肺がん検診を受けましょう
2025年4月7日
ページ番号:18386

ページ目次
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肺がん検診について

検査内容
(1)胸部エックス線検査

- 胸のエックス線撮影をおこなう検査です。
- 胸全体を写すため、大きく息を吸い込んでしばらく息を止めて撮影します。
- 胸部エックス線検査の放射線被ばくによる健康被害はほとんどないとされています。
- インスリンポンプ及び持続血糖測定器を装着している場合、エックス線により機器に影響が出る可能性がありますので、装着したままでは撮影できません。かかりつけ医に確認しましょう。
(2)喀痰細胞診(胸部エックス線検査と組み合わせ)
- 痰(たん)にがん細胞が出ていないかを調べる検査です。
- 3日間起床時に痰(たん)をとり、専用の容器に入れて提出します。
- 対象は、50歳以上で一日の喫煙本数×喫煙年数が600以上の方です。加熱式たばこについては、「カートリッジの本数」を「喫煙本数」としてカウントしてください。また、過去に喫煙していた方も対象です。この条件に当てはまらない方には喀痰細胞診は効果がありませんので、胸部エックス線検査のみ受診してください。

受診対象者
40歳以上の大阪市民(大阪市に住民登録がある)の方
喀痰細胞診の対象:50歳以上で「一日の喫煙本数×喫煙年数が600以上」の方
※当該年度末(3月31日)時点での年齢です。

受診対象外となる方
- 6か月以内に血痰(血のまざった痰)のあった方
→医療機関での診察を受けてください。 - 妊娠中、妊娠している可能性のある方

受診間隔
年度中に1回
※「年度」とは、4月1日から翌年の3月31日までです。

費用
無料
(喀痰細胞診 400円)
※対象外の方や、適正な受診間隔をあけずに受診した方は、全額自己負担していただく場合があります。


検診実施機関
クリックしてください。

取扱医療機関

車いす・休日・外国語・女性スタッフ対応可能な取扱医療機関

各区保健福祉センター
注1)スマートフォンの場合、性能等の都合でアプリで開くとピンが表示されない場合があります。その場合はブラウザで開いてください。
注2)曜日・時間帯によって対応できない場合がありますので、予約の際に直接お問い合わせください。
予約から受診日当日まで
- 希望される検診実施機関へお電話で、「大阪市がん検診で肺がん検診を受けたい」と予約してください。
- 検診実施機関の指示に従い受診してください。
- 検診当日は下記の持ち物をご持参ください。

持ち物
- 年齢・大阪市民であることが確認できるもの(マイナンバーカード、運転免許証など)
- 検診実施機関から指定されたもの


「詳しい検査(精密検査)が必要です」と判定されたら
注意)肺がんは、早期であれば症状がないことがよくあるため、「次回の検診まで待とう」「症状がないから大丈夫」などと自己判断せず、精密検査を受けましょう。

精密検査の内容
一般的な精密検査は胸部CT検査、および一部の方には気管支鏡検査です。
注意)喀痰細胞診で要精検となった場合、再度、痰(たん)の検査を受けることは精密検査の代わりにはなりません。
- 胸部CT検査
エックス線を使って、肺全体の断面図を撮影し、詳しく調べます。
- 気管支鏡検査
気管支鏡を口や鼻から気管支に挿入して、病変が疑われた部分を直接観察します。必要に応じて組織を採取し、悪性かどうか診断します。

大阪市がん検診精密検査協力医療機関
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肺がんについて詳しく知りたい方へ

肺がんについて
- 日本のがんによる死亡原因の上位です。
- かかる人・死亡する人ともに男性の方が女性より多く、女性の約2倍です。
- 早期では自覚症状がないことが多いです。
- 血が混じった痰(たん)、長引く咳(せき)、胸痛、声のかれ、息切れなどの症状がある場合には、すぐに医療機関を受診してください。

どんな人がかかりやすいのか
- たばこを吸う方
- 周囲に流れるたばこの煙を吸う方(受動喫煙)
↓禁煙したい方はクリックしてください。

肺がん検診Q&A
Q:どうして、50歳以上で「一日の喫煙本数×喫煙年数が600以上」の人だけ「喀痰細胞診検査」をするの?
A:肺の入り口にある太い気管支にできる肺がん(肺門部肺がん)は、ほとんどが喫煙者のがんであり、たばこを吸わない人にはあまり関係がありません。ごく早期のうちは胸部エックス線検査では発見が難しいのが特徴ですが、痰(たん)の中にがん細胞が含まれることがあるため、ハイリスクである喫煙者にだけおこないます。
Q:たばこを吸っていないので、肺がん検診受けなくていい?
A:肺がんには、喫煙の影響がそれほど大きくないタイプ(肺腺がんなど)があるため、たばこを吸わない人でも肺がんになる可能性はあります。たばこを吸わなくても肺がん検診を年1回受けることが大切です。
Q:痰(たん)が出にくいのに、喀痰細胞診検査を受ける必要があるの?
A:たばこと関連が大きいといわれている肺がんは、胸部エックス線検査では見つけにくい場所(気管支の太いところ)にできやすいことが知られています。また、この種類の肺がんの場合、がん細胞が痰(たん)の中にはがれ落ちることがあるため、ハイリスク(50歳以上で「一日の喫煙本数×喫煙年数が600以上」)の人は、胸部エックス線検査に追加して喀痰細胞診検査が行われます。
<痰(たん)が出にくい方へ>
- 痰(たん)は寝ている間にたまるので起きてすぐが出しやすいです。
- 深呼吸をすると細気管支が広がって痰(たん)が出やすくなります。数回深呼吸をしてみてください。※過呼吸に注意してください。
- 身体が緊張していると、痰(たん)が出にくくなるので、できるだけリラックスしてください。少し歩いたり、身体を動かすと身体の緊張がほぐれます。
- 水分が不足すると痰(たん)が出にくくなります。コップに数杯の水を飲むと痰(たん)が出やすくなります。※心臓が悪い方は水分の取りすぎに注意してください。
- のどの奥(気管支)に痰(たん)がたまってきたのを感じたら、深い咳(せき)をして一気に痰(たん)を出してください。

大阪市がん検診についてのお問い合わせ先

がん検診専用電話
電話 (06)6208-8250 (受付時間 平日9時~17時)
ファックス (06)6202-6967
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このページの作成者・問合せ先
健康局 健康推進部 健康づくり課 成人保健グループ
電話: 06-6208-9943 ファックス: 06-6202-6967
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所2階)
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