アルコール
2025年3月1日
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健康に配慮した飲酒に努めましょう

アルコールによる健康への影響
アルコールは血液を通じて、全身の臓器に影響を及ぼします。不適切な飲酒は、様々な健康障害を引きおこします。


アルコールの影響は個人差がある
- 年齢:高齢になると若い時より少ない量で酔いやすくなる。
- 性別:女性ホルモンの影響や、男性よりアルコール分解酵素の働きが弱いため、女性は男性よりアルコールの影響を受けやすい。
- 体質:アルコールを分解する酵素の強さは、個人差が大きい。

生活習慣病のリスクを高める飲酒量
1日当たりの平均純アルコール摂取量※1)が、男性40g以上※2)、女性20g以上※2)で、生活習慣病のリスクが高まることが示されています。そのため、飲酒量だけではなく、純アルコール摂取量を意識することが大切です。
※1)純アルコール摂取量:お酒に含まれるアルコールのみの量
※2)これらの量は個々人の許容量を示したものではありません

純アルコール20gの目安(いずれか1種類)


アルコール摂取量を計算してみよう
お酒に含まれる純アルコール量は、「純アルコール量(g)=摂取量(ml)×アルコール濃度(度数/100)×0.8(アルコールの比重)」で計算することができます。
例)アルコール度数5%のビール500mlの場合の純アルコール量
⇒ 500×0.05×0.8=20g
- 飲酒チェックツール 「アルコールウォッチ」
飲んだお酒を選ぶと、自動で純アルコール量とお酒の分解にかかる時間が計算されます。ぜひ計測してみましょう!

妊娠・授乳中の飲酒は絶対にやめましょう

妊娠中の飲酒
アルコールは胎盤を通って、直接おなかの赤ちゃんに運ばれます。おなかの赤ちゃんの臓器は未発達のため、アルコールの影響をうけやすいです。そのため「少量」でも、「たまに」も飲酒はやめましょう。また、早く禁酒すればするほど、おなかの赤ちゃんへの影響が少ないです。妊娠が分かった時点ですぐに禁酒しましょう。
・お産への影響 :流産や早産のリスクが高まる。
・おなかの赤ちゃんへの影響 :胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)
詳細は「厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト」をご覧ください。

授乳中の飲酒
体内に吸収されたアルコールのほとんどは母乳に移行します。アルコールが入った母乳を飲んだ赤ちゃんは、成長が遅れることが知られています。

禁酒は、なにより周囲の協力が大切
一番身近な家族が飲酒していると、つい飲んでしまいがち。家族も一緒に禁酒するなど、禁酒している妊婦さんやお母さんにぜひ協力しましょう。

お酒をやめるコツ
□ お酒を飲みたくなる状況を振り返り、その状況を避けるようにする
□ お酒以外の楽しみを見つける
□ お酒を飲む場所にはいかない
□ 周囲に禁酒を宣言する

参考情報
お酒に伴うリスクや知識を知る
厚生労働省 健康に配慮した飲酒に関するガイドラインについて

お問い合わせ
アルコール関連問題等に関する相談は、各区保健福祉センターで行っています。またアルコール依存症についての酒害教室を大阪市内12か所の保健福祉センターで実施しています。お問い合わせは、各区保健福祉センター地域保健活動業務担当、またはこころの健康センターまで。
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このページの作成者・問合せ先
大阪市 健康局健康推進部健康づくり課
住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所2階)
電話:06-6208-9961
ファックス:06-6202-6967