で防災力が強化されたマンションを「大阪市防災力強化マンション」として認定する制度を実施しています。

　本認定制度をより多くのマンションに活用いただくため、これまでは新築マンションと既存マンションを同じ基準で認定してきましたが、今年度から既存マンションが認定取得しやすくなるように「新築型」「既存型」の2つの認定タイプを設定しました。

　今回の「グランドメゾン上町台ザ・タワー」が、はじめての「既存型」の認定となります。

　このマンションは、 耐震性や耐火性など建物の安全性が確保されていることに加え、災害後の避難生活に活用可能な一時避難場所や停電時の電力の確保、防災訓練の実施や地域との連携等、災害に対する対策が図られています。また独自に、マンホールトイレやかまどベンチも設置されています。

《物件概要》

形式・戸数：分譲・総戸数244戸

構造・規模：鉄筋コンクリート造一部鉄骨造・地上40階建

所在地：大阪市中央区内久宝寺町2丁目2番22号

竣工年月：2020年1月

認定申請者：グランドメゾン上町台ザ・タワー管理組合

管理会社：積水ハウスGMパートナーズ株式会社

計画認定日：2024年12月16日（月曜日）

認定日：2025年1月14日（火曜日）

　既存型においては、新築型と同等のハード面での対策が困難な場合を想定し、代替となるソフト面の充実を求めています。

（基準の例）

• 浸水対策：ハード面での対策が困難な場合は、浸水した際の対応と早期復旧に向けた計画を作成すること。
• 家具転倒防止対策：壁の下地補強が困難な場合は、家具転倒防止マニュアルの作成・配付により入居者に周知を行うこと。
• 日常の防災活動：既存型の場合は「防災訓練」「地域連携」の基準を満たすこと。

　詳しくは、大阪市防災力強化マンション認定制度のホームページをご覧ください。